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黄斑上膜 手術体験 ⑨ 手術後一ヶ月

2018-09-28 | その他

 手術から一ヶ月後の診察。

視力は0.1~2ポイントくらい改善。

歪みは縦方向が少し改善。

網膜の断層撮影を見ると、手術前はぐっと盛り上がっていたところがだいぶ低くなって全体に凸凹が少なくなっています。

 

「少しずつ元に戻ってきていますね。あとは時間をかけてゆっくり、半年、一年です。」

「目薬は抗菌薬は終わりで、炎症を抑える薬をもう一種類増やします。回数は一日4回から3回にします。」

「次は2ヶ月後で、その間はかかりつけの眼科で診てもらってください」

 

経過としては順調(といっても時間はまだまだかかりそう)で、あとは目薬をせっせと差しながら回復を待つということになります。

でも手術前と比べるとだいぶ見えやすくなったように思います。特に夜間。

さて2ヶ月後はどこまで回復しているでしょうか?

(2018.09.28)


黄斑上膜 手術体験 ⑧ 手術後

2018-09-04 | その他

 12時にクリニックを出て薬局で抗生剤と痛み止めをもらい、近くで昼食。10cm位の巨大な眼帯(金属製)をしているのでちょっと不便でしたが慣れればなんとかなります。足元に気をつけて無事帰宅。

しばらく頭の上半分右側は麻酔で感覚がありませんでしたが、徐々に頭痛のような鈍い痛みが出てきました。でも我慢できないような痛みではなく、寝るころにはおさまりました。痛み止めも使いませんでした。

 

翌日は8:50から診察。さあ、どう見えるようになっているのか?

「手術後は一時的に手術前より視力が落ちて、徐々に戻ってくる方が多いです。」と聞いていたので心配でした。

眼帯を取ると。。。おっ!!なんだか前よりすっきりした感じがする。

「視力は(手術前より)落ちていませんね。よかったですね。」と先生。手術前に矯正で0.5だったのが0.6に。

「膜はきれいにとれていますね。眼帯は今日からありません。かわりに1日4回2種類の目薬を5分おきに注してください。明日もう一度見ましょう。」とのこと。目薬が大変ですが仕方ありません。これくらい我慢しなければ。

 

翌々日もういちど診察。

「今のところ問題ないですね。次は手術1週間後に来てください。」

 

手術後2週間は目に水が入ると感染症が心配なので洗顔・洗髪・入浴はできません。

気をつけながらせっせと目薬を注して1週間後に診察。

 「膜を取ったところの網膜はだんだん形が戻ってきました。あとは半年、1年と時間がかかりますからゆっくり待ちましょう。」

「いったん紹介状をいただいた地元の眼科で見てもらって、次は1ヶ月後に来てください。」

 

ということでいまは毎日4回の目薬を注しながらほぼ通常の生活に戻っています。見え方は手術前が最悪の10だとするといまは9くらい。

ただ、ひとつ良かったのは、右眼に漂っていた飛蚊症がなくなったこと!眼の中の硝子体を飛蚊症の原因となる組織の屑やしわとともに吸い取ってしまったためです。

目薬は2~3か月続くそうでそれが面倒ですがだんだん慣れてきました(むしろ生活が規則正しくなった気もする)。

あとはどれくらいでどこまで戻るかですが、進行が止まっただけでも感謝せねば、と思っています。

 

以上で今回の手術についてはいったん終了です。手術を考えている方に何かの参考になれば。

その後については随時ご報告します。

(2018.09.04)

 

 


「ボギー大佐」(アルフォード)小編成版

2018-09-03 | 出版楽譜:マーチ(小編成版)

アルフォード作曲の「ボギー大佐」 (吹奏楽小編成・移調版)が、ミュージックベルズさんから発売となりました。

★楽譜販売ページと参考音源は → こちらです

★楽器編成 → (Piccolo)、Flute1/(2)、(Oboe)、(Bassoon)、Clarinet in B♭1/2、Bass Clarinet、Alto Sax1/(2)、Tenor Sax、Baritone Sax、Trumpet1/2、Horn1/2、Trombone1/2、Euphonium、Tuba、(String Bass)、(Timpani)、Snare Drum、Bass Drum&Cymbals、(Glockenspiel)

※( )の楽器はオプションです。

吹奏楽小編成版マーチシリーズの8作目です。アルフォードの名曲「ボギー大佐」を小中学生や小さなバンドでもぜひ演奏してほしいと考え、小編成の移調版としてまとめてみました。

 原曲の調性は「Des Dur → Ges Dur」ですが、初心者もおりメンバーの技術にも差があるスクールバンドにはなかなか難しく、また大変美しい対旋律(ユーフォニアムなど)も小中学生には高音域が大変です。そこで全体の響きは変わりますが「B Dur → Es Dur」へと下げて移調版としました。各楽器とも音域や技術的に無理がないように、また初心者などのために演奏が難しい場合の変更例なども細かく書き加えましたので、小学校から高等学校まで学校現場における様々な編成や事情に応じて幅広く利用していただけると思います。入学式や歓迎集会、コンサートの幕開けやアンコールなどにぜひご利用ください。

