The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

パレンツセリア・ヴィスコサ Parentucellia viscosa

2022-06-10 10:19:05 | ポルトガルの野の花

ハマウツボ科、Orobanchaceae、セイヨウヒキヨモギ(パレンツセリア)属、南西ヨーロッパ原産、半寄生の一年草、

学名:Parentucellia viscosa、

和名:セイヨウヒキヨモギ(西洋引蓬)、別名:ゴマクサモドキ(胡麻草擬)

英名:Yellow Bartsia、Yellow Glandweed、葡名:Erva-peganhenta、

2010年4月、2014年4月27日、5月4日、2015年4月29日、2018年5月10日、23日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2015年5月7日、15日、アレンテージョ地方で撮影、

 

パレンツセリア・ヴィスコサ Parentucellia viscose の花。花の直径は2,5cm~1cm。上部ほど小さくなる。

 

草丈は30~40cm。茎は直立し、開出した腺毛が生える。葉はやや厚く、茎の上部で互生し、下部では対生し、基部で茎を抱き、両面に毛が生える。

 

5月から6月にかけて上部の葉腋から唇形の花を咲かす。花冠は黄色で、下唇が3裂している。

 

種小名の Viscosa は「ねばねばした、粘性のある」の意。ゴマノハグサ科としているサイトもあるが当ブログではハマウツボ科を採用。

 

パレンツセリア・ヴィスコサ Parentucellia viscosa でした。  

©2022  MUZVIT

 

 

(GKZ植物事典より) 和名は、外来のヒキヨモギの意から。属名は、15世紀ルネサンス教皇ニコラス五世 Pontefex Maximus(旧名Tomaso Parentucelli)への献名。種小名は「ねばねばした、粘性のある」の意。

セイヨウヒキヨモギはハマウツボグサ科(←ゴマノハグサ科)の1年草である。概して河川の土手や路傍等に自生の見られる半寄生植物である。つまり、自身にも葉緑体を持ち光合成を行うが宿主からも栄養を吸収する植物である。比較的新しく確認された帰化植物であり、始め千葉県で発見され、その後西進して各地で野生化状態にある。草丈は30~60㎝程度に。茎は直立し、全草に開出した腺毛が見られる。葉は厚味があり、茎の基部では対生し、上部に行くと互生する。5~6月頃、茎上部の葉腋に唇形で黄色い花をつける。本種の下唇は3裂している。本種と同様な草姿で白色の花をつけるものは等しくヨーロッパ原産の帰化植物でヒサウチソウである。昭和48年(1973)に千葉県舟橋市で発見、現在、我が国各地で帰化状態にある。( GKZ植物事典より)

 

 

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