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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

2020-09-25 | アート&クラフト

二月の「与勇輝展」以来七か月ぶりに展覧会へ。

国立西洋美術館で開催中の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」です。

◆久しぶりの国立西洋美術館

 

コロナの影響で3月の開催が延期になったときは、もう見られないかと思っていたので本当によかったです。

◆日時指定のチケットで入場(11時~)

 

入場してからさらに会場入り口で1列に並んでいったん待機。時間を空けて5~6人ずつ入ります。

ここで10分弱かかりましたが、展示室に入ったところがいちばん混みますから仕方ないですね。

◆会場入り口の窓

 

「西洋絵画史の教科書」と解説にあるとおり、ルネサンスのボッティチェリからポスト印象派のゴッホまで、西洋絵画の流れがよくわかる展示構成と名作の数々でした。

 

◆レンブラント「34歳の自画像」

 

◆フェルメール「ヴァージナルの前に座る若い女性」

こんな巨匠たちの作品が普通に並んでいるのはすごいことです。

 

◆カナレット「ヴェネツィア:大運河のレガッタ」

これはぜひ実物を間近で見てもらいたい大作です。

 

◆ムリーリョ「窓枠に身を乗り出した農民の少年」

ムリーリョの描く子どもの絵、好きです。表情が素晴らしい。

 

◆ターナー「ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス」

よく見ると空や海にいろいろな仕掛けがありました。

 

◆ゴーガン「花瓶の花」

ゴーガンの花の絵は初めて見ましたが意外と(?)いい。ちょっと日本画を思わせます。

 

◆ゴッホ「ひまわり」

たったいま完成したばかりでゴッホがここに居るのではないか?と思うような迫力!

ゴッホ特有のタッチと厚塗りの絵の具。

いままで見ていた写真や印刷とはまったくの別物。

いろいろな角度や距離から何回も見直しました。

個人的には七枚のひまわりの中でこれがいちばん気に入りました(全部実物を見たわけではありませんが)。

 

日時指定入場制ということで非常にゆったりと鑑賞することができました。

普通ならフェルメールやゴッホの前は人だかり。それが至近距離でじっくり見られる。

ずっとこのシステムを希望したいところですが、採算上無理でしょうか?

 

見終わった後のミュージアムショップも人数を区切りながらの入場制でした。時間に余裕を持って行くことをおすすめします。

(2020.09.24)

 

 


黄斑上膜手術体験⑭ 手術後2年

2020-09-09 | その他

手術からこの8月で2年経ちました。

右目の状態は半年前の「黄斑上膜手術体験⑬ 手術後1年半」とほぼ変わらずですが、実はその後左眼に異変が。軽い網膜裂孔です。

 

5月末の朝、左眼の飛蚊症が急に増えた気がして、明るい空を見ると2年前と同じ黒い点々が飛んでいるではありませんか!

こりゃいかん!とすぐにかかりつけの眼科へ。

眼底検査の結果、ほんのわずかな穴が見つかりました。

そしてすぐにあのレーザー手術。今回は約50発。左眼の時は3週にわたり数百発打ちましたからだいぶ少ないですが。

 

1週間後に再検査。大丈夫そうです。

一ヶ月後にも再々検査しましたが、悪化や再発は無さそうなのでひと安心。

眼内の出血で曇っていた視野や黒い点々も消えました。ただ飛蚊症は増えたままで、けっこう鬱陶しい。逆に右目は2年前の手術で飛蚊症が全く無くなったのでかえってスッキリしています。

 

心配になったのは、「今度は左目も黄斑上膜になるのではないか?」ということでしたが、先生は「今回は傷が小さいのでおそらく大丈夫でしょう」とのこと。

そしてレーザー手術から3ヶ月経ちますが今のところ歪みはありません。

 

右目が網膜裂孔でレーザーを打った時に、左眼も予防注射のように弱そうなところを打ってもらったのですが、今回傷が小さくて済んだのはそのおかげかもしれません。それに右眼の経験がなければ「あれ?なんだか左眼が見にくいけどなんだろう?」としばらく様子見だったかもしれません。同じ症状だったのですぐに気づいたので早期治療ができました。

 

目は大切、としみじみ思う今日この頃です。

 

 


スクールバンドのためのウォームアップ&デイリートレーニング⑥「チューニングとバランス、ユニゾントハーモニー」解説

2020-09-08 | 出版楽譜:吹奏楽トレーニングブック

「全員でできる / スクールバンドのためのウォームアップ&デイリートレーニング」①~⑥巻それぞれについての詳しい解説です。ミュージック・ベルズ様の出版ページと併せてご覧ください。

 

