ぬのか ってなーんだ?

2011年04月07日 13時58分56秒 | Weblog
今日は館内にあるこちら

布嘉邸のお話を書かせていただきます

布嘉とは、呉服商から大地主となり県内はもとより東北屈指の大富豪となった
佐々木嘉太郎さんの事を指して言います。

彼が生きた時代は天保11年(1840)~大正3年(1914)

その彼が現在の五所川原市本町に、敷地面積約12000㎡
建坪900坪の御殿を一代で建てました。それが布嘉邸です。


そんな布嘉邸の事がなぜ館で紹介されているかというと

実はこの布嘉に仕えていた大工さんのお家から平成5年に見つかったのが
明治時代の巨大なねぷたの設計図だったんです
 
そこには、高さ9mを超える台座の詳細な設計図が書かれておりました
(現在の立佞武多の台座は10mです)
そして「おそらくこれは布嘉に依頼されたものだ」と推測されました

明治時代後半、各地で大型ネプタが作られていましたが、五所川原でも巨大なねぷたが作られておりその姿は遠く離れた金木町からも見えたと言われております。

大正に入り五所川原市内に電線が普及するようになり大型ネプタは姿を消しましたが、
約80年後この設計図をもとに平成8年の岩木川河川敷での復元につながり今日の立佞武多があるんです。

立佞武多は何がきっかけで始まったの?とよく聞かれます。
それをお話しするときに重要なのがこの布嘉 佐々木嘉太郎さんなんです。
一代で大豪邸を建てることが出来た人物ですが、とっても働き者だったんだと思うんです。
(この辺の話も書きたいのですが今日は割愛させて下さい


一度は見てみたいと思いますが、現在布嘉邸を見ることはできません 
太平洋戦争末期の昭和19年に700件以上の民家を焼く火事で布嘉邸も焼失しました

でもご安心を100年ぶりにその布嘉御殿を再現した物が、市内にある「布嘉屋」に展示されています
サイズは1/10に縮小されていますが、それでもその大きさは横8m、高さ2.5m、奥行2.5m
4年の歳月をかけて完成した模型ですが、これは一見の価値アリですよ

現在布嘉屋さんは冬期休業中
今年度は4/20より営業を開始するそうなので、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか?

今日のブログは t でした

~追伸~

美術展示ギャラリーにて開催されている「常設展」は誠に勝手ながら
開催期間を延長させて頂きます日程については後日再度お知らせ致します。














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