特別支援学級の卒業生、門出へ決意  京都・大山崎で祝う会

2015-02-19 17:15:53 | 会 party
 京都府大山崎町立小中学校の特別支援学級と府立向日が丘支援学校(向日市)の「卒業・進級を祝う会」が18日、同町円明寺の中央公民館であり、卒業生らが新たな門出を誓った。

 卒業生6人のほか、保護者や地域住民ら約200人が出席。子どもたちが演劇「かさこじぞう」やアニメ映画「アナと雪の女王」のハンドベル演奏を披露すると、大きな拍手が送られた。

 卒業生は「部活や勉強を頑張りたい」と決意を述べ、涙を流して別れを惜む人もいた。

【 2015年02月19日 10時17分 】

絵本「わたしは樹だ」原画展 京都・向日の児童書専門店

2015-02-19 17:13:52 | 会 party
 京都府向日市寺戸町のJR向日町駅前にある絵本・児童書専門店「ワンダーランド」が開店20周年を記念し、3月2日~28日まで絵本作家・松田素子さん作「わたしは樹だ」の原画展を催す。15日には松田さんの講演「『いま、ここに、ある、ということ』 絵本『わたしは樹だ』と、詩人まど・みちおさんを巡って」を行う。

 同店は、絵本の楽しさを知ってもらうため、毎年3月の開店記念日に合わせて絵本作家を招いて講演会などを開催している。

 松田さんは絵本雑誌「月刊MOE」の元編集長。現在はフリーランスとして、「宮沢賢治の絵本」シリーズや、詩人まどみちおさんの画集など、300冊以上の編集を手がけてきた。

 絵本「わたしは樹だ」は、つながりやバランスを意味する「ホリスティック」をテーマに、一本の木が、自分が周りの命と支え合いながら地に根差していることを独白形式で語る。文章は松田さんが担当した。

 原画展は無料。25点が店内に並ぶ予定。期間中は日曜営業。15日の講演会は午前11時半~午後1時半、1500円。先着25人で、要予約。問い合わせは「ワンダーランド」TEL075(931)4031。

【 2015年02月17日 09時00分 】

認知症、サイトで簡単チェック 京都・長岡京市がサービス

2015-02-05 14:15:42 | 護 help
 京都府長岡京市は、認知症の症状があるかどうかを簡単にチェックできるサービスを始めた。健康度評価事業を行う民間会社の「認知症ケアサイト」を今月から導入し、市のホームページ(HP)からリンクできるようにした。府内初の取り組みといい、本人向けと家族・介護者向けの2種類で簡易チェックを行うことができる。

 本人向けの「わたしも認知症?」は、「同じことをいつも聞くと言われる」「知っている人の名前が思い出せない」「今しようとしていることを忘れる」など10項目に、「ほとんどない」「時々ある」「頻繁にある」のいずれかで答える形式。0~20点の点数に応じて正常・要注意・要診断の結果が出る。

 加えて、バランスの良い食事をとる▽適度な運動をする▽転倒に気をつける▽おしゃれ心を忘れない-といった認知症予防10カ条も伝授している。

 一方、家族・介護者向けの「これって認知症?」の質問内容は「もの忘れがひどい」「判断・理解力が衰える」「時間・場所がわからない」「人柄が変わる」「不安感が強い」「意欲がなくなる」の6項目に大別され、「財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う」「話のつじつまが合わない」「慣れた道でも迷うことがある」など20の質問に答える。3段階で結果が表示され、医療機関での受診の必要性を示すようになっている。

 双方に、市総合生活支援センターや4中学校区の在宅介護支援センターなど市内の相談窓口を掲載している。

 国の推計では、65歳以上の高齢者の4人に1人が認知症か軽度の認知障害とされる。市高齢介護課は「簡易チェックを、認知症への適切な医療、支援につなげていきたい」としている。

【 2015年02月05日 11時16分 】

桜の名所、「山崎聖天広場」復活へ 京都・住民が植樹計画

2015-02-05 14:13:01 | 会 party
 かつて桜の名所として知られていた京都府大山崎町大山崎の山崎聖天(観音寺)の境内広場を復活させようと、町民有志が清掃や植樹を計画している。7日に第1弾として雑木伐採などを行う予定で、呼び掛け人の田邊均さん(61)=大山崎=は「子どもが気兼ねなく遊べるような、開放感のある広場にしたい」と意気込んでいる。

 境内広場は「山崎聖天桜の広場」と呼ばれている。1954年から地元住民らでつくる「宝聖会」が花見などを主催し、露店も立ち並ぶなど盛況だったという。

 ところが、会員の高齢化やごみ問題、交通渋滞が深刻化。桜も老齢化で本数が減り、98年以降は花見は行われていない。現在は雑木や雑草が茂り、周辺は鉄条網などで囲われて立ち入り禁止になっている。

 幼い頃に桜の広場で遊んでいたという田邊さんら有志が「元の景観に戻したい」と一念発起し、昨秋、同寺に協力を願い出た。広場近くに住む町民らの賛同も得て活動を始めることになった。

 7日は午前9時半に広場前の公園に集合。雑木・雑草の撤去や桜の枝払い、ごみ拾いを行うほか、道路側からの見通しが良くなるよう樹木を剪定(せんてい)する。その後も継続的に活動し、桜やモミジを植樹する予定。

