Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

小市民に明日はない

2023年11月05日 | 陽の当たらない坂道
え。なぜ坂道なのだ。


冒険などせず、安全安心な道を選び、
コソコソと「すいませんすいません」と
波風が立たないように生きてきたのに、
なぜ目の前にこんなに急な傾斜があるのでしょう。
小市民だろうと何だろうと、
人生は容赦がないということなんですか。
はいはいわかりました。のぼりゃあいいんでしょ
と、一歩歩いただけで「すいませんすいません」と
天に向かって謝る小市民の叫びが聞こえますか。
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立ち止まるなふりむくな

2023年04月10日 | 陽の当たらない坂道
わけあって根津のあたりを歩く。
やはり、というか。それはあるでしょう。坂。


かなり急な傾斜を前に、
しばし立ち止まり、このまま引き返そうか。
でも、いつもそうやって逃げてばかりじゃないか、
と自分を問い詰めたり。

そんな葛藤のなか、ふと左に目をやったら、
それはそれはあやしいお店があったという。
逡巡する者たちをおいでおいでと引き込む磁場に
しばし魅了されてしまう。そうか、
上らなくても、引き返さなくても、いいのか、と。

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混沌への階段

2023年02月13日 | 陽の当たらない坂道
あれま。


雨のなか、某社まで打ち合わせに行く。
そしたら急な階段が目の前に立ちはだかったという。
のぼった先には何が見えるのだろう。
地獄絵図か。それとも明るい未来か。
はたまた天国と地獄がないまぜになった
混沌とした現実が見えるだけなのか。
あ、でもこの先に肉屋があったはず。
そこのお惣菜でハムカツでも買おうかなと
ほんのちょっと明るい未来を夢見て、のぼる。ひたすらのぼる。

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坂の上のやさぐれ

2022年09月11日 | 陽の当たらない坂道
午後から渋谷で取材。
駅から道玄坂を延々と上っていく。
相変わらずの喧噪で、取材現場にたどり着くのも大変。
取材が始まるまで少し時間があったので、
近くの公園で缶コーヒーでも飲みながら
やさぐれようと思いきや、周辺に公園などありませんがな。


現場近くのやたらハイテクそうなビルの横っちょに
腰を下ろし、自販機で買ったコーヒーを口にして
「ぶおお」と溜息をつくお約束。
でもこんなところに座っていたら、
警備員がやってきて、追っ払われるのは必至。
どこにいても通報されそうな
挙動不審な輩で悪うござんしたね。
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陽光の届く先

2021年12月12日 | 陽の当たらない坂道

訳あって調布のあたりを歩く。
傾斜の多い地区というか。いきなりこんな下り坂が。
冬の優しい光が差してきているけれど、
心の中はやさぐれたまま、
転がり落ちないように、少しずつ少しずつ。

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立ちはだかる傾斜

2021年11月12日 | 陽の当たらない坂道
そうか。やはりそう来たか。


ここ数日は、けっこう穏便な日々で、
天気もまあまあだったし。
仕事にそれほど追われることもなく、
原稿も締切通りに書けたし。
見たい映画はあまり見られず、
本は買うけれど積ん読ばかり、
ラジコで聞こうと思っていた番組は
軒並み配信終了で聞き逃しているけど、
かろうじて阿佐ヶ谷姉妹のドラマを見て、
楽しい気分になれたし。
体調は良くもないけど悪くもない。
少なくともどこも痛いところがないし。
こういう日々こそ幸せなのでは、と
噛みしめていたというのに。

やっぱり現れるんですね。
長くて険しい坂道が。
せめて足を躓かせないように、
そして、坂の下に転げ落ちたりしないように、
ゆっくりゆっくり、足を前に進めるのでした。



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桃源郷の光

2021年07月07日 | 陽の当たらない坂道
高知2日目。
朝10時にインタビュイーのお宅にうかがう約束。

少し早めに現地に着いたので、
周辺を徘徊していたら、
目の前に、それはそれは怪しい坂が。


坂の上には何が待っているのだろうか。
上りきった先は、きっと桃源郷に違いない。
そうだそうだ。ついに陽のあたるところに行くのだ。
はやる気持ちを抑えきれず、一気に坂を駆け上るのでした。
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焼肉の坂

2021年04月03日 | 陽の当たらない坂道
いつの間にか陽が暮れかけていたという。
そうか。人生も暮れつつあるのかもしれないな。
そんなコトを思ってしまうのは、
目の前に坂が立ちはだかっているからだ。


それでも一歩ずつ坂を歩く。
坂の先にあったベンチで、30代ぐらいの女性が
コンビニの焼肉弁当らしきものを食していた。
お姉さん、エネルギー充填ですか。
頑張ってくださいね。
自分もなんとかやっていきますから。
と声を掛けようと思ったけれど、
通報されるのは明らかなので、自粛。

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転がる石のように

2020年12月06日 | 陽の当たらない坂道
訳あって中野区のあたりを歩く。
目的地に着き、ふと右手の方に目を向けたら、
それはそれは急な下り坂が。


坂は上りより下りの方が大変らしい。
人生がすっかり下り坂な自分としては、
ますます転がり落ちていくのだろうか。
と呟くけれど、そもそも「上り坂」だったことはあるのか、
という突っ込みは受け付けません。



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暗闇の先の光

2020年11月07日 | 陽の当たらない坂道

訳あって、長い長いトンネルを渡る。
しかもゆるやかな坂になっていて、
人生に疲れていればいるほど、険しい道になっているようだ。
ぜえぜえ言いながらも、ようやく先が明るくなってきた。
このまま前に進めば、視界が開け、
新しい未来がやってくるかどうかは誰も知らないのでした。

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