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ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ワインセラー ヴィエイテック コンフォート

2010-09-28 | 日記
EUROCAVE VIEILLITHEQUE COMFORT


気温も下がってきたので、先日、半年振りにワインセラーの整理をしました
在仏中にEUROCAVEのポルトマイヨ店で
日本仕様で買ったヴィエイエテック・コンフォート
このメーカーは基本的にセミオーダーの形で自分の冷蔵庫を作ってくれる

ドアの開閉が右か左か       ・・・ 右開け
ドアは偏光ガラスか通常のものか ・・・ 通常ドア(偏光と言えども光の流入はある為)
化粧版はどれにするか        ・・・ プロヴァンスの屋根色に近いクルミ材系パネル
温度センサー              ・・・ 一温帯
スライド棚を増やすかどうか      ・・・ スライドを1段増設
日本仕様でAC100Vに変更    ・・・ 勿論特注で依頼

キャパは棚の増設で180本にサイズダウン

発注から納品まで概ね一ヶ月ほどかかっただろうか
日本でも日仏商事などで扱っているが・・・
同型のヴィエイエテックは見かけないので
日本とフランスとでは販売モデルが違うのかも (?_?)

というわけで、
今は満杯で直置き入れて200本ほどの在庫
趣味人としては少ないほうかもしれない

丁度、秋風と台風による雨模様で気温も下がり
ワインにとってはご機嫌なのかもしれない




ジャン・ガローデ ポマール ノワゾン 2005

2010-09-26 | ヴォルネー/ポマール/SLB
POMMARD NOIXONS 2005 Jean GARAUDET



気温も下がってきたので、半年振りにワインセラーの整理をしました
大凡180本程度がセラー内
今日の到着便で入れ替えをして、20本ほどが外に直置きで、若い白と一部赤も

今日のセラーの整理で、下部に置いてあったガローデのワインを掘り出した
ポール・ガローデは親戚に当たるようだが、彼は白屋でジャンは赤屋だ
ショップでも可也知っている方でないと取り扱ってないだろうワイン

Pommardの住まいで、跡継ぎがいないため本人で最後になると記憶している
私のイメージではポマールはブルゴーニュの最南部で
ここから東側にマコンやシャロネーズが広がる
方向音痴かも知れないが車で何度行ってもその感覚で観ていた

話が逸れたが、いいワインを造る造り手がまた姿を消すのか・・・としみじみと思う
小さなフランボワーズやイチゴなど酸味と果実味が渾然として旨くて美味しい
ACL臭の裏側に艶かしさのある鞣革や土香に牧草なども混じって複雑味を醸している
VintageからALCが強かったのか半時余りで馴染んできた

丁度ティボーのHCDNクロ・デュ・プリウールに深みと厚み以外は瓜二つとなってきた
旨いワインに共通するバランスと暗黙知的要素だと言える

薄っぺらいというわけではなく、造りそのものが飲みやすさを考えて造られたように思える
ポマールという強さ加減は鳴りを潜めていて、どちらかと言えばNSG1erかと
ジャンのワイン在庫は06のクロ・デ・ムーシュのみとなった

・・・・そう、なんとはなく開栓したが、哀愁を感じてしまったワインだった
そうこうしている内にポマ-ルらしい重めの香り立ちとタンニンの味わい出てきた
ALCに隠れていたんですね

いいですね。こういうワイン・・・グラスが進みます (^。^)



ボランジェ スペシャル・キュヴェ NV

2010-09-20 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
BOLLINGER SPECIAL CUVEE NV




9月も中旬だと言うのに暑いので久しぶりに泡を開栓
冷蔵庫には甘すぎて、リケールのヴァイヨン’09がそのまま少し残っている
今日は季節的にさっぱりした切れの良いワインがいい
リケールのヴァイヨンはどうやら過ぎた甘さの完熟系ということで舌が覚えてしまった

昨日は特に軟式野球の天皇杯準々決勝の応援に行っていたので汗と日焼けもしたので
自然に泡にしようと冷やしていたボトルを開けたわけです

泡の苦味が苦手な私にはこのワインの極端に少ない苦味が好みで美味しい
甘味もそこそこで甘すぎず果実味がなさ過ぎず
エクストラ・BRUTのような味わいが今日の汗かいた体には丁度いい
PN100%ではないのはすぐに分かる・・・PN60%、CD25%、PM15%

