京都・乙訓観光の可能性探る 留学生、住民らワークショップ

2016-12-18 16:52:41 | 習 learn
 京都府乙訓地域の観光振興策を探るワークショップが17日開かれ、外国人留学生や同地域の住民をはじめ、行政や商工関係者ら約30人が2市1町の寺社や名所を回った。各地のPRポイントを探し、売り込み方を考えた。

 府が主催し、柳谷観音楊谷寺(長岡京市浄土谷)や勝竜寺城公園(同市勝竜寺)、竹の径(みち)(向日市)、離宮八幡宮(大山崎町大山崎)などを巡った。

 紅葉の名所として知られる楊谷寺では、毎月17日しか公開されない上書院などを見学。戦国武将の細川忠興と玉(ガラシャ)が新婚時代を過ごした勝龍寺城跡地にある同公園では、演劇団「乙訓戦国つつじ」が夫妻を題材にした劇を披露しており、観光客らと一緒に観劇した。公園内から天王山も眺め、参加者から「美しい景色だ。写真をパンフレットに載せてPRすべき」との意見があった。

 韓国から京都大大学院に留学している梁靖雅(ヤンジョンア)さん(31)は「劇の内容を外国語で紹介するチラシがあればいいのではないか。きょう回ったコースをバスで周遊できる1日パスもあれば便利だと思います」と話した。

【 2016年12月18日 13時07分 】

年の瀬迎え「光の競演」 京都・長岡京、電球9万個まばゆく

2016-12-18 16:50:33 | イベント
 年の瀬を迎え、乙訓地域でもイルミネーションが始まっている。日ごとに冷え込みが厳しさを増す中、色とりどりの光の競演が人々の目を楽しませている。

 京都府長岡京市では、バンビオ広場公園(同市神足2丁目)や周辺の街路樹に、商工関係者らでつくる実行委員会が計9万個の電球を飾った。約6メートルのクリスマスツリー、光のトンネルが目を引いている。

 12回目を迎え、9日夜の点灯式は小中学生ら多くの人が訪れた。会社員の木崎陽子さん(25)=同市神足=は「駅前が華やかになり、毎日の帰宅が楽しみになります」と話した。来年1月9日(午後5~11時、街路樹は同10時)まで。

【 2016年12月17日 10時40分 】

映像と音楽、水の世界幻想的に 京都の支援学校で投影イベント

2016-12-18 16:48:54 | イベント
 水中生物の映像を音楽とともに上映する「ゆめ水族園」が15日、京都府長岡京市井ノ内の府立向日が丘支援学校で開かれた。子どもたちが、体育館いっぱいに投影された幻想的な水の世界を楽しんだ。

 同水族園は、プロジェクターなどの製造販売を手がけるセイコーエプソン(長野県諏訪市)が、社会貢献の一環として昨年度から全国の支援学校や病院などで実施している。京都府内での実施は初めて。

 体育館では、壁面や床、天井に、シロクマやカバ、色鮮やかなサンゴ礁で泳ぐ熱帯魚やゆらゆらと漂う無数のクラゲなどが投影された。見学した子どもたちは「海がきれい」「水の中にいるみたい」とうれしそうに見つめていた。

【 2016年12月16日 09時46分 】

勝負の聖地「天王山杯」で新生 京都・大山崎のフェンシング大会

2016-12-18 16:47:12 | 会 party
 京都府大山崎町で毎年12月に開催されてきたフェンシングの大山崎カップ少年少女大会が、今年から「天王山カップ少年少女大会」と名称を変更した。25日、町体育館(同町円明寺)で第1回大会として再スタートを切る。地元クラブチームの保護者らが運営してきた手作りの全国大会に「勝負の聖地・天王山」の名を冠し、競技の普及や発展を目指す。

 大山崎カップは、小中学生の大会参加機会を増やそうと、町体育館で活動する「京都フューチャーフェンシングクラブ」の保護者やOBらが実行委員会をつくり2005年に始まった。当初170人ほどだった参加者は年々増え、昨年は430人が集まった。

 今回、主催者に名を連ねる大山崎町の要望で、町がPRに力を入れる「天王山」を大会名に盛り込んだ。一方、実行委員手作りのパンフレットや同クラブの保護者による駐車場整理、OBの大学生らが審判を行うといった草の根での運営は従来通りだ。

 大会は午前9時から開会式を行った後、男女別にフルーレの個人戦を実施。小学1・2年生、同3・4年生、同5・6年生、中学生と4部に分かれて競う。24日には参加選手らによる交流会などもある。

 大山崎カップの立ち上げから大会に関わってきた実行委員の高橋勉さん(63)=同町円明寺=は「初心者でも気軽に参加できることと交流試合があることがこの大会の特徴。和気あいあいとやりたい」と意気込んでいる。

