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二兎追う者では・・・・

2021年03月31日 | 日記

禅宗の言葉に「啐啄同時」と言う言葉が有ります

卵から雛が孵るとき、生れてくる雛だけでは卵の殻を破れず、親鳥が殻をつつき手助けする

そのタイミングが何方が早くても、また一方が遅くても雛は無事生まれない、同時だ無ければ卵から雛は孵らない例えだ

物事万事タイミングが有ると言っている

今回の二度目の緊急事態宣言解除のタイミングであるが、このコロナ禍だけに集中し解除を宣言したものであろうか

確かに自粛を求められていた飲食店や旅行関係業者など自粛疲れをしている様子は窺がえていたが、政府だけではなく各道府県知事も経済のことを考え、医師等を含む諮問委員会の見解とは違った判断をしたのではないかと思う

やや遅れて東京及び近郊三県が解除されたが、宮城・大阪・兵庫と同じように新型コロナウイルスの新規感染者数が増えてきている

第四波の始まりではないかと気をもむ政府や各知事達のたじろぎが顔に出ている

葉隠れの書物の中に「二つの内一つを選択しなければならない時、物事の欲を一切捨て、生きようとすることさえ捨て、無我になって判断すれば真実が見えてくる」と言う一節があるが、まさに今回オリンピックと言うコロナ禍とは離して考えなければならない事項に惑わされたのではないだろうか

外国からの観客を遮断し、選手及び一部関係者のみでオリンピックを挙行しようとしているが、開催国の日本がコロナ禍の真っただ中であったならば、選手たちも参加することにたじろぎを覚えるのではないだろうか

スエズ運河で座礁した貨物船ではありませんが、キャプテンの判断ミスで多くの船に迷惑をかけ、世界経済にも影響を及ぼしかねない有様だ

オリンピックを開催する以上、今から考えられる障害は即座に取り除き、万全の態勢で選手たちをお招きしなければならないことは百も承知であろうが、目の前にあるこのコロナ禍を如何にして克服するかを政府や知事達ばかりでなく、日本を上げて知恵の見せどころではないだろうか

ワクチンの早期接種だけでなく、形振り構わずコロナ禍の征服この一点に集中し、気持ちよく選手及び各位を迎えようではありませんか


唄は世につれ・・・

2021年03月30日 | 日記

「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」と言う歌詞で始まる唄が流行った頃がある

クレージーキャッツと言うグループが歌っていました

唄は世情を表すと言いますが、時は高度成長期明るい唄が流行っていたと記憶しています

また加山雄三さんが湘南の海を思わせる唄に若者たちが共感を覚え、口ずさんでいたことを思い出します

私の少年期でありますが、日本中が活気に溢れ明るい時を過ごしていたと記憶しています

最近感じることは以前の様な明るい唄が聞こえてこないことです

歌謡番組も少なくなり、唄に触れる機会も少なくなったでしょうが、明るい唄声が聞こえてくるだけでも気分が晴れます

コロナ禍で唄など歌っている場合でないことは百も承知ですが、こんな時こそかのクレージーキャッツの様な明るい唄を歌う人が必要なのではないでしょうか

「心から手放しで楽しめる、気楽な明るい唄が出てくれば良いなあ」と思うのは過去に拘り過ぎなのでしょうかねえ

 


我慢の共助

2021年03月29日 | 日記

新型コロナウイルスの新規感染者数が東京を抜き大阪が最多となった

宮城でも山形でも兵庫でも第四波の始まりの様な状況になったと見受けられる

非常事態宣言が取り下げられ緊張感の箍が外れたというのであろうかあからさまに増えている

東京も1~2週間後同じような状況になるのではないか

自粛自粛で我慢してきた事にも限界が有るようで、花見に浮かれ若者たちはこぞって三密に反発するかのように公園に集まっている

勿論宣言が解除されたとはいえコロナ禍が治まったとは皆思っていないだろうに

政府や知事たちは自粛をお願いするより手立ては無いものであろうか

感染を広める社会の敵となる者達に鉄槌を下すことは出来ないのか

時間を決め酒類を提供している店が営業を閉じても、公園や路上で屯している若者やサラリーマン等を取り締まる方法は無いものであろうか

此の儘であればいずれ東京も大阪の様に新規感染者数がうなぎ上りに増えてくるだろう

遊び歩いてコロナ禍に感染した者たちは他人にうつすことも自由だと言うのであろうか

どこぞの企業が緊急事態宣言で自粛を求めるのは憲法違反だと訴訟したようだが、この裁判結果がどう出ようとも反社会的勢力に見えるのは私だけなのか

菅首相の言う自助で出来ない者は共助でと唱えているが、今回のコロナ禍に対しどれだけのお店や人が共助をされてきたか、テレビで訴訟をした会社の社長らしき人が映っていたが、この人には共助の情けが分からないのであろう