香りは
しっとりとした鞣革香と軽いミネラル香が交じり合って香り立ち
味わいは
時間とともに軽めの滑らかなトロミを口中で味わいながら甘すぎない果実味を官能している
泡の質感も柔らかく、ドライな余韻を楽しめる


シャブリ 1er ヴァイヨン 2009 ジャン・リケール

2010-09-19 | シャブリ
CHABLIS 1er VAILLONS VV 2009 Jean RIJCKAERT


Vintage2009のシャブリを早速いただきました
しかもVVのヴァイヨン
09はランブレイのロゼのラ・ローズ・デュ・クロ以来で白は口開け

開栓当初から
シャブリのキンメリジャンをイメージさせるミネラル香がグラスから立っており
色目が薄いので、樽は利かさず主にはステンレスタンクでの醸造だろうと思いつつ
グラスに注ぐときから液体の粘性を感じさせるような見た目の感触がある

開栓即試飲にちょっと不安もあった
09という昨年醸造された1er故に硬いだろうと予想
予想を覆して口中の柔らかさと開けたてにもかかわらない美味しさにオッという驚きがある
VTから酸味は若々しく、シャープな切れを予想していたのだが・・・・・見事にハズレ (^^;)

でも酸味が隠れてしまって、デュ・クロに比べるとちょっと頼りなさげ
青札2枚の廉価なので追加購入も考えたが・・・・・
まあもう一本あるし、置く所もないし、QUALITE-PRIXだけど見送り決定 (T_T)


HCDN ブルゴーニュ ルージュ [2006] ジャイエ・ジル

2010-09-15 | HCDN/CDNV/その他
HAUTES COTES DE NUITS BOURGOGNE 2006 Jyer GILLES



ジィエ・ジルのHCDNは以前高いときには5千円を超えていたかと思う・・・違ったけか(~~;)
ところが、円高の影響だろうか、06は3千円ほどで買えた
従前の価格自体が高すぎたのだと思う

コスパ的にこれならと言う域になって初めて試飲したワイン
しかも一昔の広域で5千円なんて嘘だろと言う具合で、コストバランスを信じてないし
06の赤としては・・・・・そんなに良年ではないだろう
との思いから1本しか買ってない ・・・ ア-リャリャ(×_×)
第一印象は樽が利いて、それに呼応したかのようなしっかりしたタンニンの抽出
忘れていたクラシックなブルイメージを彷彿させる
と同時に現代風な果実味を若い時期から味わせる造りで飲み飽きしない

樽が利いて、タンニンがしっかりしているクアラシックタイプと言えば
このブログを読んだ方は、重いのかなあ、未だ固いのかなあ、などと思うかもしれない
ところが、熟成4年目で飲み飽きしない、余韻もしっかりある美味しいワインに仕上がっている
まあこのクラスだから仕方ないのだが、余韻も長くしっかりしている一方で果実味の持続性がない

いずれにしても多くのブロガーが良い評価されているのが至極当然のことなのだろう
でも私としては、それはあくまでも3千円という価格だから納得できたもの

このクラスの好みとしては
ティボーのHCDN・プリウール、続いてペロミノのACブルVV、その次辺りに位置する
プレミア価格がオンしているジャイエ・ジルのエシェゾーが納得価格のレンジに入ってきたら
是非購入しておきたいものだ



ペルナン・ヴェルジュレス 1er レ・カラドゥ 2006 ジャン・リケール

2010-09-12 | コルトン/ペルナン/ボーヌ
PERNAND-VERGELASSES 1er LES CARADEUX 2006 Jean RIJCKAERT




