☆わんこと一緒の想い出と共に☆

シェルティと暮らしていたマールママの記録と記憶のためのページ

テレビで学ぶイタリア

2016年01月14日 | 日々の暮らし

外は凍て付き寒い日が続いています

こんな日は、どこにも出ないでテレビ三昧 

特に年末に録画しておいたイタリアに関したドキュメンタリー番組は見応えがありました

ひとつはイタリア在住の歴史作家 塩野七生×俳優 向井理 の

 「魅惑のイタリア大紀行ルネサンスとはなんであったか」 前偏と後編

 

 (丘の上から見た フィレンツェの街)

 

6年前初めてのヨーロッパ旅行で目にした歴史ある建物や街並みのイタリア

ミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチなどの数々の芸術や建築は

 見るものすべてが言葉にならないほどの感銘を受けました

『百聞は一見に如かず』

 紀行文や写真に残して記憶を確かなものにしてきましたが

あの時目にしてきた物の裏側にあった物語や歴史をテレビでさらに深く知り

感動を新たにしています

 

そして年末にBSで一挙放送された 「ローマ街道物語」 全6話

紀元前から およそ1200年もの間 繁栄を続けたローマ帝国

『すべての道はローマに通ず』 の言葉通り 

ローマから縦横無尽にのびる全長15万キロのローマ街道

イタリアからフランス・スペイン・イギリス・ブルガリア・トルコ・チェニジアまで

その街道沿いに残る遺跡を訪ねながらローマ帝国の栄枯盛衰の歴史ドラマを見る番組でした

 

(剣闘士たちが市民を喜ばせた コロッセオ)

ローマの旧市街地には数多くの古代遺跡が存在します

 

その驚くべき高度な建築技術 現在にも受け継がれている豊かな庶民の文化が

縦横に張り巡らされた街道のみならず川や海上にまで続いた交通網により

物資の交流を盛んにし、ローマ市民の生活を満足させ帝国の安定につながっていた

2000年以上も前の現在にも勝るとも劣らない水道や建築の技術は

かつてのローマ帝国であった スペインやフランスにも遺っている

 

(スペイン・セゴビアで見たローマ水道橋)

 

皇帝のリーダーシップ 他の地域の技術や芸術宗教を否定することなく

自分たちのものとして取り入れて発展させていく寛容性があった古代ローマ人

そのような形で発展していったローマ帝国がなぜ滅亡したか?

 

ゲルマン民族の大移動が原因ともされているが 

寛容であったローマ人が寛容さを失い 他の宗教を弾圧 憎しみの連鎖が怒りとなり・・・

 

移民で揺れる現在のヨーロッパの問題とも重なって見える


(ローマ トレビの泉)


ナビゲーターの ヤマザキマリさんが言っていた

歴史は繰り返す というが

今世界で起きている紛争や宗教の問題など その時代も生じていたことで

古代ローマの1200年歴史には 人間の経験のすべてが詰まっている

という言葉が印象的でした


 

 

 



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