解釈の多様性~続「この道、わが旅」~

2009-02-11 21:31:17 | 抽象的話題
文章に多様な解釈が可能であるのは言うまでもない。かつて「この道、わが旅…」を書いたが、これもまた様々な意味に解釈しうる。例えば以下のような具合である。

a.狂人日記
b.「哲学的」考察
c.ネタで埋め尽くされた旅行記


aには「汝自身を狂人と思え」などの過去ログ、bは抽象的話題というカテゴリーが存在し、cに関しても「うろつき童子の備忘録」やら「海から山へと行くにつれ、ますます狂気は昂進した」といった旅行の記事があるから、それぞれの解釈に妥当性がある。


また、「二元論的作品理解の危険性」や「真ー偽の二元論を超えて」をイメージした場合、今述べたような単一の性質ではなく、例えばa,bの組み合わせ、つまり狂気と「哲学」の共存といった解釈を採ることとなり、それは
「『哲学』なるものは理性の代表のように見なされることも少なくないが、実際には狂気をも内包している」という主張を文体で表現し、最終的には理性⇔狂気という二項対立的な思考様式を批判しようとしている
という理解へと繋がるだろう。




a.てゆうか尻切れトンボなんですが…
b.揺れ動いて気持ち悪くなってもらうことが目的だからこれでいいのだ
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