ヴェルジュレスは畑のLieu-Ditによってはシャルルマーニュを名乗れる畑もある
一方でウーンと言わざるを得ないワインもある難しいAOC

在仏中は明確に避けて通ったAOCだったが・・・
一部の優良なドメーヌを知ればQUALITE-PRIXなワインに出会える産地でもある

リケールはヴェルジェでギュファンと共同でネゴシアンとしてやってきただけあって
VT05のムルソー・ヴィルイルなどは変化の後には唸らされたものだ

過去からネゴシアン物は出来るだけ避けてきたし
先般、某ショップの某白ワインの名手の案内があったが、ドメーヌ物より安価であったが
購入を見送ってしまった・・・・・その翌日には完売していた

そんな私だが流石に2千円で買えるとなるとコスパと造り手で買ってしまった (^^;)
そんなことを言いつつも、コルシャルにほぼ隣接する畑SOUS-FRETILLE が気に入っている
だから離れてはいるがこのワインを試しにと思って1本だけ購入した



06は酸味の柔らかなワインが多く
ご他聞に漏れず刺々しさもなくサラリとしつつも厚みを少し感じさせる
果実味も十分にあるが、酸味との渾然とした一体感はない
そういう意味で口中で美味しさを感じつつも、もちろん球体的なハーモニーはない

そりゃあ価格的に言っても無理だ!
それでもたった2千円とは・・・・・(^^;)


ブルゴーニュ ブラン 2007 ベルナール・モロー

2010-09-11 | ACブルゴーニュ
BOURGOGNE BLANC 2007 Bernard MOREAU et Fils



このワインはボワイヨのACブルと同じVintage
面白ので日を変えて水平試飲をしてみた

どちらもVT07のイメージを変えるだけの味わいになってきている
初日の印象では、好みから言えばボワイヨのACブルの方が好み
でも、モローの完熟アプリコットのような噛めるような果実味は捨てがたい

二日目はバランスの取れ方からベルナール・モローの方が好みだった
ワイン自体も果実味がトロミと一体に全体の厚みを感じさせる
余り扱われてないワインだが、好みのワインの一つである


ブルゴーニュ ブラン 2007 アンリ・ボワイヨ

2010-09-10 | ACブルゴーニュ
BOURGOGNE BLANC 2007 Henri BOILLOOT



頑なに飲み手を拒んできたワインだったが
ようやく心を開くように開いてきた

綺麗な酸でサラサラしていて厚みがある
黙ってればきっとACブルとは思えないだろう
白ワインは何と言っても酸の美味しさと言うより旨さが大切だ
甘味も果実味と言えるほど葡萄をイメージさせるようになり好いバランスになってきた

ACブルに大きい期待はしてなかったしVintage07は難しいと言ってきた
しかしながら、この変化は07の見方を少し変えていかなければいけない

セラーが一杯で ・・・熟成を早めるのもあって・・・ 分かってて部屋に直置きしていた
まあ2千円強で買ったので駄目元と思いつつも
所謂荒療治と言いいつつも勝算ありだった


クロ・ヴージョ GC シャトー・ド・ラ・トゥール 2004 

2010-09-03 | エシェゾー/VR/クロブジョー
CLOS-VOUGEOT GC CHATEAU DE LA TOUR


良いワインの要素を感じながら初日は1杯だけ
二日目に期待して様子を見てみた

04というVintage的なギャップはあるものの
ゴミョーで19.5/20という評価がどうだったのか
同点評価はこの他にロマネコンティ、ドニモルテのサンクテロワール、グロフレのグランエシェゾーという
19.5なんて大袈裟だなあと・・・つい悪い癖手で確かめたくなるものだ

初日、2日と試飲してみて
熟成6年の現時点では?としか言いようがない
余韻に隠るような重みを感じるが、2日目は可成り垢抜けた感じにはなった
この二日間では特に余韻にかけてバランスがこのクラスにしては多少悪いかとも

元々この造り手は長熟と聞いていたので葡萄の弱い年ではあるが04なら飲めるだろう
と高を括った方がバカなだけだったんだろう

ということで、裏返して言えばポテンシャルはあるようだが
熟成期間をやはり10年以上をみるべきで
あと4~5年ほどは・・・・・満杯のセラーの肥やしにしかならないや (T_T)
だから安かったんだ (^_-)-☆

熟成に耐えるだけの要素もしっかりしており・・・・では冬眠! お・や・す・み( ̄_ ̄ i)