こちらは第⑥巻の「チューニングとバランス、ユニゾンとハーモニー」についてです。

チューニング、ユニゾン、バランス、ハーモニーなどの基礎練習については「TIPPS」「3D」「JBC」をはじめ大変優れたメソードが数多くありますので、バンドに合ったものを選んで使うのがよいと思いますが、ここでは5分以内でできる4つのメニューをまとめてみました。

※順番としては「⑥」となっていますが、①②③→⑥→④⑤といった順番も考えられます。またA,B,C,Dを分けて使ってもよいでしょう。

 

◆B♭トランペット パート譜

A:まずチューニングです。まず歌ってバズィングで音を取ります。

そのあと一人ずつ、パート、音域別グループ、金管セクション、全員、と人数を増やしていきます。

 

B:次にポイントとなる音(5つ)を低音グループから重ねていき、チューニングとバランスを確認します。

 

C:Bの最後の音からB-Durのスケールでゆっく1オクターブ上がります。そこから2音ずつのユニゾンの練習となります。最後の4小節は①巻の「音出しとバズィング」で吹いたものと同じです。響きがどう変わっているでしょうか?

 

D:ガイド音(ディレクターなど)を聴き、簡単なカデンツの練習で終わりです。

 

どの練習もまず「歌ってみる」のがいちばんです。金管はバズィングでもやりましょう。

このあとはコラールやSlowでやさしい曲(スウェアリンジェンの「ロマネスク」など)を練習するとよいでしょう。

 

 

 

 


スクールバンドのためのウォームアップ&デイリートレーニング⑤「スケールとアルペジオ」解説

2020-09-08 | 出版楽譜:吹奏楽トレーニングブック

「全員でできる / スクールバンドのためのウォームアップ&デイリートレーニング」①~⑥巻それぞれについての詳しい解説です。ミュージック・ベルズ様の出版ページと併せてご覧ください。

 

こちらは第⑤巻の「スケールとアルペジオ」についてです。

木管、金管、コントラバスは初級~中級の楽譜でよく使われる7つの長調(④「半音階」と同じ音域)による1オクターブ(楽器と調により2オクターブ)のスケールと分散和音の練習です。

打楽器(スネアドラム:練習台)は「5つ打ち」と「9つ打ち」の練習です。

 

◆フルスコア(2ページ目 Es-Dur)

アルペジオの部分は最初は省略してかまいません。

上下2オクターブになっているところはまず低い方から練習するとよいでしょう。

 

◆打楽器(スネアドラム:練習台) パート譜

管楽器の5つ打ちと9つ打ちの練習です。まず上の段の手順で練習し、次に下段のように16分音符の部分を2つ打ちにします。

管楽器のアーティキュレーションとも合わせられるようになっています。(詳しくはパート譜の説明を参照)

 

◆ティンパニ パート譜

管楽器のアーティキュレーションに合わせて、よく使われるリズムの練習です。

 

④「半音階」と同じように

・毎日ひとつを取り上げてテンポやアーティキュレーションを変えて練習する。

・毎日全部(できる数)を同じアーティキュレーションで練習する。

・練習中の曲と同じアーキュレーションやリズムで練習する。

・④「半音階」の同じ音域の調と組み合わせて練習する。

など使い方はいろいろあります。

上達してきたらこれ以外の5つの長調、短調も練習するとよいでしょう。


スクールバンドのためのウォームアップ&デイリートレーニング④「半音階」解説

2020-09-07 | 出版楽譜:吹奏楽トレーニングブック

「全員でできる / スクールバンドのためのウォームアップ&デイリートレーニング」①~⑥巻それぞれについての詳しい解説です。ミュージック・ベルズ様の出版ページと併せてご覧ください。

 

こちらは第④巻の「半音階」についてです。

木管、金管、コントラバスは初級~中級の楽譜でよく使われる7つの長調(⑤「スケールとアルペジオ」と同じ)の音域に合わせた1オクターブの半音階の練習です。

打楽器(スネアドラム:練習台)はパラディドル(1つ打ちと2つ打ちの組み合わせ)などのいろいろな「手順」の練習です。

 

◆フルート パート譜

上下2オクターブで書かれているところは日替わりやリピートで両方練習しましょう。

アーティキュレーション表もついていますので利用してください。

 

◆トロンボーン パート譜

金管楽器は基本的な音域におさめてあります。

 

◆スネアドラム:練習台 パート譜

①~③巻で練習した一つ打ちと二つ打ちを組み合わせた「パラディドル」の練習です。

 

パラディドルのパターンと注意点を載せてあります。

実際の手の動きなどは動画などで確認してください。

 

・毎日ひとつを取り上げてテンポやアーティキュレーションを変えて練習する。

・毎日全部(できる数)を同じアーティキュレーションで練習する。

・練習中の曲と同じアーキュレーションやリズムで練習する。

・⑤「スケールとアルペジオ」の同じ音域の調と組み合わせて練習する。

など使い方はいろいろ考えられますので工夫してみてください。