無事で何より~梅ちよ日記

人生は別れと出会いの繰り返し。
巡り来る季節に感謝しつつ、日々のあれこれを書き留めます。

ある日突然ドラマにハマる

2018-02-13 22:48:35 | 日記
去年9月~12月にかけて放映されたNHK土曜時代劇「アシガール」(全12回)。
普段テレビを見ない時間帯ですが、その日はたまたま暇で何とはなしに見てみたら面白くて面白くて‥‥。
初回は見逃したものの最終話までの約3か月。万難を排し一話も漏らさず視聴しました。(ビデオは受信状態が悪く一部しかとれなかった)
放映終了後、ロス感ハンパ無く,撮りだめたビデオ2,3巻を繰り返し見る毎日。思い余って番組ホームページを覗いてみたら、なんと想いを同じくする中高年がわんさか。感想もほぼ同じ。もちろん10代20代も男性も海外からも再放送を望む書き込みで掲示板はあっという間に3000越え。もちろん私も思いのたけを書き込みました。何が面白いかって、まず、

原作がいい。
森本梢子さんの少女漫画ですが、コミックという枠に甘えることなく、しっかりと時代考証ができており、しかも劇画のように重くならず、よしもとのような軽いノリで物語が進んでいきます。着物の柄が素敵。
脚本がいい
宮村優子さん。テレビドラマという制約上、原作とは設定が一部変えてありますが、作者の持つ世界観は変わらず全編を貫いています。登場人物のセリフもほぼ原作通りですが、ところどころ原作にはないセリフもあり、人物の魅力を一層引き立てています。人を思い遣る言葉の優しさ、日本語の豊かさにうっとり聞き惚れています。
音楽がいい
冬野ユミさん。舞台は戦国時代ですが全編に流れるのはジャズです。時にはけだるく切なく時にはクールでカッコいい。でも、なぜか敵役高山親子の場面では必ず太棹と尺八。私的にはここ笑いのツボみたいで、じゃーんと三味線鳴っただけでククッと笑いがこみあげてくるのです。           キャストがいい
あれこれ書きましたけど、ハマった一番の要因は主役の二人。黒島結菜さんと健太郎さん。私は知らなかったのですが、二人とも二十歳ながら既にドラマや映画で活躍中とのこと。その健太郎さん、立ち居振る舞い、言葉遣い、乗馬姿、殺陣‥‥。全てにおいて完璧で若君オーラ満開。完全にハートを射抜かれました。同時期の朝ドラ、大河があまりにも残念で、受信料不払いしたくなるくらいの惨状だったので、余計にそう感じたのかもしれません。今年の元旦に某人気番組の特番に、彼が重要な役で熱演していましたが、アシガールほどのトキメキは感じず、いかに原作のキャラが魅力的か、演出家の方の力量でドラマの出来が左右されるのかがよくわかりました。
ほかに、ともさかりえさん。「たわけ!」のせりふ、なんど聞いても背筋がしゃんとしてイイ!
イッセー尾形さん。漫画そのままのじいの佇まい、カワイイ。でも、思い出を語りながらスラスラと裃を解き、迷うことなく切腹に及ぶ古武士の風格。さすがですね。
腹違いの兄上役の松下優也さん。謎めいた人物でイケメンで、花を生ける一連のしぐさが自然で美しく、活けた作品はあのK先生よりずっとお上手?
大殿役の石黒賢さんの、「バックハンド扇子」を片手でぴしゃりと寸止めさせるあたり、なかなかのもんです。
ほかに、川栄李奈さん、お笑い芸人はんにゃの金田哲さん、本田大輔さん、古舘寛治さん、正名僕蔵さん、田中美里さん、升毅さん、加藤諒さん、村田雄浩さん、飯田基祐さん、中島ひろ子さん、下田翔大さん‥‥、他、子役、お馬番役の方々に至るまでこの人ならではのぴったりのキャステイング。さいこー。これらの方々の持ち味を引き出す、アシガール愛にあふれた演出家の方々、さいこー。場面に合わせた素敵な衣装(特に兄上様)さいこー。
音響、美術、照明、大道具、小道具、殺陣、所作指導、馬、どれをとっても一級品です。


