猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

人物スケッチ 小豆島航路の海と女

2008年03月19日 | Weblog
小豆島に渡る船のデッキでの風景です。
春の風景を表現したいと思って描きました。

今、小豆島はオリーブ百年祭ということでいろいろな催しがあるそうです。
春の小豆島の風景を描くために4月に行ってみたいと思っています。

景気が悪くなると年金生活者の行動はどう変わるのか?

2008年03月17日 | Weblog
アメリカの金融不安のあおりで、日本の景気はがたがたになってしまいました。
原油の高等で食品や日用品の物価はどんどん上がってきているし、円は1ドル95円となり、日経平均は1200円割れになってしまいました。

こういう中で、年金生活者の生活行動はどういう風になってゆくのでしょうか?
友人・知人の実態なども入れて分析してみました。

第一に預金の目減りに対する恐怖があります。

預金の中で、投資信託が一般化してきており、これが大幅に下がってしまっているので、心理的な恐怖感を抱え始めています。
そのために蓄えを使うことには神経を使い始めています。
不要不急なものは買わないとか、安いものに切り替えるとかの行動が出てきています。

第二に食費の節約が始まっています。

スーパーに買い物に行っても、今まではちょっと欲しいと思ったものは気軽に買っていたが、今はどうしても必要でないものは買わなくなってきています。

第三に旅行や趣味への出費を控え始めています。

定年退職者の夢は何と言っても夫婦で行く旅行であり、趣味の没頭です。
景気が悪くなってきたからと言って、永年の夢であり自己実現の場である旅行や趣味を控えたりするようなことはありません。
海外旅行を控えて国内旅行に変えたり、インターネットで安い運賃の出物を探したり、安くてもリッチなホテルを探しているのです。
また趣味の学習などは、安いカルチャーセンターや公的な趣味講座に振り替えたりし始めています。

第四にお洒落を安く上げようとしています。

団塊の世代は特にお洒落に気を使います。
今までのようにブランド物をそろえたりはしません。
ユニクロを着てこだわりのものだけをブランド物にするなど、変化が現れています。

このような傾向を捉えれば、ビジネスチャンスも出てこようというものです。

美濃市のうだつの町並み

2008年03月16日 | Weblog
岐阜・美濃市のうだつの町並みは、江戸時代から明治にかけての建築であり、隣との屋根を高くして壁は防火壁となっているのだそうです。
当時はかなり裕福な家でなければ出来ない建築であるために、「うだつが上がらない」という言葉がここからきているそうです。
造り酒屋さんや和紙問屋さんが軒を並べていて、今でもそのまま商売をやっています。

これだけ町並みが揃っているのは貴重な存在だと思います。
最近は古い建物とか町並みを残そうということになってきていますが、こういう形での町興しは国も予算をつけてやる必要があると思います。

昔の建物という空間に入ると、どういう訳か気持ちが安らぎます。
子供達はそういう空間の中で、歴史を身体で感じていると思います。
どんな教育よりかその効果は大きいと思います。

お千代保稲荷の猫

2008年03月14日 | Weblog
岐阜県の海津郡に三大稲荷として有名な、お千代保稲荷(おちょぼさん)があります。参道には川魚料理屋やみそ串かつ屋とかいろいろな店が所狭しと並んでいます。

どういう訳かそれぞれの店が野良猫を可愛がっているようです。お参りに来た参道の通行人も猫に話しかけたりして、のんびりしたほほえましい風景を見ることが出来ます。

この猫は、いつもみそ串かつの店のまえにいるようです。
というのも、店の人が時々餌を与えているようでした。
写真を撮ろうとしたら、餌が欲しかったのでしょうか近づいてきて愛嬌たっぷりでした。

養老駅 歴史を感じるよさ

2008年03月14日 | Weblog
養老駅は昨年10月に近鉄から離れて、第三セクターの会社になったと聞きました。
この養老線はなくなる寸前だったようです。こういう建物がそのまま使われていること自体が貴重なことだと思います。
先日の布袋駅の駅舎はどうも取り壊されることになっているようですので、本当に残念です。布袋駅一帯をロータリーにして新しい駅舎を建てるようです。


日本人は、新しいことが近代化だと思っているのか不思議です。これでは何処もかしこも同じ風景になってしまい、歴史も何も感じなくなってしまいそうです。古いことはいけないようにするというのは、人間だって同じ運命に会うのだから、日本人の深層心理は危険なものです。

春を五感で味わっています

2008年03月10日 | Weblog

庭の片隅に「ふきのとう」が芽を出していました。
少し苦いが春を感じさせる味は格別なものです。


子供の頃の思い出が蘇ってくるのも、春という季節ならでは・・・ではないでしょうか?
そういえば通勤時に自転車で通る畑に、梅の花が満開となっていて、いい香りが流れてきています。
「ふきのとうの味」と「梅の花の香り」によって一挙に子供時代に返っているようです。



どうも春という季節は五感で味わう季節のようです。


大王崎の野良猫

2008年03月09日 | Weblog

今日はレンタカーで大王崎にスケッチです。 灯台の前に来たら、一匹の野良ちゃんが歩いていました。

野良猫とは言っても、とてもしっかりした上品な顔をしていました。

かなり人なつっこい猫なので、たぶん周囲の民家で食事を頂いているないのでしょうか?

猫の目線での撮影にちょっと驚いた様子で、照れくさそうに逃げていってしまったので、灯台を背景にした決定打は出ませんでした。

大王崎灯台のスケッチ作品は明日アップします。

 


街を保存するということ

2008年03月07日 | Weblog

名古屋鉄道の犬山線に布袋駅があります。

この駅は名鉄では珍しく、昭和の初め頃の姿のままでたっています。

最近、駅周辺を整備しているようなので、布袋駅も建て替えられてしまうのではないかと心配しています。

 

布袋の町は昔ながらの古い町並みがあって、とても情緒のある風景です。

その中に布袋駅がしっくりと調和して建ってているのです。

周辺の駅は既に建て替えられてしまって、唯一つ残った昭和の駅なのです。

 

今日、NHKBSで「世界ふれあい街歩き」という番組がありました。

韓国の慶州を訪ねたのですが、この町は実に保存が良くて昔ながらの路地がとてもシックな感じで、おそらく誰もが一度訪ねてみたくなるような町でした。

最近は町に特徴がなくどこへ行っても同じような姿をしています。

 

古い町並みを保存して町全体を博物館化したいものです。

慶州でみた町も、気持ちが癒されて落ち着くのは自分だけではないと思います。

布袋の町もせっかくこれ以上壊さないで、古い景観を保存したらどうでしょうか?