goo blog サービス終了のお知らせ 

ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ワインの卵 ドメーヌ・ベルナール・モロー シャサーニュ・モンラッシェ モルジョ 2010

2015-03-12 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
Domaine Berard MOREAU Chassagne-Montrachet 1er Morgeot 2010

初日は、
乾いた鞣革、軽くローストしたナッツ、若いパイナップル、若干のパッションフルーツ、白・黄のブーケ(仏語の花の意味合いであり、決して熟成の意味では使っていません)、スワリングして生肉や動物臭、石灰系は牡蠣殻っぽさが、時間が経つとしっかりした酸がベースになっているのが良く分かります。
そういう意味で、酸が勝っている分、若干バランスが崩れてはいますが、飲める範囲でまずまずです。香りもほどほど発ってきますし、でも線が細いのが気になります。色調どおり若く、まだまだ厚みを感じない。

2日目は、
後引きのある甘酸バランスが少し取れてきました。奥行きもあり、厚みも出てきました。でも、粘性が出てきた分だけ香りが弱くなったのか? 十分香っているのですが、グラス口周辺で留まっています。できれば部屋全体へ芳香が・・・ という風に変化してくれると嬉しいのですが。もしかしたら、閉じに入りかけているのかもしれませんね。若い状態で試飲して将来の熟成をみようとしたのですが、実力不足でよーわからん! てな感じですねえ。 ?_?

3日目は、
酸が少し勝ち気味ですが、マイルドでスーッと入っていき、知らぬ間にボトルが空きそうになり、4日目分用としてグラス1杯を残してバキュバン。4日間みれば、わたしでもある程度は先読みができるでしょう。このワインはPP94とのことですが、これが正しいかどうかは熟成させてからですね。ただ、新年会に持ち込んだ Martinelli Chardonnay Zio Tony Ranch RRV 2008(PP95) の方が素晴らしかったですね。とても 94 VS 95 ではないです。ま、いわゆる1976パリ事件のようなものではと思います。

<5日目追記>
優しい酸ですが長命さを感じさせます。甘みも果実の甘さを感じさせ、オイリーな粘性も程よく、これは化けるかなと思います。であれば、熟成10年は当たり前でしょう。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ドメーヌ・ベルナール・モロー シャサーニュ・モンラッシェ 1er シャン・ガン 2006   

2015-02-21 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
Domaine Berard MOREAU Chassagne-Montrachet 1er CHAMPSGAIN 2006

実は、今日飲むワインとしてセラーから出す予定だったのは、飲み頃を見るために2010モルジョを試す予定だったのですが、セラーから持って来たボトルが、ありゃまシャンガン2006だ! *_*; 
で、いつものまあエエっかになり、ラベル見てたら久々にちゃんとしたブル白(良い表現じゃないなぁ)が飲みたくなってきて開栓してしまいました。でも、お気に入りのモローのシャサーニュ2006はこれで終わり。

色調に濃い目の黄金色が入り始めています。粘性は高いのですが、その割に足が細く、沢山の細い足が出て、線の細さを伺わせる'06の特徴かと思います。
香りは、開栓時から水飴、ナッツ、鞣革、石灰系ミネラル、白・黄花、杏子、etc。2012.12月の前回に比べると随分熟成変化しました。

味わいは、前回も同様で線が細いはずの'06 ですが、前回よりもしっかりした酸と甘みがすっきりしていてバランスも良く美味しい。熟成10--12年で1本、13-15年でもう1本というパターンであと1~2本買っておけばよかったと ・・・・・後悔先に立たず。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ドメーヌ・フランソワ・ジョバール ピュリニー・モンラッシェ ル・トレザン 2005

2014-01-03 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
Domaine François Jobard Puligny Montrachet Le Trezin 2005