そして、明日の深夜(正確には15日午前零時15分)から四夜連続で再放送があります。
ファンの熱い要望に応えてのことで、放送終了後わずか二か月で再放送というのは、NHKとしても異例中の異例のことだそうです。私もそれに応えるべく、ビデオの容量を空にして準備しています。もちろんリアルタイムでも見ます。深夜ですけど、「生さだ」「ラジオ深夜便」で鍛えていますから平気です。


   

週一の放送が待ちきれなくて、原作本大人買いしました。お正月にでもゆっくり読むつもりでしたが、購入したその日にいっきに読みました。


                                                             





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27 コメント

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夜中にやってる! (閑おじ)
2018-02-17 16:32:13
オリンピック中継やスポーツニュースの後でやってるのを今、時々見ています。
タイムスリップして現代人が戦国時代に行く話は、時々有りましたが、女子高生が足軽という設定が漫画チックで良いですね!

前は土曜の夕方だったので、ちょっとだけ見ました。
我が家はビデオが壊れたままなので、オンタイムでしか見られません。

今夜は「羽生結弦」特集でしょう!良かった!良かった!
これで、小平の500とパシュートの金が取れたら万々歳ですね。
ラージヒルと複合で何かメダルが取れたら出来過ぎですね。
今夜がラスト三話 (梅ちよ)
2018-02-17 17:43:44
閑おじ様
そーなんです。漫画チックで荒唐無稽で絶対あり得ない話なのに、設定に無理が無く納得できるのです。
着物がほんとに素敵。キンキラ衣装でなく、昔からある自然な色。身分や年齢に応じた柄、着こなし。甲冑姿もカッコいい。
今夜はいよいよ最終三話。深夜リアルタイムで見て、昼間撮ったビデオをリピする毎日です。
こんなわけで、オリンピック見ていません。興味が湧かないし、誰が出るとかも知りません。
羽生は羽生でも、将棋の羽生vs藤井は注目でした。藤井聡太くん、やりましたね。15歳ですよ。国民栄誉賞に勝ったんですよ。愛知からまたとんでもない天才が現れたもんです。
好きな番組が「ブラタモリ」で、小さい頃はプラレールが好きで、鉄道オタクで、音楽は「スピッツ」のファンで‥‥。将棋以外はごく普通の少年というところがすごいです。
原作者 (そうたのはは)
2018-02-17 17:52:36
アシガールの原作者の方の 私が好きな漫画は
高台家の人々 です。綾瀬はるか 斎藤工で 映画化されましたが、漫画が面白い!

ぜひ、漫画読んで、 大笑い&ホッコリして欲しいですよ。
森本作品は、ごくせん はじめ ドラマ化が多いですね。
高台家の人々 (梅ちよ)
2018-02-17 21:56:08
そうたのはは様
最初、原作本のファンの方々からは、若君=健太郎に、「イメージ合わない」という声が多かったようですが、彼自身のたゆまぬ努力と演出家の方々の力によって、「彼にしてよかった」「彼以外考えられない」という声が圧倒的に多くなりました。
「高台家の人々」絶対笑える、というファン一押しの作品ですね。ははさんおすすめならぜひ読んでみよっと。
「デカワンコ」、刑事ものにしては毛色が変わっていて面白いドラマでした。

「15歳の聡太君」が日本中を席捲しています。呼びやすくていい名前ですね。ははさんところの「そうたくん」はどんな字ですか?差し支えなかったら教えてください。









人気漫画をドラマ化って多いですけど、
高台家の人々② (梅ちよ)
2018-02-18 17:03:58
そうたのはは様
コミック買いました。①②卷だけですけど。
面白かったです。高台光正と羽木九八郎忠清、キャラが被りますね。実写化は厳しいと思いますよ。黒髪に青い目のクオーターですから。
斉藤工さん?んー?漫画だけにしとこ。
キャスト (そうたのはは)
2018-02-19 00:53:09
高台家は、松田翔太が良いと思いますし、
綾瀬はるかも どうか?と思います。
まだ、DVDも借りず 観ていませんが。