【 2016年12月15日 11時54分 】

「天狗さん」今年も善意 匿名男性が京都・向日市役所に5万円

2016-12-18 16:45:15 | 護 help
 京都府向日市役所に今年も、「まちの天狗(てんぐ)さん」と市職員から呼ばれている匿名の男性が5万円を寄付した。34年間、毎年1回、師走になると届けに来るという。

 市民課によると、今月12日午前10時ごろ、中肉中背で黒っぽいジャンパーを着た60代後半とみられる男性が市民課窓口へ。「まあ、これ、ちょっと」と職員に告げ、白色の無地の封筒を置いた。この時期になると庁内で話題に上ることから職員は合点がいき、受領。その姿を確認して、男性は立ち去った。

 封筒には、例年と同じ5万円と、安田守市長宛てに「体の不自由な方々のために役立てて下さい お願い致します」と無記名の手紙が添えられていた、という。

 市の説明では、1982年から続いており、今回で寄付総額は193万円に達した。市は社会福祉事業に使うとしている。

【 2016年12月14日 10時36分 】

応募2百人超、出足好調 京都「向日市ふるさと検定」2月初開催

2016-12-18 16:43:27 | 創 creation
 来年2月に初めて開催される京都府向日市の「向日市ふるさと検定」への応募がこのほど、200人を突破した。当初予定していた受検会場の増設を市が検討する好調ぶり。検定テキストも売り上げが400冊を超え、市の担当者は「地元を知ろうとしてくれる市民の姿勢がありがたい」と一安心している。

 市によると、11月1日から来所や郵送で受け付けを始め、12月12日までに233人が申し込んだ。約7割が市内からで、残りは主に京都市西京区や伏見区から。向日市内に立地する会社の従業員が勤務地について知るために申し込むケースもあるという。

 当初、イオンモール京都桂川(南区)のホールを会場に設定していたが、定員が約170人で、枠を増やそうと準備を進めている。

 募集開始に併せて市は検定テキスト(93ページ、400円)を販売。11月の「向日市まつり」会場で並べるなどし、同日までに407冊が売れたという。

 市広報・ふるさと創生課は「市を深く知るきっかけになれば。検定の定着に向け、まずは一歩踏み出したい」としている。検定の申し込みは今月28日まで。来年2月12日午前10時半から実施する。

【 2016年12月13日 09時34分 】

「よいしょ」伝統のエゴマ油しぼり 京都・大山崎でフェスタ

2016-12-18 16:41:44 | イベント
 冬のえごまフェスタが10日、京都府大山崎町大山崎の離宮八幡宮で開かれ、親子連れらが伝統的な方法によるエゴマ油のしぼり体験やもちつきを楽しんだ。

 離宮八幡宮は、中世にエゴマを原料とする灯明油の独占販売の拠点として栄えた。町民らでつくる大山崎町の歴史・文化遺産を活(い)かした地域活性化実行委員会が、エゴマや町の歴史について知ってもらおうと毎年開いている。

 この日、「立木」と呼ばれる伝統的な木製の搾油機を使って、町内で今秋収穫されたエゴマの油しぼりが行われた。「よいしょ、よいしょ」の掛け声に合わせて、家族連れらが木槌で搾油機のくさびを打ち込むと、袋に入ったエゴマから黄色く透明な油が絞り出され、新鮮な油を指ですくって味を確かめていた。

 また、実行委メンバーによるもちつきのほか、エゴマみそやエゴマじょうゆで味付けしたもちとエゴマ茶も販売された。

 いとこと一緒に油しぼりを体験した中尾遠里君(7)=大阪府島本町山崎4丁目=は、「木槌(きづち)が重たかったけど、楽しかった。しぼった油はごまの味がした」と話していた。

【 2016年12月11日 10時44分 】

子らと調理や食事を共に 京都・長岡京でプロジェクト

2016-12-18 16:40:08 | 習 learn
 食や遊びを通じて子どもの生きる力を育てようと、子らと調理や食事を共にするプロジェクト「みんなのポケット」が来年1月から京都府長岡京市内で始まる。プレイベントがこのほど開催され、関係者が本実施に向けた手順などを確認した。

 みんなのポケットは、全国で広がっている「子ども食堂」を参考に市社会福祉協議会職員や保育関係者ら15人が実行委員会を立ち上げた。貧困家庭の子を対象に食事を提供している食堂もあるが、同ポケットは長岡第九小の全児童を対象に市地域福祉センターきりしま苑(同市東神足2丁目)で1月26日から毎月1回のペースで午後6時から実施する予定。

 食材は今秋から活動を始めた「フードバンク長岡京」や個人、団体が提供する米や缶詰、乾物などを活用。子どもと作れるメニューを考えて調理し、料理を一緒に味わうことで食べることの意義を体感してもらう。