あけましておめでとうございます。
趣味人のブログですが、今年もよろしくお願い申し上げます。

今年の正月は、伊豆下田の大澤温泉ホテル(340年の古民家で伊豆全体を治めた大庄屋の屋敷)で、正月の朝食にセットされる美味しいお節を食べて正月を過ごしてきました。

今年最初のワインは、伊豆から帰ってきてからの開栓となりました。好みの造り手の村名ならいけるかと。長熟の造り手故に不安が当たって、いやーちょっと早かったです。美味しんですけどねー。 

香りは、未だ堅さの残る石灰等ミネラル、蜂蜜香、白系と黄系のブーケがありますが蕾のようです。これから熟成によって、じっくり開いてきそうです。
味わいは、酸がまだまだしっかり残っていますし、ミネラルが苦味に近く感じます。パイナップルに青さが残っているのが良く分かります。 

今年もこんな調子で外しまくりでしょうか。 ^^;



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ドメーヌ・ボルジョ シャサーニュ・モンラッシェ シャン・ド・モルジョ 2010

2013-06-09 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
Domaine Borgeot Chassagne-Montrachet Champ de Morgeot Rouge 2010

シャサーニュはご承知の通り畑の半分近くがピノ畑。ワイン辞典では、白が182ha、赤が121haで19世紀までは赤の生産がほとんどであった土地だとのこと。ル・モンラッシェを筆頭に良い地層が広がるのでしょうが・・・・・、石灰層がどうなのかまでは勿論知りませんが、フィロキセラ後と言われつつ何時の間にか白が多くなったのでしょう。

柔らかいミネラルと酸の組み合わせの赤ワインが多いようなイメージなのですが、初物のこのボルジョの赤もイメージに違わずなかなかいいです。このレジョナルは香味のバランスも良く、普段飲みであれば十分な気がします。ま、ヴィンテージの良さもあるのかとは思いつつVT11も試してみたいですね。

簡易式のスクリュープルが最近壊れてラギオールで抜いているのですが、最後にコルク先が追従できずに折れてしまいました。質とスクリューの差込感から言えば長期熟成はできないかな。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ドメーヌ・ジャック・プリュール ピュリニー・モンラッシェ1er レ・コンベット 2005   

2013-06-01 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
Domaine Jacques Prieur Puligny-Montrachet 1er les Combettes 2005

このワインは、10年程度で開けようと思っていましたが、ええい開けちゃえって四捨五入で10年だからって自分なりにOKして開栓。どうでしょうか。

色調は、透明度も高く液面の艶っぽさが好印象で、金色の濃度から30%程度の樽が入っているのか?、熟成して好い色になってきてます。粘性も十分で、足も太く、出方がゆっくりしています。
香りは、若さを感じさせ、革、石灰系?火打石?的ミネラル香、白系ブーケ、薄く木の実があります。
味わいは、アタックに酸が前にでていて未だ若さを感じます。金属をなめた時のような苦味に近いミネラルが鋭角的です。それでいて口中では柔らか味を感じ、収斂性がありそうです。明日か明後日には酸味が抑えられて、甘みが出てきてバランスが取れそうです。その時には一皮剥けた完熟パイナップルが味わえるのでしょう。

このコンベットは、8年でこの程度の熟成ですと、若い時は酸っぱくって堅くって人気なかったでしょうね。 ・・・フランソワ・ジョバール的(5日目7日目 10日目)な長熟かな。いずれにしても、ヴィンテージ2005の葡萄の強さを引き出すための長期熟成ワインになっていたのでしょう。こういう職人気質的なところは、わたしの好みのワインです。2日目以降どうなるか変化が楽しみです。

<2日目>
まだ酸が勝っていますが、予想通り甘酸っぱい完熟パイナップルに変化しました。香りは変わらずで若干腐葉土が出てきたか。
<3日目>
ピュルニーらしいミネラル感たっぷりで鋭角的だった酸が和らいできました。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ドメーヌ・マルク・モレ シャサーニュ・モンラッシェ 1er モルジョ 2006 

2013-01-31 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
Domaine Marc Morey Chassagne-Montrachet 1er Morgeot 2006

