首と肩と背中と腰が!
もうガチガチでどうにもならぬ。
このまま身体全体が
凝り固まって死ぬんじゃないかと思う。
だが、しかし、まだ死ぬわけにはいかぬ。
やらねばならないことがあるのだ。
うひょひょひょひょひょひょ。
首と肩と背中と腰が!
もうガチガチでどうにもならぬ。
このまま身体全体が
凝り固まって死ぬんじゃないかと思う。
だが、しかし、まだ死ぬわけにはいかぬ。
やらねばならないことがあるのだ。
うひょひょひょひょひょひょ。
昨日の夜に大阪に入って、
朝から万博記念公園近くの施設で
とある研究者の先生にお話をうかがう。
目からウロコな話ばかりで、
たいへん興味深い取材だったな、と。
取材終了後、あいにくの雨だし、
仕事も残っているので、そそくさと東京に戻ろうかと。
せめてランチに大阪らしいものを、と、
乗り継ぎだった千里中央の駅周辺を彷徨する。
ヘレカツ玉定食である。
ヒレカツではない、ヘレカツ。
調べてみると、牛のヘレ(ヒレ)をスライスしたものに
コロモをつけて揚げたものらしいけど、
どう見ても(食べても)、豚なんですけど。
でもまあ美味しくいただいたという。
帰りの新幹線に乗る。
出張のときにいつも思うのだけど、
新幹線で帰るときのだるさといったら、ない。
なんだこれは。
戻って仕事だというのに、いいのか。
名古屋あたりまで来れば酔いが醒めるという計算を
しているのか、自分。姑息すぎないか。
こん、小市民が! 飲むんなら豪快にやったらんかい、あん?
と自分を叱る声が聞こえてきたりする車中。
朝9時半から、川越方面で取材。
とあるアーティストのアトリエで、
3時間ほどのインタビュー。
じっくり話を聞いていたのだけど、充分ではなく、
かといって、あまりにも長くインタビューをするわけにもいかず、
また日を改めておこなうことに。
最寄りの駅からそのアーティストのアトリエまでは
徒歩で15分ぐらいなのだけど、途中に土手があって、
かなりの坂道というか。
小春日和のなか、ぜいぜい言いながらのぼる。
早朝からインタビュー取材。
午前中に1名、お昼をはさんでもう1名。
終わったのが午後の3時過ぎ。
仕事場に戻って、原稿の続きを書いていたら、
さすがに疲労困憊で、脳味噌が働かなくなる。
明日も早朝から取材なので、
その準備をしようと思ったけど、
脳味噌が停滞しているので、どうにもならない。
おおまかなイメージだけ想定して、とりあえずは寝ます。
それにしても、自民党の竹下亘議員。
宮中晩餐会に同性パートナーの出席は反対、だと。
あとから批判を浴びて「言わなきゃ良かった」と。
心の中に留めておけば良かったですかね。
それにしても、自民党の山本幸三議員。
アフリカ支援をしている議員に向かって
「何であんな黒いのが好きなのか」だと。
あとから批判を浴びて
「あれは黒い大陸、という意味で
人種差別的な意図はまったくない」と。
『何であんな」という表現はどういう意味なんでしょうね。
午後からK社で、
年明け1月に出る雑誌の会議。
けっこうなページ数を担当することになりそうで、
それはそれでありがたいことなのだけど、
年末までのスケジュールが詰まってきそうで、戦々恐々。
明日は原稿書きで、明後日は早朝から取材。
週明けの月曜も終日インタビュー。
火曜から水曜にかけて大阪で取材。って、
すでにスケジュールが埋まっていることに愕然とするtacoでした。
ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズの新譜、
『フー・ビルト・ザ・ムーン?」を聞く。
ノエル兄貴、新境地ということで
ファンのあいだではかなり騒がれているけど、
聞いてみると、これまでのキャリアの
延長線上にある楽曲群だと思う。
でも、新鮮度はかなりのもの。やるな兄貴。
とにかく、俺の音楽を世界中に、
あわよくば月まで轟かせてやる
という気概にあふれているような。
02「Holy Mountain」のビーチボーイズ的で、
限りなくポジティブな歌詞とサウンド。
03「Keep On Reaching」の疾走感というか爆発ぶり。
04「It's A Beautiful World」では、
ビートルズの「トゥモロー・ネバー・ノウズ」のような
サイケデリックな音のなかで、
腐りきったこの世界を全肯定するかのような歌詞。
つまりは、オープニングから怒濤の展開で、
息もつかせない好盤になっていると思う。
前作までのメランコリックな曲はないけれど、
多様で雑多な音楽性にあふれている兄貴の面目躍如。
来日の噂もあるけれど、武道館だったらいいな。
もちろん行くつもりだけど、チケット1万円超えはご勘弁。
とあるアーティストの本を作っていて、
その人のパフォーマンスのライブがあるということで、
渋谷にあるホテルのパーティ会場に顔を出す。
なんとも華やかな雰囲気に呑まれながらも、
パフォーマンスを堪能する。
ライブ終了後、そそくさとおいとまして、
K社の編集Eさんと渋谷駅近くのカフェで打ち合わせ。
この本は3月に発売なのだけど、
「時間なさすぎだから、4月にしましょうか」
「えっ。年度末ですけど発売延ばせるんですか」
「延ばしたっていいんです。その分、別の本の発売を早めれば」
「そんなことできるんですか」
「さあ。どうなんでしょうね〜」
と、乾いた笑いをするEさん。釣られて自分も笑う。
二人の乾いた笑いがカフェじゅうに響き渡るのでした。
朝からG社にて、
ライターHさんと、連続して4人の若者に取材。
みんなしっかりしてるなあ、ちゃんと考えてるなあ。
それにひきかえ、自分なんてさあ…という自虐はほどほどにして
インタビューを続ける。
終わったのが16時過ぎで、仕事場に戻る。
仕事場近くの書店がリニューアルオープン。
豊富な蔵書っぷりに薄ら笑いが止まらない。
店内に新たにできたカフェも
ゆったりしていて心地良く、Hさんとしばしお茶。
お祝い気分で720円の文庫本を1冊購入して、さらににやける。
もっと買ってやらんかい、あん?
という心の声がしたけどオケラ(死語)なもので。
仕事場近くの中古レコ屋に寄る。
店の外にエサ箱があるのを発見。
エサ箱とは、レコの入っている棚のことを言うらしい。
コレは棚というよりは段ボールなのだけど。
寒空のなか、1枚100円のレコを薄ら笑いを浮かべながら
漁る人生って何だろうと思う。
松田聖子とかバーブラ・ストライサンドのレコを見つけて
「うお」「ほお」「ぐふ」と声を荒げる人生って何だろうと思う。
頭のなかは燃えさかっているけど
体と心は冷え切っている人生って何だろうと思う(以下、無限ループ)。