猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

景気が悪くなると年金生活者の行動はどう変わるのか?

2008年03月17日 | Weblog
アメリカの金融不安のあおりで、日本の景気はがたがたになってしまいました。
原油の高等で食品や日用品の物価はどんどん上がってきているし、円は1ドル95円となり、日経平均は1200円割れになってしまいました。

こういう中で、年金生活者の生活行動はどういう風になってゆくのでしょうか?
友人・知人の実態なども入れて分析してみました。

第一に預金の目減りに対する恐怖があります。

預金の中で、投資信託が一般化してきており、これが大幅に下がってしまっているので、心理的な恐怖感を抱え始めています。
そのために蓄えを使うことには神経を使い始めています。
不要不急なものは買わないとか、安いものに切り替えるとかの行動が出てきています。

第二に食費の節約が始まっています。

スーパーに買い物に行っても、今まではちょっと欲しいと思ったものは気軽に買っていたが、今はどうしても必要でないものは買わなくなってきています。

第三に旅行や趣味への出費を控え始めています。

定年退職者の夢は何と言っても夫婦で行く旅行であり、趣味の没頭です。
景気が悪くなってきたからと言って、永年の夢であり自己実現の場である旅行や趣味を控えたりするようなことはありません。
海外旅行を控えて国内旅行に変えたり、インターネットで安い運賃の出物を探したり、安くてもリッチなホテルを探しているのです。
また趣味の学習などは、安いカルチャーセンターや公的な趣味講座に振り替えたりし始めています。

第四にお洒落を安く上げようとしています。

団塊の世代は特にお洒落に気を使います。
今までのようにブランド物をそろえたりはしません。
ユニクロを着てこだわりのものだけをブランド物にするなど、変化が現れています。

このような傾向を捉えれば、ビジネスチャンスも出てこようというものです。