高台家は こっそり漫画を貸してあげた寮生にも 面白かったと 言われました。

うちのそうた は 壮大 と書きます。太は 長男につける字 と書いてあったので、心臓病で生まれたので、男らしく 大きく育つようにと つけました。そうちゃんと呼ばれるのも 可愛いし、習字で 書きやすく ちょっと凝って。と考えました。
長男は、 たくちゃんと呼びやすく、漢字も うまや 磨くで マは嫌だったので 自分の道を開いていかれるように 拓真 と書きます。今は この字も だいぶ 増えました。
そうちゃん、たくちゃん (梅ちよ)
2018-02-19 11:00:00
そうたのはは様
声に出して呼んでみると、可愛い男の子が目に浮かんできます。
そうちゃん、お父さんお母さんから素敵な名前を付けて貰って、誇らしかったと思いますよ。

そういや、鈴木拓真ってイケメン俳優いるね。
ははさん、センスあるね。
もうすぐ弥生 (閑おじ)
2018-02-27 17:31:32
NHKのあさドラ「わろてんか」は後1ヶ月で、つまらないまま終わりそうですね!
濱田岳が怒鳴り過ぎてるし、ヒロインは年取らないし・・・

4月からの朝ドラは美濃地方が舞台ですが、どうなるんでしょうか?
中村雅俊がお爺さん役ですが、考えてみると、鶴瓶と同い年だから、爺さんやっても不思議じゃ有りませんね。

半分、お爺い。? (梅ちよ)
2018-02-28 00:42:23
閑おじ様
近頃はご当地ドラマといっても、あまり盛り上がらなくなりましたね。ただ、フィルムコミッションっていうんですか?市や町がドラマの撮影場所を提供するやつ。結構人気みたいだけど、舞台裏が分かっちゃってドラマの興味が半分減る、というのも困るわね。

今の朝ドラ、実在の人物がモデル、ということですが、半分ウソで半分ホントかな?としか思えん。
私らの子供の頃は、新喜劇といえば「松竹新喜劇」でしたよ、絶対。(関西じゃないので)
亡き父は、テレビ嫌いで野球中継くらいしか見なかったのですが、土曜午後の新喜劇の中継だけはいつもみていました。
私も一度だけ御園座で観ました。
渋谷天外と藤山寛美の名コンビ。
アホ息子のお笑いものと人情話の二本立て。
さんざん笑かして、最後にどっと涙。ウマかったですねぇ、あの二人。
私は、二十歳前後でミニスカートはいて最前列でしたけど、あふれる涙で顔ぐしゃぐしゃにしながら、泣いて笑って楽しみました。

「半分、青い。」は北川悦吏子さんのオリジナル作品だそうで、期待したいです。
全部お爺い (閑おじ)
2018-02-28 12:46:16
先日、初孫が産まれまして、私は名実ともに「お爺い」になりました。まゆみさんにバラされましたが、悠馬(はるま)君です。
元気なのか?羽生結弦の真似をして、お腹の中でトリプルアクセルをやっていたのか?
臍の緒が3重に体に巻き付いていたので、無理に引っ張り出した様で、左腕の骨が骨折して、今一人で、都立小児医療センターに入院しています。
今はミルク飲んで寝ているだけなので、治りも早いようで、10日位でくっつくらしく、今は包帯を巻かれて左腕を固定されて寝ています。
ICUみたいな部屋なので、面会は24時間OKなのですが、親&+1名しか病室に入れないのです。
ママはゆっくり実家で静養しているので、親孝行なのかも?知れません。

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