 参加者を募っている。事前申し込み不要。雨天および前日の天気予報で降水確率が50%以上の場合は中止。問い合わせは田邊さん携帯電話090(2595)7985へ。

【 2015年02月03日 09時02分 】

志村ふくみさん染織を語る 大山崎、企画展に合わせ講演会

2015-02-02 10:50:08 | 会 party
 紬(つむぎ)織の重要無形文化財保持者(人間国宝)志村ふくみさん=京都市右京区=と長女で染織家の洋子さんの講演会「源泉をたどる」が1日、京都府大山崎町大山崎のアサヒビール大山崎山荘美術館であった。志村さんが自らの源泉とする「民芸運動」や染織への思いなどを語った。

 同美術館では志村さん制作の着物や帯を集めた企画展が開催中で、関連企画として催された。

 志村さんは、暮らしの中に美を見いだす民芸運動に関わった染織家青田五良を先師と仰ぐ。織物で自分の内面を表現したとし、「前人未到の道を開いた」と先進性を強調した。

 また、その根本に「植物染料で染める、天然繊維で織る、手ばたで織る」があるとした上で、「私が一番、順守しているところ。若い世代に伝えたい」と話した。

 洋子さんは民芸運動の作家たちの作品について「今では考えられないくらいのエネルギーが込もっていると感じた」と話した。

 前期展は15日まで。後期展は17日から3月15日まで。要入館料。

【 2015年02月02日 10時30分 】

認知症の人へ対応力培う 京都・長岡京市が初のサポーター講座

2015-02-02 10:48:11 | 習 learn
 京都府長岡京市職員が認知症の市民への対応向上に力を入れている。市は初めて、全職員を対象にした認知症サポーター養成講座を職員研修の一環として実施。認知症に対して理解を深めることで、より充実したサービスにつなげたい考えだ。

 高齢化の進展に伴い認知症の人数も増加している。65歳以上の15%が認知症とされ、軽度も含めると4人に1人が認知症か予備軍とも言われる。認知症を原因とする徘徊(はいかい)も全国で多発しており、市内では昨年度、行方不明事案が7件起きた。

 市役所の窓口にも認知症と思われる市民から、保険証の紛失やごみ出し日の問い合わせなどが寄せられることがあるといい、市職員が適切な対応をとれるようにするため職員課と高齢介護課が研修を企画。長岡病院(同市友岡4丁目)の医師や看護師を講師に招き、サポーター養成講座を計10回開いた。

 昨年12月19日の講座では、同病院看護師の丹上幸子さんが、認知症は出現率が75歳から急速に高まることを紹介。中核症状として現在の年月や時刻、居場所が分からなくなる「見当識障害」と「記憶障害」があると説明した。

 また、認知症予防には脳の活性化が必要で、会話などで脳を刺激する「なじみの関係をつくっていくことが大切」と強調。同病院では、同じテーブルと席を使ってもらうことで利用者同士が顔なじみとなり、安心な関係を築く取り組みをしていることを話した。

 さらに、トイレットペーパーを便器に詰め込んだり、自分と他人の区別なく物を集めたりする認知症の行動例を紹介した上で、「日々、大変な思いをしている家族への援助も考えていかねばならない」と語り、市職員は真剣な表情で聞き入った。

 受講は正職員357人が対象で、再任用や嘱託職員も来年度以降に認知症について学ぶ。市は「公務員一人一人が認知症に対する正しい知識を持ち、偏見を持たずに対応する姿勢が求められている。研修を窓口対応などに生かしていきたい」としている。

【 2015年01月31日 11時25分 】

関西「ゆめづくりまちづくり賞」  京都・向日市観光協に優秀賞

2015-02-02 10:43:32 | 賞 prize
 毎秋に向日市で開かれる観光イベント「竹の径・かぐやの夕べ」を主催する向日市観光協会がこのほど、関西で地域の特色を生かしたまちづくりに取り組む団体に贈られる「ゆめづくりまちづくり賞」の優秀賞を受賞した。市の特産である竹を活用した催しを長年にわたって続けてきたことが評価された。

 この賞は建築家の安藤忠雄さんを委員長に学識者や国土交通省近畿地方整備局長らでつくる快適都市実現委員会が主催し、7回目を迎えた。今回は「地域の特色や魅力を活かした賑(にぎ)わい溢れるまちづくり-地域から広がる元気な力」をテーマにした。

 関西や福井県の2府5県の25団体から応募があり、優秀賞3団体、奨励賞2団体が選ばれた。

 竹の径・かぐやの夕べは、散策路「竹の径」や周辺が会場で、竹のPRや放置竹林対策として2002年から実施している。隣接する京都市の市洛西竹林公園が共催する。

 竹筒に水ろうそくを浮かべた約4500の竹行灯(あんどん)で竹の径を幻想的に彩り、市民による手作り行灯や竹の作品を並べている。演奏会や飲食ブースなどもある。

 同委員会は「竹を地域資源として活用し、竹林の保全整備と地域の魅力づくり創出につながった。地域住民や団体などみんなで作り上げる秋の風物詩として定着している」と評価した。

 市観光協会の大塚正洋会長は「これからも市民に愛され、市民や地域が一緒に取り組めるイベントとしていきたい」としている。

【 2015年01月30日 11時21分 】