PSPgo発売まであとわずか

PSPgoの発売があと半月に迫ってきています。
しかし、どうも今ひとつ盛り上がりに欠ける
ような気がします。昨日私はヨドバシアキバに
行ったのですが、目立つところにポスターは
なく、売り場の柱の高い位置にあるだけでした。
UMDの読み込みが出来ないなど、確かに不利な
部分もありますが、それを差し引いても少し
寂しい感じがします。

そもそもこのPSPgoが発売された後、取り巻く
状況にいろいろな変化がありました。中でも
特に大きかったと思うのが、現行据え置き機の
一斉値下げのニュースです。120GBのハード
ディスクを搭載する最新のPS3の現行価格は
29980円。これは発売が予定されているPSPgo
よりわずかに3000円高いだけです。もっとも
PS3との連携が売りであるPSPgoにとっては
マイナスにはならないでしょうが、ライバル
であるWiiはなんと20000円で買えてしまいます。
一概に比較は出来ませんが、PSPgoよりも
5000円以上割安です。影響は小さくないと
思われます。

さらに現行のPSPは16800円とDSiよりも低い
価格が設定されています。これらのゲーム機に
並ぶと、未知の可能性と不安を抱えるPSPgoは
割高感は際立っており、悪く言えば蚊帳の外
といった感じもします。しかし、この値段が
馴染む場所もあります。携帯オーディオコーナー
です。こちらではiPod touchが32GBが29800円と
なっており、PSPgoが間に入っても違和感が
ありません。僚機ウォークマンもAシリーズは
ほぼ同程度の価格設定になっています。機能的
にもPSPgoはゲームは勿論、音楽や画像などを
楽しむことができ、これら携帯オーディオと
遜色はありません。

そう考えると、そもそもPSPgoはゲーム機売り場に
並ぶ商品ではないような感じがします。名称も
PSPより、ウォークマンを頭に持ってきた方が
しっくりくるような感じがします。もっとも
同じソニーとはいえ、おいそれとは越えられない
壁が有るのでしょうが。勿論、11月のデビュー
時点で400を越えるタイトルが用意されている
純然なゲーム機なのでしょうが、どこかゲーム機
ではないような中途半端な印象があります。勢いを
盛り返したPSPにせよ、それを支えたのは良質な
ゲームであったはず。ゲーム好きな者としては
マルチメディア機の様な立ち位置は捨て去り
ゲーム機として、育てていて貰いたいと思います。