コロナ禍がここまで来たら公助も尚一層検討しなければならないと思うが、皆それぞれの立場で我慢していることを踏まえ、共助と言うものを今一度やってみてはどうだろうか

店の大小にかかわらず、それぞれ知恵と工夫を凝らしこのコロナ禍を乗り越えようとしている

それが出来ないようでは経営者として落第点しか付かないのではないかな


五輪開催について

2021年03月28日 | 日記

50年前の東京オリンピック、当時私は小学生でした

私の記憶では世間ではカラーテレビを購入し、沿道に詰め掛けては聖火の通るさまを見守り、皆がオリンピックで繰り広げられる各競技に釘付けに成り、日本の選手を夢中になって応援し、時には他国の選手の素晴らしい演技に陶酔し、日本中が盛り上がっていたことを覚えています

閉会式の時などは互いに競い合っていた選手たちが和気あいあいと打ち解け、互いの健闘を次のオリンピックでまた競い合おうと、和やかな国も人種も宗教をも乗り越えた姿が有ったことを覚えています

それは取りも直さず日本中の皆が日本で開かれるオリンピックを心待ちにしていて、また卓越した技術や能力が発揮された各競技に心を打たれたからであろう

しかるに今回のオリンピックは如何であろうか

8年前だか東京にオリンピック開催が決まった時には、またあの時の光景が間近で見られるものかと喜んでいましたが、どうも盛り上がりに欠けているような気がします

今回のオリンピックを東日本大震災からの復興大会と位置づけ、また最近ではコロナ禍からの克服を遂げたオリンピックと称して開催されるようですが、はたして双方とも現状は如何であろうか

東日本大震災の後遺症はなお続いており、一部復旧した処はあるもののまだまだ復興とは言い難い地区も取り残され、福島の原発事故など処理対応に苦慮している

オリンピックに要した財力や人力を復興に費やせば今少し様子も違ってきたのではないかと思うし、コロナ禍など非常事態宣言を聖火リレー直前で解除したものの、各地で新規感染者数は増加の兆しが見えており、第四波が懸念される始末である

今回選手は制限された環境の中で日本への入国又競技を負わせられ、応援など一般観客の入国は中止となった

日本国民の八割が今回のオリンピックを中止若しくは延期を望んでいるというニュースも理解できる現象だ

各競技で各選手ともオリンピックに照準を合わせピークを調整してきたと思う

それぞれの選手が次のオリンピックの時点で同じような力量が発揮できるものかは疑問で、ましてや同じ国で競い合う者にその座が奪われることも有ろうことで、オリンピックに出場できなくなることも有ろうかと思う

選手諸君には酷なことかもしれませんが、今のコロナ禍の状況を鑑みると果たしてオリンピックを開催できるような状況でしょうか

選手村の維持や開催する事での収入など経費の面で当てが外れることも有ろうかと思う

萬を考え開催の意向を示した菅総理やオリンピック開催に当たったJOC・組織委員会・担当相などこれまでの積み重ねを考えたとき、今回東京で五輪・パラリンピックを中止や延期するなど耐えがたい事であることは分かるが、今回の開催ばかりは疑問が残る

 

 

 


核の議論を

2021年03月27日 | 日記

世界で原子爆弾の脅威を体験したのは唯一我が国だけで、ましてや十年前の福島の原発事故を体験し、未だに原発の処理が出来ない状況下で、原発に対するアレルギーは日本人の心の中に深く存在し、原発に共感を持てない人が日本人の大多数であろう

「核は持たず造らず持ち込まず」という三原則を日本は維持してきている

しかし、その三原則が唱えられたころと今では世の中の状態が変わってきている様に思える

今まで原子爆弾と言うものは、第二次世界大戦の戦勝国である米・露・英・仏・中等であったが、イランや近隣の国々でも原発のミサイルを開発し、備えるようになってきている

先日もまた北朝鮮から二発のミサイルが日本海に発射され、自国の脅威をアピールしてきた

中国もまた日本やアメリカ領のグアム等に向けミサイルの準備は出来ているという

外交交渉の裏側でこの原発ミサイルが存在することにより強気で交渉に当たっている

尖閣の問題にしても軍事力を背景に我が物顔で航行しているし、南シナ海ではフィリピンの排他的接続海域に侵入し、漁船団と称し200隻以上の船団が居座っている

専守防衛の日本では相手が打ってきたものをただ防御するのみで、相手にダメージを与えることは出来ない

つまり日本にダメージを与えても、日本からはミサイルが飛んでこないという安心感が高飛車な交渉に現れているのである

尖閣などでもし日本の自衛隊が出動するようなことに成れば、待ってましたとばかり中国の軍艦や空母が出てくるであろう

それでも自国に害が及ぶことは無いと安心して強気に出ているのであろう

フィリピンやベトナムでも日本と同様に、幾ら騒いでも核を保有する自国に影響は無いものと高をくくって、涼しい顔をしているのであろう

相手の脅威にはやはり自国で備える物は備えねば子ども扱いをされてしまう

核武装をしたからと言って、即戦争と進むことではなく、貴方とは対等に話をしましょうという外交の裏付けが、傲慢な核を保有する国と交渉をするには核の準備が必要になってきているのではなかろうか