田川市石炭・歴史博物館のブログ

〒825-0002 福岡県田川市大字伊田2734番地1
TEL/FAX 0947-44-5745

文化財悉皆調査

2022年07月22日 | 日記

今年度の「たがわゼミナール」(博物館講座)は、「文化財」をテーマとしています。これは、博物館で実施する市内文化財の悉皆(しっかい)調査に関連し、多種多様な文化財について改めて理解を深めようと企画しました。

文化財悉皆調査は、文化財のジャンルや指定の有無にかかわらず、あらゆる文化財を把握する調査で、今年度は田川市の猪位金地区を対象に実施しています。

写真は、田川郷土研究会と合同で行った現地調査で確認した、金国山山頂付近の祠です。金国山にはかつて金国城が所在していましたが、明治6(1873)年に発生した竹槍一揆では、麓の猪膝宿とともに、一揆の発火点になったことでも知られています。

このように、田川市内には、未知の文化財が物語る歴史のストーリーがまだまだ眠っています。掘り起こすことができれば、またご紹介したいと思います。

「たがわゼミナール」第1回(7月24日)は、田川地域の指定文化財をご紹介する、前説的なお話です。今後も、近代化遺産、民俗、古文書、建造物などの各分野でのお話がありますので、ぜひご参加いただき、身近な文化財への関心をもっていただければと思います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和4年度たがわゼミナールのお知らせ☆ミ

2022年07月18日 | 日記

みなさま こんにちは

たがわゼミナール開講します

今年度のテーマは「文化財」です。

よく耳にする「文化財」について様々な視点から様々な文化財を

学んでいきましょう

皆様のご参加をお待ちしております。

 

※マスクの着用、手指の消毒、検温等にご協力ください

よろしくお願いいたします!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミニ企画展開催中!

2022年07月13日 | 日記

田川市石炭・歴史博物館にて、7月12日(火)からミニ企画展、
「赤色に魅せられた弥生・古墳時代の人々」が開催されております!

今回はその企画展のメインでもある「赤色顔料」について少しだけ解説していきます

時は古代中国に遡ります。
西暦25~589年頃、中国の人々は儀式を行ったり仙薬を飲んだりすることで、病を治すことや不老不死になることを望んでおりました。
その不老不死に繋がるアイテムこそが赤色顔料だと当時は考えられていました。
そこで人々は赤色顔料を用いた仙薬を作り、不老不死になるために服用していたと言われています。

また、そういった仙薬を服用する際に使用していたとされる「觚形鉛器」も展示されています。

 

    
▲觚形鉛器

とても小さいので、ぜひ展示ケース内に設置してある虫眼鏡越しにご覧ください!🔍

さらに田川市内の遺跡の古墳からも赤色顔料が多く検出されており、今回の企画展でご覧いただけます!

 ▲赤色顔料


時間・場所は以下の通りです。

期間:7月12日(火)~10月2日(日)
場所:田川市石炭・歴史博物館 第3展示室(2階突き当り右)


この機会に是非、古代の人々も魅了された「赤」の魅力に触れてみてはいかがでしょうか?
ご来館お待ちしております!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする