フェンシング元五輪代表、観戦の見どころ語る 京都・大山崎

2017-03-08 18:50:54 | 士 cerebrity
 乙訓高フェンシング部顧問で、2012年ロンドン五輪に出場した池端花奈恵さん(34)を招いた講座が5日、京都府大山崎町円明寺の町体育館であった。池端さんは講演で、五輪の思い出や、観戦する時の見どころについて話した。教え子の中学生らが実演も披露した。

 大山崎町は20年東京五輪・パラリンピックでスイスのホストタウンになり、フェンシングチームの事前合宿誘致や文化交流を進めている。五輪への雰囲気を盛り上げようと町と町教育委員会が開き、約100人が訪れた。

 池端さんは、ロンドン五輪の女子フルーレで個人8位、団体7位と、いずれも入賞を果たした。試合数日前に会場を訪れ、集中力を高めたことなどを明かし、「試合後、涙を流して声を掛けてくれた母と抱き合ったことが一番の思い出」と振り返った。

 エペ、サーブル、フルーレの3種目の違いや、観戦時に注目してほしい点も解説。日本で主流のフルーレでは「どちらが攻撃権を持っているのか、駆け引きや展開の変化を楽しんでほしい」と強調した。また、池端さんが指導している中学生6人が、それぞれの種目を実演した。

 講演中に池端さんからフットワークを教えてもらった関陸瑛君(12)=第二大山崎小6年=は「足の使い方が特殊で、難しいなと思った」と話した。

【 2017年03月06日 11時10分 】


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