・調性は原曲の3度下

・ピッコロ、2ndフルート、オーボエ、バスーン、2ndアルトサクソフォン、コントラバス、ティンパニー、グロッケンはオプション(編成表参照)。

・バスクラリネットとバリトンサックスはどちらか一方あるいは無しでも演奏可能です。

・どこのパートもできるだけ基本的な音域内で演奏できるようにしました。

・難しいと思われる音形や音域、アーティキュレーションなどは豆符、( )、点線などオプションで示してありますので、メンバーの技術や編成に応じて選択してください。→ 楽譜に付属の「演奏にあたって」を参照。

・サンプル音源はFinaleによるMIDI音源です。

 ※2018年3月 平成30年度東洋大学附属牛久中学校・高等学校入学式、および同校吹奏楽研究部のために編曲

 


黄斑上膜 手術体験 ⑦ 手術終了 

2018-09-02 | その他

手術後半です。

今度は何かカチカチという金属音が聞えます。

麻酔のおかげで痛みは全くなく感覚もないのですが、時折見える光の動きで何だか眼が押されているような感じがします。

そのうち右眼が夕暮れ時のようにうっすらと暗くなり、

「!!!!」

左下からまっすぐ細い棒が入ってきました。

そして眼の中が明るくなると、何やら眼の中に漂っているゴミのようなものをその棒の先から掃除機のように吸い取っていくのです!

初めて見る光景です。

網膜裂孔の時に見えた●●●や⦿⦿のような点や藻のようにつながったゴミ?が気持ちいいくらい吸い込まれていきます。

これが今までうっとうしかった飛蚊症のもと?

 

あっというまにゴミは吸い取られ、別の方向方から透明な液体が入ってきました(波のようなものが見える)。

吸い取った分を注入しているのか?

 

今度は棒の先からナイフのようなものが出てきました。

そして何かに沿ってメスを入れているような動き。いま膜を切っているのでしょうか。

しかしあのメス、いったいどれくらいの大きさなんでしょう?

すごい技術です。

 

「けっこうしっかりした膜だな」

「ああ~これがもとになって張ったんだな。」

何やら先生が話しています。これって何?

 

今度は棒の先からマジックハンドの先みたいなものが!

ひょっと何かをつまむとそっとひっぱります。

すると薄くて白っぽい膜!がフワっとはぎとられ、先ほどと同じように棒に吸い込まれていきました!

「おおっ!すごい!」

手術中に感動しているという貴重な体験でした。(笑)

 

そしてしばらくして棒は引っ込んでいき、いろいろ処置をしているようです。

また薬がじゃぶじゃぶ。

「はい、じゃあ眼の周りをきれいにします。」

「シートを外しますね。」

「上から眼帯をつけます。」

「はい終わりました。ゆっくり起きてください。」

 

あっという間でした。看護師さんに時間を聞くと

「35分ですね」 早い!

最初の説明では「1時間から1時間半」と聞いていたので驚きました。

 

そのまま歩いて着替えに。痛みやめまいなどはありません。

特に安静にする必要もないとのことで待合室へ。

ほどなく会計。保険適用で14万円ほどかかりました。

 

クリニックを出たのは12時。

受付してから会計まで1時間半でした!

(つづく)

 

 

 

 


黄斑上膜 手術体験 ⑥ いよいよ手術

2018-09-01 | その他

 手術の1週間前にオペオリ(手術の説明)を受け、あとは手術日を待つだけになりました。

事前の制限はほとんどなく、手術当日の朝から自分で30分おきに4回目薬を注すだけです。

ただ「最初の麻酔がすごく痛い」らしいとか、「局部麻酔なので意識はあり、眼の中でやっていることが見える」らしいとか、その辺が怖かったです。

 

いよいよ手術当日。

朝9時から30分おきに抗生剤の目薬を注しながら病院へ向かいます。片道1時間半。

10時半前に到着。受付を済ませるとすぐに看護師さんに呼ばれました。

眼圧などの測定 → 手術着に着替え → 検温 → 抗生剤点滴開始 

あんまり余計なことを考える間もなくどんどん準備が進んでいきます。そのあと先生の診察(眼底検査)があり、予定通り手術となりました。

 

11時ころ手術室へ歩いて移動。

歯医者さんのような椅子に座り、頭の位置や体の角度などを調整。

血圧計、心電図、酸素濃度測定などが取り付けられます。

右眼だけ出してあとは上からシートで覆われ、ジャバジャバと右眼の消毒。

眼を開いた状態で周りが動かないよう固定され、さらにジャバジャバ。

 

「それでは始めます」

「眼のくぼみから麻酔の注射をします」

うわ、ついにきた!!!

・・・・あれ?一瞬チクリとして針が入ってきた感触はあったものの(2回)思ったほどではありません。

予防接種や血液検査の時の注射程度です。

なんだか身構えていたのに気が抜けました(よかった!)

 

最初は白内障の手術で、濁った水晶体を取り除き眼内レンズを入れます。

 右眼は暗い中に2~3の光が動いて見えるものの、あとはぼんやりしていてよくわかりません。痛みも全くありません。

「キュイーン」という高い音が断続的に聴こえます。

何かが動いているのがわかりますが、はっきりは見えません。水晶体を超音波で削り取っているのでしょう。

そのうち何かが入ってきたように見えました。これが眼内レンズか?

時々明かりがついたりついたりまた消えたり。

 

時間にして10分くらいでしょうか、どうやら白内障の手術は終わったようです。

いよいよ後半、膜を取る手術です。

(つづく)