レンズの向こうに・・・PART2

きままな写真ブログです。ホッとする写真、懐かしい写真、ニコッとする写真、感動する写真、そんな写真が撮れたら楽しいですね。

Vol.1755 富士登山2014 (その3)    (Photo No.12101)

2014年07月29日 22時21分25秒 | 風景
山頂が目前に迫っています。本来ならこの辺りはいつも登山客で渋滞
する場所なんですが、写真を見てもわかるようにまばらな登山客でしょう。
これなら自分のペースで登れるので、ありがたいですよね。実を言うと
この場所は、昨年K貞君がダウンした場所でもあるんです。その時私は
ここを通り過ぎてから、初めてK貞君たちが、前方にいないで、ここで
休んでいる事に気が付いたのです。確か頂上に先に着いたメンバーから
携帯に電話をもらったんだと思います。ここは弾丸登山客にとっては
それこそ「魔の3600m地点」とも言える場所だったのかもしれませんね。
今年はK貞君は、仕事の都合で参加できませんでしたが、きっと我々の
登頂成功を、ものすごく羨ましがっている事でしょうね。
「元山岳部のK貞君、来年こそはまた一緒に富士山に登ろう!。」


【撮影日】2014/07/26 05:05:25.40
Nikon D300 レンズ:20mm f/2.8D
焦点距離:20mm f/7.1 1/200秒

今日の東京も昨日に続いて、穏やかないい天気でした。湿度が低い為に
風がとても爽やかで心地良かったですね。もうすぐ8月です。お盆休み
もすぐにやってきます。東京の8月の天気予報(長期予報)を見ると
それほど気温が高くなる予報にはなっていないようです。心配なのは
台風だけですね。このまま秋になってくれる事を期待しましょうか。

先日、作家の故司馬遼太郎さんの話になり、多くの名言を残されている
事で盛り上がったのですが、中でも特に私が気にいっている言葉が

 例えば、友達が転ぶ。
「あぁ痛かったろうな」
 と感じる気持ちを、そのつど自分の中で
 作りあげていきさえすればよい。

という言葉です。ほとんどの場合、友達が転んだりしたら「何やってんだ
よ。危ないじゃないか。大丈夫か?」という言い方になると思いますよね。
まあ、相手が男友達の場合なら、もちろん心配はするのですが、どちらかと
言うと「痛くなかった?」と心配して声をかけるというよりも、転んだ事
そのものを注意する言い方になるのだろう、と思うのです。
それを司馬遼太郎さんは、「あぁ痛かったろうな」と感じなさい、と言って
いるんですね。もし、転んだのが、幼い子供だったらどうでしょうか。
まさに「痛くなかった?、男の子は強いんだから泣くんじゃないぞ!。」
というような相手の痛みを心配する言い方に変わるのじゃないでしょうか。
これこそが、司馬遼太郎さんの言う相手を思いやる「優しさ」なんでしょう。
「優しさ」を自分の中で作り上げるって、なかなかできない事ですが、相手
の痛みを感じる気持ちを持てれば、必ずや相手の気持ちも理解できるはずだ
と、司馬遼太郎さんは言っているのだと思います。名言ですよね。
でも、友達が転んで、私が「痛くなかったか?」って聞いたりしたら、きっと
友達は、気持ち悪がるでしょうね(笑)。そう言うことを言っているんじゃない
んですよ。気持ちの持ち方の話ですからね(笑)。

さて今日のお薦めの焼酎は大海酒造の「あすへの道しるべ」という焼酎です。
鹿児島の芋焼酎です。大海酒造さん独特の切れのあるさっぱりとした飲み口
が最高ですね。これもお薦めの焼酎です。

今日のお薦めの曲はハイ・ファイ・セットの「卒業写真」です。名曲ですね。
大学時代にこの曲を聞いて、何度、涙を流した事でしょうか。この「卒業写真」
は、本当に青春の想い出そのままの曲なんです。

淡い雲海がじわじわと広がってきました。 (Photo No.12100)

2014年07月29日 22時20分41秒 | 風景
太陽が顔を出すと、その熱エネルギーで、一気に雲がざわめきます。
日の出前は、とても大人しかった雲の動きが、まるで1学期の終業式
が終わってこれから夏休みを迎える子供達の気持ちのように、落ち着
きの無い、そして行き場のないソワソワした動きになります。

【撮影日】2014/07/26 05:12:53.61
Nikon D300 レンズ:20mm f/2.8D
焦点距離:20mm f/7.1 1/8000秒

この富士山独特の急斜面には、いつも泣かされます。 (Photo No.12099)

2014年07月29日 22時20分04秒 | 風景
空の青色が素晴らしいでしょ。こんな青色は、晴天の飛行機からか、あるいは
富士山のような高い山からしか見る事のできない空の色ですね。向こう側に
見えるのは下山ルートです。登るのも辛いのですが、あの下山ルートを降りる
のも、かなり辛いんですよ。

【撮影日】2014/07/26 05:13:00.37
Nikon D300 レンズ:20mm f/2.8D
焦点距離:20mm f/7.1 1/1000秒

湧き上がる雲海に囲まれる山々  (Photo No.12098)

2014年07月29日 22時18分08秒 | 風景
こんな風景って、実はなかなかお目にかかれないんですよ。普通の雲海と
違って、細かい霧状のような、ガスのような雲が広がる雲海に遭遇するのは
珍しいと思います。こんな雲海を私は初めて見ましたね。

【撮影日】2014/07/26 05:31:40.00
Nikon D300 レンズ:20mm f/2.8D
焦点距離:20mm f/7.1 1/8000秒

山頂の直前にある鳥居が目前にせまってきました。 (Photo No.12097)

2014年07月29日 22時17分39秒 | 風景
もう山頂は目の前です。みんなこの鳥居の前までやってくると、もう登頂
成功したような気分になって、嬉しくてやたらと記念写真を撮りまくる人
が多いんです。でも、この気持ち、よーく分かりますね。

【撮影日】2014/07/26 05:42:03.16
Nikon D300 レンズ:20mm f/2.8D
焦点距離:20mm f/7.1 1/800秒

いよいよ、あと5mで山頂です。もうやったー!って言う感じです。 (Photo No.12096)

2014年07月29日 22時16分34秒 | 風景
もう余裕でゴールです。山頂下の鳥居をこうして裏側から撮影したのは
初めてだと思います。見慣れた風景なのに、これまでは心に余裕がなくて
シャッターを押すのさえも忘れてしまっていたのでしょうね。ゴールを
目前にして、だんだんと感動が込み上げてきました。これまでに何度も
富士山に登っているのに登頂目前って、超、嬉しいですよね。

【撮影日】2014/07/26 05:43:53.31
Nikon D300 レンズ:20mm f/2.8D
焦点距離:20mm f/7.1 1/3200秒

みんな揃って山頂に到着した所で記念写真です。    (Photo No.12095)

2014年07月29日 22時15分24秒 | 風景
今年も、みんな本当に頑張りました。みんな偉い!。来年もぜひとも
頑張りましょう。来年と言わずに、もっと先の還暦を迎えても、ずっと
ずっと体力の続く限り、富士登山に挑戦しましょうね。

【撮影日】2014/07/26 05:46:27.84
Nikon D300 レンズ:20mm f/2.8D
焦点距離:20mm f/7.1 1/1000秒