この造り手のワインは、記憶になく初めてだと思うのですが、どうでしょう。ヴィンテージ2006は、割と線が細く酸が弱いイメージがあります。

開栓してみましょう。
まあ、やはりというか、酸のメリハリが欲しいところですが、ぼやけてます。これじゃあ、2日前に開けたアンドレ・ショパンのC・d・N・Vのボンクールの方が、シャサーニュぽいし、好みですし、格上のようだし、将来性がありますね。

香りは、閉じ気味で・・・ それでも甘酸っぱい果実がありますがそれ以外は? 色もそれなりに良いんですけど・・・。

味わいは、バランスが悪く果実味に乏しく、余韻にハッキリと雑味、僅かに苦味が出てます。 

このワインのインポーターさんは、ティエリー・ヴィオロ・ギュマールといい、ちょっと・・・・・ ね!。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ドメーヌ・ベルナール・モロー シャサーニュ・モンラッシェ 1er シャンガン 2006

2012-12-01 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
Domaine Berard MOREAU Chassagne-Montrachet 1er CHAMPSGAIN 2006

この造り手のワインは、裾物を飲んで気に入っていました。市場ではあまり見かけないのですが、時たま見つけてセラー保管してたものです。
ヴィンテージも06ですので、酸が優しく線が細そうなイメージですが・・・。ちょっとというか、わたしには若飲みに変わりないのですが、しっかりした白を飲みたくなっての開栓。

どうでしょうか。

温度が低いところ(11℃)から飲み始めた時点では、きりっとした優しい酸があり白系ブーケ、革、少し軽めのハーブ等があります。粘性もトロミがあり(足はトロミの割りに若干細め)。色調に緑が入っているのが分かります。

まあ、飲み始めに入ったところで、十分に美味しいのですが、欲言えば、酸が綺麗な中でも気持ち出すぎと、残糖感が僅かに余韻にあるので、全体的にはまだバランスがちょい崩れているというのが正解でしょうか。

でも、久しぶりに美味しいワインに舌鼓です。

<追伸>
15℃(気が付いた時)あたりから、軽く、蜂蜜、ナッツ、ハーブ、ミネラルの香味がでてきました。口中でのエアレーションも不要でいい塩梅です。(更に30分後)何時追記を止めるか問題かもしれませんが、舌にのる甘みトロミetcがいいですねえ。 *^_^*



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村


早くても若くても・・・丁度良い シャサーニュ・モンラッシェ 1er フランソワ・ダレン 2008

2012-09-12 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
CHASSAGNE-MONTRACHET 1er Francois D'ALLAINES 2008

基本的に、造り手本人も言っているようですが、若飲みタイプのワイン。
都合5本飲んでみて実感できますね。

ミネラル感からまだまだ若いかなとも思えますが・・・
開栓して1時間もたつと、硬質感に柔らかさを感じるようになります。やはり、流石の特級モンラッシェに隣接の1級畑ブランショですね。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

2日目 更に美味しい! マルク・コラン 1er カイユレ 1997 

2012-04-05 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
Domaine Marc COLIN Chassagne-Montrachet 1er Les Caillerets 1997

初日より2日目の方が美味しい!
このマルク・コランの2日目はメチャ旨ですねー。下り坂に入ったところかと思ったのですが、2日目の出来栄えから言うと、まだまだピークが続いていると言うことでしょう。

サラダをマヨを使わずに作ったようなのですが・・・・・
シンプルな塩分とジャガ、玉葱等の野菜の甘みが自然でいいですねえ。これが、綺麗な酸と完熟マンゴーや蜂蜜や水飴がたっぷりのワインが、マリアージュしているのはちょっと驚きでした。

これであれば、今年のベストワンの KISTLER Vine-Hill に次ぐ二番手ですね。
 ・・・そういや色調は良く似ています (~~)/


にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村



ドメーヌ・マルク・コラン シャサーニュ・モンラッシェ 1er カイユレ 1997

2012-04-04 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
Domaine Marc COLIN Chassagne-Montrachet 1er Les Caillerets 1997

