今日はとんでもない命がけ(大げさ?)の登山になってしまった。
前回、大品山からあわす野に下りようとして、雪で道がわからなかった。
あれから雨も降って雪が少なくなっただろう。
そこで、あわす野から大品山に登ってみることにした。
念のため家を出る前に、国土地理院のホームページにある地図を印刷してリュックに入れた。
09:40 あわす野スキー場の駐車場を出発。
松井山荘前を通って、百間滑手前から、ゲレンデに残る重機の道を登るつもりだった。もうすぐ開かれるトレランの道のことだ。
ところが、下から眺めるゲレンデは青い芝生のように見える。(これが大間違い!)
あの芝生を登ると、さぞ心地よいことだろう。。
で、登ってみたら、腰まで、高いところでは背丈ほどの草が生えていた。(汗)
草をかき分けかき分けして、
10:25 ゲレンデの最上部に到着。
下を見下ろす。
6月下旬に開かれるトレランの標識が、すでに立てられていた。
ここからは、発電所の鉄管の横をあがる登山道を歩く。
10:37 鉄管を横断。
ここからは緩い坂を上って、
10:55 貯水場に到着。
貯水場の手前にある標識に従って、左に曲がる。
この標識には、家族ハイキングコースみたいな言葉が書いてあり、よく整備された遊歩道をイメージしてしまった。
国土地理院の地図を見ても、山のガイド本を見ても、左に曲がって、斜面にある水平道を進むとある!。
実はこれがドツボ!。
この道は、元々はハイキングコースらしいのだが、実際に行ってみると、斜面があちらこちらで崩れ落ちて、足が滑れば数十メートル下の谷底まで滑落、というとんでもない道だった。
大品山の「親知らず子知らず」といった感じの断崖絶壁の道なのですわ。
約100メートル進んだところで、引き返しました。
今回はじじ一人で下から登ってきたので簡単に引き返せましたが、上から降りてきていたら、大品山まで高度差400メートルを登り返すハメになっていたことでしょう。
子供がいたら、地獄を見るところです。
くれぐれも気を付けてください。
では皆さんどこを歩いているのだろう?。
引き返すときに、上を見ながら歩いたら、貯水場前で左折してすぐのところに、尾根に上がる道がありました。
地図に書けばこんな感じで、青い線が尾根道です。
最初は急で細い坂道なので、雨が降ったら滑りやすいかもしれません。
今日は大丈夫でした。
12時ころに、大品山まであと一歩というところで、登山道に雪が残っていて、道がわからなくなった。
地図とコンパスで方向を決めて藪漕ぎをしたら、大品山の下山口からわずか10mほど離れた場所に出ました。
12:20 大品山キャンプ場を通過。
そのまま休まずに、瀬戸蔵山に向かった。
12:50 瀬戸蔵山山頂。
青年がひとりで休んでいました。
雲はかかっていましたが、景色はきれいだった。
10分ほど休憩して、下山開始。
百間滑まで下りたら、すごい格好で写真を撮っている男性がいた。
14:00 あわす野スキー場駐車場に帰着。
少し手こずった山登りで、じにはリスクが高かった。
でも充分楽しめました。
古い地図にこだわりを持ってる人は多いですが、
いろいろな山域で旧登山道を頼って道に迷われる人は多く、大品山の登山道も昔の地図や情報に頼るととても危険な目に合います。
安全に登山されてください。
コメントありがとうございます。
上に載せた地図は、国土地理院のホームページの、今日現在の地図ですから、最新だと思います。
具体的に、何という本を見ればいいでしょうか?。
水平道の最新情報ありがとうございました。
昔は整備され歩きやすい道でした。
若い頃、何度か鍬崎山まで登りましたが下りは貯水池までの尾根が近道なので水平道は利用してません。
山のガイド本よりネットの最新情報が貴重ですね。
ではでわ。
ありがとうございます。
そうですか。
やっぱり昔は歩きやすい道だったのですね。
昨日行く前にネットで調べたら、下山で通って怖い思いをした、
という最近の経験談がいくつかありました。
また今回通った「細尾根道」があるという情報もありました。
しかし地図まではアップしてありませんでした。
それで、危険な場所を具体的に知ってもらったほうが良いと思って、
上の赤バツを付けた地図をアップして、詳しく書きました。
地図どおりに下山して怖い目に合う人が一人でも減ればうれしいです。
>本じゃなくてネットで調べては?
ごもっともです。
もちろんネットで調べて行きました。
そして結果を、このブログからネットへ発信しているわけです。
と、ここまで書いてきたのですが、表現不足で、読み取れなかったでしょうか?。