庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第43話

2017年02月17日 23時11分20秒 | Anime・特撮
さぁ皆さん、ご一緒に( =゚ω゚)ノ。

ヴィダールの中の人がガエリオだったなんてーΣ( ̄□ ̄;;;)!!
全然、分からなかったよΣ( ̄□ ̄;;;)!!


さて、お約束も終わったところで(^^;。

やはりマッキーさんは世界へ復讐したい人でしたか。その一方で彼が鉄華団にシンパシーを感じてる理由も判明。そりゃあこれだけ底辺で辛酸をなめてきたわけです。どんなに快く接してくれても、なかなかガエリオやカルタには心を開けないでしょうね。
一方、鉄華団の皆さんは命が二束三文で扱われる社会で生きぬいてきた。そりゃあマクギリスとしては、ミカやオルガに共感するでしょうね。マッキーは一期の頃から、大暴れする鉄華団を見ながら「俺も鉄華団に入って、大暴れしてえなあ。そうしたらどんなに胸がすっとするだろうか」などと思っていたのかも知れません。そう考えるとやはりマクギリスは哀れな男です。
一期の時も書きましたが、マクギリスとミカたち鉄華団は「自分たちが幸せになるには一度この世界をぶち壊してやらなければならない」と思ってるであろう点で同じなのですよね。
でもただ一点、マクギリスと鉄華団には違いがある。それが家族の存在。名瀬さんやタービンズの皆さんが命を引き替えに教えてくれたもの。それは家族の大切さ。

自分たちが幸せになるには世界をぶち壊さなければならない。その一方で大切なもの、家族は守り抜かなければならない。
すべてを破壊するのではなく、壊すべきものは壊し、守るべきものは守る。それが分かっているかどうかが、マクギリスと鉄華団の違いでしょうね。
しかしそうなると気になることがあります。
一期序盤でマクギリスとクーデリアの素性が明らかになった頃から言われ続けていた事。
マクギリスとクーデリアは生き別れの兄妹ではないのか?
二期に入ってもそれらしい描写はまったく無かったので、これはおじさん勘違いしちゃったかなと思っていたのですが(^^;、もしかするとこれが最終盤で判明するかも知れません。二期に入ってからすっかり影の薄いくーちゃんさんとしても、ヒロインとして起死回生のチャンスです(笑)。
もしもクーデリアが妹だったら、マクギリスにも守るべき家族がいたという事になりますからね。
仮にそうだとしたら、それが判明するタイミングによっては、マッキーラスボス回避にもなりますし、マッキー死亡フラグにもなりますし、なかなかスリリングな展開になりそうです。

一方のラスタル陣営も正義ではないし、理があるわけでもないのがこの作品の面白い所。
ガエリオさん「俺はお前の目には映らないものを背負ってる」と啖呵を切りますが、まぁ言っていることは正しいとしても、ここまでヴィダールと名乗っていたガエリオと行動を共にしていた皆さん……。ラスタルさんにイオク様、そしてジュラルミンジュリエッタ。
……あ、うん。なかなか困った面子ですね(;´Д`)。マクギリスじゃないですが「ひょっとしてガエリオくん、また騙されてる?」とか思えてきます(;´Д`)。どうにもここへ来てラスタルさまが怪しいんですよねえ(;´Д`)。ラスタル陣営のメカニック、ヤマジンさんも、ジュリエッタにアラヤシキ手術を受けさせようと誘導しているようにも思えますし。
そういえば女性でアラヤシキ手術を受けた人は出てきていませんが、あれですか、女性の場合も上半身丸出しですかね(^^;。

ガンダムバエルを手にしたマクギリス。ギャラルホルンの創設者アグニカ・カイエルの魂を宿していると言われてますが、それは比喩ではないのかも知れませんな。
アグニカの意識や精神はバエルに取り込まれているのかも知れません。そしてギャラルホルンがバエルを隠し、アラヤシキを禁止した理由。それは「バエルに取り込まれたアグニカ・カイエルが何か重大な秘密を抱えており、それを知られるとギャラルホルンが困った事になる」のかも知れません。
アグニカと共に厄災戦を終結に導いた七家門がギャラルホルンを創設して、セブンスターズとして統治してきたわけですが、果たしてその「創世神話」が本当なのかどうか。
モビルアーマーと差し違えたアグニカを祭り上げ、残った人間がギャラルホルンを設立、セブンスターズと名乗ったのかも知れません。
そうなると火星にバルバドスとフラウロスがあった理由も何となく推測できるような気もします。
残された人々で意見の違いが生まれ、ギャラルホルン創設に反対した一派が敗れ、ハシュマル監視を名目に火星へと飛ばされたとか。
そしてマクギリスはアグニカの事を調べるにつれて「彼のような立派な人間が、ギャラルホルンのような暴力機構を作るはずがない」と確信したのかも知れません。

しかしふと思ったのですが……。
「親友と思っていた男の復讐に巻き込まれたお坊ちゃまが、自らをモビルスーツと一体化して戻ってくる」って……。
この展開はひょっとして安永航一郎先生の『バカがゾックでやって来る!』がモチーフなのか!?(^^;