ピークですが少し下り坂に入ったところでしょう。でも旨いですねー。

当初は、熟成15年では随分抜けたかなと思っていたのですが・・・・
黄昏になる前の熟成感があって、香味に行き渡る、色調を反映した完熟フルーツが美味しいですね。そう言えば、ここの看板のシャトニエール(サントーバン)の印象を思い出しました。このカイユレは、その時に比べて、雑味や雑味に起因する苦味はないです。確か完熟葡萄を使うのは、この造り手もそうだったかと記憶があります。

まあ、以前であれば、このワインの味わいであれば絶賛していたかもしれません。確かに美味しいのですが、これがVintage1997のある意味で限界かな。
ひょっとしたら、最近仕込んでいるこのワインの半額遥か以下のQUALITE-PRIXなワインを熟成させたら、いい勝負するんじゃあないかなあ・・・・・な~んて(本気印!) (^^ゞ

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村


ドメーヌ・ラモネ シャサーニュ・モンラッシェ 2006 

2011-10-18 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
Domaine Ramonet Chassagne Montrachet Blanc 2006

Vintage2006の村名であれば若飲みに耐えられるかなと思い開栓しました

イメージ的には
VT06は酸が優しく、サラサラして飲みやすいものが多いものが多い
ラモネは若飲みでも耐えられるし、このワインは村名なので(余計に)OKでは?

WAのヴィンテージ評価も白ワインは2004~2008まではずっと90-91で推移していますが
ヴィンテージ評価が同点でも、ヴィンテージごとに造り手は天候に合わせたワイン造りのはず
だから評価やPPはあくまでも道標でしかないはず・・・・・故に若飲みも面白い!

基本的に熟成ワインが好みなのですが・・・こんな見立てで開栓してみました

色調は
樽が15%程度で古樽か
透明度も高く、液面の艶も柔らかさのある反射がいいですね

香りは
CDそのもので、強くない酸が香ってます
乾いた鞣革、ドライパイナップル、下草、白系のブーケなど

味わいは
開栓当初は雑味っぽい塩気のあるミネラルがありました・・・・・が
程よい甘み、ちょっと薄めのトロミ、柔らかで綺麗な酸が余韻まで全体を包み込んでいます

決して球体的ではありませんがいいですねえ
購入価格はワインリストを見ると6.1Kでした
   ・・・・・ウ~~ンもう少し買っておけば良かったかなぁ ムツカシ(?_?)
   ・・・・・コルディエのVERS-CRAS2005(4.2K)には完敗でしょうか

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村



アラン・シャヴィ ピュルニ・モンラッシェ 1er レ・シャルム 2006

2011-06-20 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
PULIGNY MONTRACHET 1er Les Charmes 2006  Alain CHAVY

アラン・シャヴィのワインは
丁度1年前の6月にPucelleを飲んで以来です

熟成が進んで、全体バランスが上がって総じて旨いワインになってきました
  ・・・1erでも今回はCharmesで畑は違いますが

鞣革香はしっとり感があり、果実香は熟れてきたパイナップル、若干のマンゴなど
酸が程よく、果実味を綺麗に包みこんで、バランスがいい塩梅ですねえ

ピークにはVintage2006と言えど未だ早いのでしょうが・・・・・美味しいです
重すぎず軽すぎず、中心線はピシッとしていて、好みから言えばピッタリです


ベルナール・モロー シャサーニュ・モンラッシェ ルージュ 2008 (2)

2011-06-13 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
BERNARD MOREAU CHASSAGNE-MONTRACHET VIEILLE-VIGNES 2008

前回は2月に試飲しました
個人的には、白屋にかかわらず、赤も旨い造り手だと感心したものです
今回は前回と違って、ピュアな味わいが、確実に落ちてきています
 ・・・そう、美味しさの中で、落ちを余韻に感じるのは、葡萄自体がパワー不足でイカンですねえ