 11月下旬のプレイベントでは実行委メンバーが食品提供の予定や衛生管理などを説明した後、子らを交え、もちピザを作り、春菊のごまあえや春雨やスパムの炒め物、玄米ご飯などを全員で試食した。「いつも食べているのとちょっと違う味がする」「みんなで食べるからおいしい」といった声が上がった。

 高田恵里佳実行委員長は「子どもだけでなく、食事を共にすることで大人も学ぶ機会になるのではないか。最初は試行錯誤になると思うが、多くの人に応援してもらえるようにしたい」と話している。

【 2016年12月10日 12時50分 】

古墳公園のはにわ4点壊される 京都・長岡京市、警告文を掲示

2016-12-18 16:38:03 | 政 governing
 乙訓地域最大の前方後円墳を整備した「恵解山(いげのやま)古墳公園」(京都府長岡京市勝竜寺、久貝2丁目)で、屋外展示中のレプリカのはにわ4点が壊されていたことが8日までに分かった。市は向日町署に被害届を出し、現場に警告文を掲示した。防犯カメラの設置も検討している。

 同公園は2014年10月に開園。広さ約1万9千平方メートルで古墳時代中期の前方後円墳(全長128メートル)が保存され、当時を再現してはにわ約600個が設置されている。

 市によると、損壊の確認は今年6月中下旬と11月上旬の3回。前方部の墳頂平坦面にあるはにわのうち2点と西造り出しのはにわ2点が壊されていた。羽根のような部分が根元から取れたり杯状の縁が欠けたりしており、はにわの穴にたばこの吸い殻が詰められていたものもあったという。

 市は本年度中に専門業者に委託して補修する予定。現在は、破損部分に「キケン注意」と記したテープを巻き、文書で「埴輪(はにわ)をこわす行為は犯罪です」と警告している。

 市生涯学習課は「はにわは多くの人に古墳に親しんでほしいと設置している。触ったりしてもいいが、大切に扱ってほしい」としている。

【 2016年12月09日 10時41分 】

老朽化の第2保育所、民営化へ 京都・向日市が方針

2016-12-18 16:35:47 | 政 governing
 京都府向日市の安田守市長は7日始まった12月定例市議会一般質問で、1968年に開所し老朽化が進む第2保育所(同市物集女町)について「優良な社会福祉法人に委ね、民間活力の導入を進める」と述べ、社会福祉法人による建て替えと運営を進める方針を示した。

 一方、同保育所の保護者らでつくる団体は同日までに、市による建て替えと運営を望む署名約1万筆を市議会へ提出した。

 答弁で安田市長は、政府の保育所緊急整備事業を活用して民間での整備を進めることで、市による建て替えと比べ建設費で3億円以上、運営費で年間約1億円削減できると説明。市が負担した場合の、コミュニティーバス運行や中学校給食導入など今後の施策への影響に触れ「無い袖は振れない」と述べた。

 清水敏行市議(新政クラブ)の質問に答えた。

 同保育所建て替えを巡っては昨年12月市議会で市営維持を望む市民らの請願が、また今年9月市議会で運営主体を問わずに実施を求める地元自治連合会長の請願が、それぞれ採択された。

 この日の市議会では、署名を集めた「向日市保育をよりよくする会」メンバーによる「民営化と老朽化問題を絡めず、市の責任で四つの公立園の継続を」との請願が上程された。

【 2016年12月08日 10時26分 】

犯罪被害者に寄り添う支援を 京都、遺族が講演

2016-12-18 16:34:08 | 護 help
 2002年の傷害致死事件で当時7歳だった長男を亡くした京都府綾部市の湯浅恵介さん(52)がこのほど、向日市上植野町の向日町署で講演し、被害者遺族の心情や支援の必要性を訴えた。

 事件は02年1月に綾部市で発生。男が集団登校中の児童の列に車で突っ込み、湯浅さんの長男が死亡、他の児童ら11人が重軽傷を負った。湯浅さんは、同署や乙訓2市1町でつくる乙訓犯罪被害者支援連絡協議会に招かれた。約60人が講演に耳を傾けた。

 湯浅さんは「14年たった今も憂鬱(ゆううつ)になる時がある。あの時、心臓をわしづかみにされてつぶされた」と振り返った。事件後から続く地域住民の激励や亡き長男の友だちの気配りを挙げ「周囲に助けられて何とかここまで来られた。体験を伝える事で痛ましい事件が少しでも減ってほしい」と述べ、被害者遺族を支え、寄り添う大切さを強調した。

