バトルトーナメント：あなたが決める禁止カード（その1）

昨日も例によって夜から吉祥寺入り。
COJは例によってロシアン検証だったのですが、
余り数値が伸びなかったので更新は次回以降となります。

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そんな訳で先日予告しました謎のドキュメンタリー記事が出来ましたので公開します。
尚、この記事はフィクションであり、内容については全て架空のものであることを予めおことわりしておきます。

＜＜＜バトルトーナメント：あなたが決める禁止カード　その1＞＞＞

by Nissa（；-；）IKU

季節外れの猛吹雪となった真夏のある日、セガCOJ開発チームから突如アナウンスが発せられた。その内容は全てのCOJプレイヤーに衝撃を与えるものであった。

「環境の健全化の為、次のバージョンアップの際に禁止カードを制定したい。それに先立ち、禁止カードとして最も相応しいカードをプレイヤーによる投票によって決めたい」

「禁止カード」に指定されたカードは、デッキに1枚も入れることが出来なくなる。「強すぎる」「ゲーム進行を極端に遅延させる」など、問題があるカードを排除することで、環境の健全性を維持する――それが禁止カード制定の目的である。

今までは「《突撃の合図》をCP5に」「《一筋の光明》の閾値をライフ1に」といった「エラッタ」という形で調整を行っていたが、カードそのものの使用を禁止するというのは、1.0EX稼働初期の《意気投合》《ライトステップ》の一時使用停止を除けば、今回が初めてのこととなる。

アナウンスから1時間後、開発チームは禁止カードの候補となる16枚――正確には「枚」ではないのだが――を発表した。これらの中から禁止を決めるという発表に、プレイヤーの間からは大きなどよめきが起こった。

候補となったのは各属性のユニット・進化・インターセプトから各1枚、トリガー・無色インターセプトから各1枚の計14枚。これに加えて「特別枠」が2つ設けられ、結果16「枚」ということになった。それでは各属性について見ていこう。

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◎赤属性

・《蠅魔王ベルゼブブ》
・《絶望の天魔アザゼル》
・《チェインフレイム》

赤属性を環境の頂点に押し上げた3枚がそのまま候補となった。特に《アザゼル》はCOJ生でもネタにされていたこともあり、「優勝」候補筆頭ともいえるだろう。

インターセプト枠からは《チェインフレイム》が選ばれた。単純な威力の高さもさることながら、他の火力と組み合わせることで、相手を「更地」に出来る機会が大幅に増えているのは見逃せないところだ。

◎黄属性

・《カイム》
・《大天使ミカエル》
・《ジャッジメント》

COJ最高の3コスとの評価も高い《カイム》、そして黄単の多くに積まれている《ミカエル》《ジャッジ》が候補に挙がった。もし《ミカエル》が禁止となれば、「ワンショット」は環境から完全に消滅することとなるだろう。

《戦神・毘沙門》が候補でないことに不満を挙げる声も多かったが、これに対し開発チームは「ロケテ時代の『先に象アフロした方が勝つ』ゲームには戻したくない」と答えている。

◎青属性

・《蒼炎の魔術師ヒトミ》
・《海王ポセイドン》
・《ポイズンディナー》

進化枠に《ポセイドン》――これが発表された直後、プレイヤーの間からは大きなどよめきが起きた。これに対し開発チームはトリガー破壊の無いデッキはこれ一体で大きく遅延されてしまい、ストレスの原因になっていることを理由に挙げている。

他の枠は《プロメテウス》とのコンボが余りにも凶悪すぎると評判の《蒼ヒトミ》、そして「ハンデス」の切り札ともいうべき《ポイズンディナー》が選ばれた。

◎緑属性

・《ハッパロイド》
・《ジャンヌダルク》
・《大いなる世界》

ユニット枠ではカードランキングでほぼ毎回1位を取っている《ハッパロイド》が候補入りした。もしこれが禁止となれば、《ブロックナイト》をはじめとする「1コス援軍」への影響も大きいだろう。

他の枠は1.2でのエラッタによって強化された《ジャンヌダルク》、そしてエラッタ前の「世界ロック」が余りにも凶悪すぎたことで有名な《大いなる世界》が選ばれた。

◎無属性

・《無限の魔法石》
・《人身御供》

トリガー枠では《無限の魔法石》が選ばれた。開発チームによると《一筋の光明》とどちらを禁止すべきかでかなりの議論が交わされたとのことである。「COJは《魔法石》3枚から」と言われているこの時代だけに、「優勝」候補の1つであることは疑いようがにない。

無色インターセプトからの選択は結局《人身御供》となった。「イラストの少女が生け贄にされるのが残酷すぎる」という意見が多かった様だ。果たして他の「強豪」相手にどこまで立ち向かえるのかに注目したい。

◎特別枠

・【京極院沙夜】（プレイヤーキャラ）
・「☓☓☓☓」（実在のプレイヤー）

そしてプレイヤーに最も大きな反響を与えたのがこの「特別枠」である。何とプレイヤーキャラである【京極院沙夜】が禁止候補として挙げられていたのである。「ハンデス」に対するヘイトのあおりを受けた形である。

もし彼女が禁止となれば、COJはVer1.1ポスターの看板を背負った人気キャラを失うことになり、環境面だけでなく、ファン層への影響も甚大なものとなるだろう。一部からは【鈴森まりね】シンパが候補制定工作に携わったのでは、との臆測が挙がったが、開発チームは否定している。

最後の枠には実在のプレイヤーで、APランキング全国1位を争っている「☓☓☓☓」氏が選ばれた。彼が禁止になれば、「マジック」で余りの強さゆえに禁止となった「渡辺雄也」氏に続く事件となる。尚、「☓☓☓」氏でないことについて、開発チームは「負け頂上が多いから」と説明している。

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さてこれで候補である「16枚」が揃った訳だが、肝心の投票方式についての発表は相当に遅れ、深夜になってからであった。プレイヤーからは恐らく本社ビルに閉じ込められているであろう、開発チームに対する労いの言葉がかけられた。

その投票方式についてであるが、サーバへの負担を避けるため、特殊ルールが採用されることが発表された。果たしてどのようなルールで行われるのか。それについては次回紹介することとなるであろう。

＜＜＜その1おわり、その2につづく＞＞＞

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