これって、来年くらいまで待ったら雑味になっているかもしれません
VT08は、いろいろ飲むほど買う気にもならなかったので、7本ほどでの判断でしかありませんが・・・

Vintage2008は赤白合わせてたったの13本しか購入していませんでした
その内、白はフランソワ・ダレンのモンラッシェ1erとニーロンのみでした
一方で、この若いVintageを、気が付いたら既に半分以上飲んでいました

記憶をトレースすると、購入本数も少ないのですが
Vintage2008はイメージ的にはVintage2004より悪い印象なんですねえ

ですので、仕込んだワインも寝かせるタイプのものが少なかったと言う印象です
故に、ニーロンにしても、M・マニャンにしても(若干の)長熟系のみ寝かせてます

無意識ではありませんが、自然な流れだったと言うのでしょうか

不思議なものですねえ



フランソワ・ダレン シャサーニュ 1er 2008 (3本目)

2011-05-21 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
CHASSAGNE-MONTRACET 1er  François D'ALLAINS

4月末に試飲して1ヶ月ぶりで、状態の再確認のために3本目を開栓

今回、前回の余韻の雑味はどうでしょうか?

キリっとしたクリーンな酸に支えられたミネラル感のある香りと味わいです
前回のボトルとはボトル差というには違いすぎでしょう

<一口メモです>
開栓1時間程度は、アレ?って思えるような雑味っぽさ、切り口を変えるとビオ臭的でもありました
それが雲が晴れるようにパーッと晴れ渡ってきて旨い!
昨日のロブションでのニーロン村名に比べて
ボロ負けしていたのに、1時間を境に、気が付けば逆転満塁ホームラン!


香り立ちもよく、マンゴやパイナップルも綺麗に出ています
それもグラス口から漂っていていいですねえ

味わいも、Vintageの通り若い分酸味が強めですが、それなりのバランスがあります
この艶っぽい滑らかな酸であれば
早期熟成タイプであることに変わりはないですが、5年程度での熟成が楽しみですね

と言うことで
在庫に安心ができましたので、次回は2013あたりで開栓することにしましょう


ミシェル・ニーロン シャサーニュ・モンラッシェ 1er クロ・サン・ジャン 2003

2011-05-13 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
このワインは経験則から言えば
酸がしっかりしているか、いないか、ハッキリ分かれた難しいVintage2003
ワイン冷蔵庫にある同VTの手持ち現在庫は
若干早めに処理してきたので次の通りの5本だけになりました

 Michel NIELLON Chassagne Montrachet 1er Clos Saint-Jean
 Marquis D'ANGERVILLE Mersault 1er Santenots
 Mongeard MUGNERET GC Echezeaux VV
 Dupont TISSERANDOT Corton GC Le Rognet × 2Boteilles

過熟果と言うか、過熱果というか、何れにしてもド・モンティーユでさえ補酸をした年
過去のVintage2003の試飲では
アルロー、フーリエ、M・ミニュレの3人の造り手は酸とのバランスもOKで
余韻に綺麗な酸を感じました

件のワインは松澤屋の平行輸入品ですね(アルミキャップに甲冑マークがありました)
では、果してこのニーロンはどうでしょう


完熟パイナップルや軽くマンゴーなどフルーツが一杯です
石灰など柔らかめミネラル香もあるのですが、このクラスで下草などが?は寂しいですね

美味しいのですが・・・
ちょっと果熟気味で、酸は綺麗に入っていても、如何せん酸だけが気持~ち弱い
  ・・・それでもバランスがある分、酸の弱さを感じつつも、グラスが進みます

  実感として、あーーーホントに勿体無い !!

グラスの足に見える通りのトロミ、口中での厚みがあって
葡萄の美味しさを感じて、それなりに旨いと言えます

合わせはビーフシチューだったのですが、さすがに若干負けてました ・・・当然か
家内(白は飲まない)も今日はまさか白ワインとは思わなかったかな (^^;
ボトル半分は2日目ですので、何かアレンジしてみましょう