カトリーヌ・ドヌーヴが
最近のセクハラ告発の動きは過激で、
性犯罪は許されるものではないが、
女性を口説くときのしつこさや不器用さは
非難されるものではない、という意味の発言。
勇気のある発言とは思いつつも、
物議をかもすだろうな。と。
やれ尊大だ、とか。女性蔑視とか。
そして、「さすが大女優は違う」と言う男性も
きっと非難されるんだろうな。
それはともかく、ドヌーヴの映画が見たくなった。
やっぱり貫禄のある美しさが際立つ「終電車」かな。
背徳感あふれる「昼顔」か。
神経症なイメージが炸裂する「反發」もいいな。
それともザ・パツキン(これも女性蔑視かな)なイメージだけど、
けっこう悲痛な「ハッスル」とか。
高級娼婦のドヌーヴが、
刑事のバート・レイノルズと愛し合う。
世渡りが下手なレイノルズが、
殺人事件を捜査しながらとことん苦悩する。
そんな彼を100パーセント癒すことができないドヌーヴ。
かなりの傑作ではないかと思ったりするアルドリッチ作品。
ドヌーヴ、めっちゃキレイです。