The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

クリノポディウム・ヴルガレ Clinopodium vulgare

2022-02-27 10:19:14 | ポルトガルの野の花

シソ科、Lamiaceae、トウバナ属、ヨーロッパ原産、アジア・アメリカに分布、多年草、

学名:clinopodium vulgare、別名:Calamintha vulgaris、

和名:セイヨウヤセイバジル(西洋野生バジル)、

英名:Wild Basil、葡名:Clinopódio、Zópiro、

2009年6月21日、2015年6月13日、2016年6月16日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で、2011年3月、コスタ・アズール地方で撮影、

 

道端や空き地に咲く。草丈10~20cmほど。花の直径は5mmほど。

 

クリノポディウム(トウバナ)属は世界に約150種あり、北半球の暖帯から温帯に分布。日本にも5-6種ある。トウバナ属の多くは小型の多年草。葉は対生し、縁に鋸歯がある。

 

花は偽輪生で、茎先および葉腋に密に多数つく。萼は筒状で唇形となり、上唇は浅く3裂し、下唇はやや深く2裂し、萼に13脈あり、ときに喉部に長毛がある。

 

花冠はまっすぐかやや曲がった筒部があり、唇形で、上唇は全縁となるかやや2裂し、下唇は3裂し開出する。雄蕊は4個あり、うち下側の2個がやや長く、4個とも斜上する。果実は4分果となり、倒卵円形で、基部に小さい着点がある。(Wikipediaより)

 

クリノポディウム・ヴルガレ clinopodium vulgare でした。   

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。別名は、旧学名の音読みから。属名はギリシャ語の cline(=床、斜)と podion(=小足)の合成語。旧属名はギリシャ語の「美しい」と「ハッカ(ミント)」の合成語。種小名は「大きな花の」の意。

クリノポディウム・ヴルガレはシソ科の常緑多年草である。本種は、原産地に記した広い分布域で、概して日当たりの良い石灰質土壌の荒れ地や草原或いは路傍 などに自生の見られる野草である。草丈は10~20㎝程度となる。茎は方形で白色の軟細毛に覆われる。葉は短い葉柄を持った長さ5㎝程度の卵形~披針形で 茎に対生する。葉の縁部は緩やかな鋸歯状の凹凸があり、白色の軟細毛が密生し、先端部はほぼ鈍頭である。茎や花柄、萼筒等には白色の軟細毛が密生する。 3~7月頃、茎上部の葉腋から花柄を出し、長い萼筒の中から更に長い筒状花(長さ12~15㎜)を着ける。花色は桃紫色で、花冠はシソ科特有の径5㎜程度 の唇形花である。   (GKZ植物事典より)

 

ポルトガルの野の花 ブログもくじへ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アラビス・ヒルスタ Arabis ... | トップ | ハリミウム・ハリミフォリウ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ポルトガルの野の花」カテゴリの最新記事