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再び「プーシキン美術館展」

2013-09-03 | アート&クラフト

 前回「木曜休館」であえなく撃沈?した「プーシキン美術館展」(横浜美術館)リベンジです。

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◆開いてる~!(笑)

 会期があと2週間ということで混雑を覚悟して行きましたが、夏休み明けの午後だったせいかそれほどではありませんでした。空いてはいないけれど少し並べば絵の前に行けるという感じ。

 「フランス絵画300年」というサブタイトルどおり、ダヴィッド、アングル、ドラクロワ、コロー、モネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、マティス、ピカソなど充実した作品展示です。また作品解説も文字が大きくてわかりやすく、展示室も2階にまとめられているのでとても鑑賞しやすいように思いました。 

 今回いちばん気に入ったのは、美術展目玉の「ジャンヌ・サマリーの肖像」(ルノワール)。全体の色調や女性の表情が素晴らしく、しばらく見入ってしまいました。今にも何かつぶやきそうな口元に魅きつけられます。

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◆ジャンヌ・サマリーの肖像(ルノワール)

 そしてモネの「陽だまりのライラック」やゴッホの「医師レーの肖像」、ゴーギャンの「働くなかれ」、ピカソの「マジョルカ島の女」など素敵な作品が続く中、なんとも異彩(天然?)を放っているのがルソーの「詩人に霊感を与えるミューズ」。

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◆詩人に霊感を与えるミューズ(ルソー)

 いや~、なんなんでしょうこの人は。モデルを実際に採寸したというのにこのデッサンは。。。足元の花も地面から唐突に生えているように見える。。。でも何とも言えない独特の「味」があるのが不思議です。ちなみに自分が好きなルソーの作品は「眠れるジプシー女」です。

  このほかにもマティスやレジェ、シャガールなど、気がついたらけっこう時間が経っていました。全66作品、なかなかのお勧めの美術展です。


 もうひとつ良かったのは同じフロアで開催されていた横浜美術館収蔵の「コレクション展」。ミロ、エルンスト、カディンスキーなどの作品が展示されています。好きなマグリットやダリの作品もあったのでこれは嬉しかった。

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◆王様の美術館(マグリット)

 隣の展示室にはいま「アメリカン・ポップアート展」でも話題のウォーホール、リキテンスタイン、ジョーンズの作品もありました。

 ※ひととおり展示を観てから立ち寄ったのが併設されている「美術・情報センター」。画集や雑誌、美術関係書籍などが広い部屋に所狭しと並んでいます。机や椅子もゆったりと使えるので、ここだけでも楽しめそうです。

 この横浜美術館、初めて行ったのですが、展示室の配置が見やすく各フロアもゆったりしていていい感じです。また随所に休憩用のソファーや椅子が設置されているのもgood。ミュージアムショップやカフェも広く、もっと近くにあったらちょいちょい通いたくなりそうです。 

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◆広い館内。ダリやマグリットの彫刻も。

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◆目の前はランドマーク・タワー

(2013.09.02)


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