 講演に先立ち、同協議会の総会も開かれた。

【 2016年12月07日 10時23分 】

初の防災訓練、地域に応じた対策必要 京都・向日の2町

2016-12-18 16:32:34 | 災 disaster
 京都府向日市の上植野町と鶏冠井町の住民組織がこのほど、初めての防災訓練を相次いで実施した。地域に備わる応急トイレや簡易テントなど災害時用機材の使い方を住民が試し、地域事情に応じた対策の必要性を確認した。

 同市上植野町の住民でつくる「上植野自主防災・安全会」は11月中旬、町内の上植野城公園で、災害時にかまどに転用できるベンチや下水管に直結できるトイレを組み立て、炊き出しを行った。

 参加者約50人へのアンケートでは、高齢者や障害者の安否確認、自治会非加入者とのつながりづくりなどが課題に挙がったという。同会は「地域ごとのニーズをくみ上げ、町内会単位で訓練を行うなど今後に生かしたい」とする。

 同市鶏冠井町の鶏冠井区自主防災会は11月下旬、同町の祓所公園に設置した災害用機材倉庫から、リヤカーや発電機を取り出して使用方法を確かめた。「広く住民が触れられる機会をつくれたら」と同会は見据える。

 また、住民ら約130人が参加して大規模避難訓練を今秋初めて実施した向日市寺戸町の大牧自治会は11月下旬、自治会館で反省会を開催。参加した約20人の住民が「現実的な避難経路の設定や誘導の方法を考えるべき」「避難困難な世帯には戸外に目印を出してもらうのはどうか」といった意見を発表した。

【 2016年12月06日 11時25分 】

森に響く癒やしの音色 京都・天王山でコンサート

2016-12-18 16:30:53 | 賞 prize
 森林保全の大切さを伝える「竹林コンサート」が4日、京都府大山崎町の天王山に整備された竹林広場で開かれた。同町の住民グループ「久保川と天王山の森を守る会」主催の恒例行事で、初冬の森に響く温かな音色を参加者が堪能した。

 会場の広場は、同町円明寺の小倉神社にある天王山の登山道入り口から徒歩で約10分。コンサートは、木々に囲まれた静かな自然環境の中で過ごすひとときを満喫してもらおうと、同会が毎年開いている。

 大山崎町や向日市の愛好家、楽器講師らがゲスト出演し、民謡や洋楽のオールディーズをオカリナや二胡(にこ)、しの笛、尺八などで演奏。約50人の参加者がコーヒーを片手に耳を澄ませ、天王山に登るハイカーたちも足を止めて聞き入った。

 天王山の麓に住む上嶋愛子さん(66)=同町円明寺=は「気持ちのいい環境で澄んだ音色が楽しめた。桜も植わっており、この場所の四季の変化が楽しみ」と話した。

【 2016年12月05日 10時47分 】

切迫、京都・向日の保育所事情 待機児童解消に“難問”

2016-12-18 16:28:10 | 護 help
 待機児童が2016年度当初に初めて生じた京都府向日市が、17年度の保育所入所の申込書配布を11月から1カ月前倒しで始めたところ、昨年を上回るペースで入所希望者が受け取りに来ている。今秋の新保育所開設でも市内の待機児童は解消に至らず、マンション新設を控えて来年度も保育所事情が切迫しそうだ。

■入所希望者は昨年上回るペース

 書類配布(申込期間12月14~16日)は7日始まり、受け取り人数は29日正午までの23日間で233人。昨年は配布期間約40日間で238人だった。市子育て支援課は「本年度当初の待機は求職中の人ばかりだったが、来年度の情勢はより厳しくなるかもしれない」と見通す。

 申込書配布の前倒しは、入所可否の通知を来年2月上旬に1カ月繰り上げ、待機の際、保護者が対応策を考える期間を長く取るための措置だ。

 市によると、4月1日の国基準の待機児童は6人(潜在的待機児童を含めると13人)。12月1日では39人(同72人)に達し、昨年10月時点の11人(同23人)と比べて大幅増。大半が0~2歳児という。

 今年11月、同市寺戸町の阪急洛西口駅東側で民間保育所が新たに始まったが、入所申し込みが64件あり、保育士人員を要する0歳児に集中した結果、28人が待機となった。

 来年3月には同駅東側に新築された約400戸のマンションで入居が始まる。市の説明では、申込書を受け取った中には、市外からの転入予定者が既に39人含まれている。

 市は10月、昨年3月に示した人口推計を改めた。今年4月時点で2852人だった0~5歳児が、19年度には3071人に膨らむとし、従前から400人余を積み増した。同課は「長期的には少子化が見込まれ、単純に保育所を増やしても将来、無駄になりかねず、見極めが難しい」とする。

    ◇     

 長岡京市と大山崎町も新年度の保育所入所の申込書配布を始めた。両市町とも12月に受け付ける。

【 2016年12月04日 20時30分 】