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横浜FCと横須賀・神奈川のローカルフットボールシーンを気ままに応援する日記。時々故郷・静岡県東部のフットボールなども。

第87回全国高校サッカー選手権静岡県大会2次リーグBブロック第2戦  大仁 3-2 吉田

2008-11-03 | 静岡県東部&伊豆フットボール(観戦記)

第87回全国高校サッカー選手権静岡県大会2次リーグBブロック第2戦
2008.10.19(Sun)13:00KO(40分ハーフ)
会場:三島市南二日町人工芝G
観衆:200人(目測)
大仁高校30-02吉田高校
3-2
得点者
井上(貴)
佐藤
井上(航)
時間
46分
53分
67分
75分
79分
得点者



内藤


暁秀-静学の試合が終わって引き続き見たBブロック第2戦。
大仁(『おおひと』と読む。ユニはエンジ色)は中部にある吉田と対戦。
どちらも県内の公立校だ。
ちなみに大仁は13年前の1995年に女子高だったものが男女共学化。
サッカー部もその時創設されたが、ここまで強くなるとは思わなかった。
なお2010年には近隣の県立修善寺工業高校との合併・再編に伴い大正8年
創立からの歴史に幕を閉じようとしている。残念な話である。
そのため現在の1年生が3年生になるころには新しい校名のサッカー部員
として出場することになると思われる。

対する吉田高校(緑ユニ)は静岡県吉田町にある。昭和46年開校。
こちらも県立大井川高校との統合が取りざたされているらしい。
プログラムを見るとサッカー部はエスパルスサッカースクール榛原、
ジュビロの下部組織出身選手が多い。
3年生の主力メンバーはこの榛原スクールが中心となっている。


前半、吉田のセットプレー

試合のほうは前の暁秀-静学両チームの猛プレスが激しかったせいで
こちらの試合は、守備も激しくなく典型的な(失礼)高校サッカーと
いった感じ。
システムは両チームともダブルボランチの4-4-2。
大仁は10番FW川口、11番FW井上(航)の俊足を
生かしてのカウンター。吉田も基本は守ってカウンターだがドリブル突破
好きのエスパルスSS榛原出身の9番右MF名波が基点となって組み立てる
スタイルだった。

個人的には第1戦、浜松開誠館に0-10とショッキングな敗戦を
喫した大仁が地元でどれだけ挽回できるかが気になっていたが
大仁は第1戦の敗戦ショックもそれほど影響はなかったかのようだった。
ボール支配率は吉田の方が上だったが時折見せるカウンターは
結構よかったように見えたと思う。


試合中。
大仁12番FW井上(貴)が勝負を仕掛ける。



前半はお互い決め手に欠け0-0で折り返したが後半からゲームが動き出す。
46分、大仁の攻撃で後方から11番FW井上(航)にスルーパスが通ると
井上は同じ12番FW井上(貴)にラストパス。井上(貴)は落ち着いて
シュートを放ち大仁が先制!!

第87回高校選手権静岡県大会2次リーグ 大仁vs吉田

53分には大仁のCKから3番DF佐藤が頭で決めて2点目!!
(こちらは動画に収めることに成功。)

67分には大仁5番DF平木のロングフィードから裏に抜けた井上(航)が
チーム3点目のゴール!!

なんていうか大仁、ちょっと出来過ぎなんじゃないか?(失礼)と思えるほど
の展開。やはり地元開催の強みなのだろうか。ここまで点差が付くとは思って
なかっただけに喜びと驚きが交錯する場内。

だけど終盤に吉田も最後の意地を見せ、75分には9番MF名波の中央での
タメのドリブルから右サイドを駆け上がった4番DF清水に丁寧なパス。
清水のクロスから11番FW内藤がヘッドで決めて1点を返す。
このゴールは相手のほうも立派なゴールだった。
この辺りから大仁は足が止まってDFラインがズルズル下がって嫌な展開に。
終了間際のロスタイムにもCKからの混戦で1点返されて3-2に。
しかし、吉田の反撃もここまで。


試合終了。
吉田もよく攻めていたけど、シュートがクロスバーに当たったり
運が良くない場面が目立ったな・・・。彼らもまさかここで負けるとは
思ってなかったに違いないので落胆する姿が痛いほど伝わってくる。


試合後の挨拶

大仁が辛くも逃げ切る形であったけど、
三島二日町Gにて高校選手権県大会2次リーグ初勝利を達成!!オメデトウヽ(`Д´)ノ

・・・その後の第3戦で大仁は東海大翔洋に0-2の敗戦。
これにより静岡東部勢は2次リーグで全て姿を消すことになってしまった。
今年は静学くらいしか中部のチームを見ていないけど、その後の3次トーナメント
で静学が清水商業を4-0で下し、藤枝東が浜松開誠館を1-0で退け
常葉橘が逆転で東海大翔洋を2-1で勝利しているところを見ると
やはり静岡ベスト8への道は険しいなと思う。

しかし、こうして選手権の試合を大勢の観客が訪れやすい
駅から徒歩数分で来れる会場で行えるようになったのは快挙といっていい。
本音を言えばこのグラウンドも都田サッカー場のメインスタンド程度の物が
出来たら最高だ、なんて思うけど、それは静岡東部勢が選手権・県ベスト8
またはベスト4以上の常連になるまでのお楽しみかなとも思ったり。

もっとも、静岡東部サッカー界の新しい歴史はまだ始まったばかり。
これからですよ、これから。

大仁の皆さんも、本当にお疲れ様でした。
(文中敬称略)

コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2009-01-09 17:44:15
2点目は井上(航)の点ではないですよ 3番の佐藤のヘッドですよ 間違えていますよ
返信する
Unknown (take-05)
2009-01-09 18:56:32
09/01/09 17:44タン。
ご指摘どうもです。
今は長文投稿の訂正が出来ないので、また後で訂正しますですよと。
ていうか、ここでコメントする時は名乗ってね。
返信する
修正しますた (take-05)
2009-01-12 11:45:10
名無しさん、修正終わりました。
関係者の方、どうもすみません。
取り急ぎ。
返信する

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