罪憑き姫の憂鬱

2011-06-16 18:35:20 | 灰羽連盟
「灰羽連盟」のレキの絵を見ていたら、「灰被り姫の憂鬱」というゲームのEDを思い出し・・・という来歴でできたのがこの記事(ちなみに原作は雰囲気だけの残念なゲームですがw)。まあ灰羽連盟の記事があまりに遊びを入れる余地がなかったため、結局お流れになったという経緯がある。「寺院訪問アラカルト」はその伏線のつもりだったが、ネタなのかシリアスなのかが微妙な内容(歌詞)なのでうまく繋がりませんでしたよと。 . . . 本文を読む
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灰羽連盟覚書4:私はレキのことを忘れない

2011-01-31 18:41:31 | 灰羽連盟
「灰羽連盟覚書3:灰羽を愛でる存在の異化」に続く最後の覚書となる。とはいえ、現段階で書けることはほとんど全て提示したので、細かい説明はリンクを膨大に張ることでその代わりとした。最初に全体を読んでもらい、その上でリンク先の記事にあたってもらうのがよいだろう(凡例については「灰羽連盟覚書0」を参照のこと)。なお、これをもって一連の灰羽連盟再考の記事の締めとしたい。   <第11話> 〇 . . . 本文を読む
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灰羽連盟:寺院訪問アラカルト

2011-01-28 18:13:09 | 灰羽連盟
「灰羽連盟覚書2」で灰羽連盟のテーマが受け入れられた理由を「論理によらずに納得を生み出す方法が秀逸だったから」と述べた。逆に言えば、灰羽連盟はかなり説明をはしょってる(or設定が細かくなされてない)部分が多いため想像の余地がかなりあって、しかも遺蹟やら古代文字、「世界の始まり」などそれを刺激する要素も少なくない。     そんなわけで灰羽連盟は二次創作がしやすい作 . . . 本文を読む
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灰羽連盟草稿3:冗長、共感、終わり

2011-01-24 18:36:09 | 灰羽連盟
「草稿1:生活、求道、宗教」、「草稿2:非自明な世界」に続く記事であり、これで草稿もようやく決着となる(前回からは一月以上も経過してしまったが、そのあたりの事情は「合目的的」でも触れたように「クラモ理論編」が予想外に難産だったことが関係している。まあそれもようやく完成したのでこうして草稿が日の目を見ることとなったわけだが)。なお、以下の内容は二つのフェータルなミスを犯している。一つは、表題にもある . . . 本文を読む
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灰羽連盟:クラモ理論編2

2011-01-21 18:07:24 | 灰羽連盟
灰羽連盟を再考する上で、「なぜ灰羽連盟の実存の描写が違和感なく受け入れられたのか?」という視点を最も重視していることは繰り返し述べている通りだ。   その理由を一言で表せば、「灰羽連盟覚書2」でも書いた「論理によらないイメージ形成、あるいは納得の形式の仕方が秀逸」ということになるが、それゆえ短い話にもかかわらず消化不良な印象がなく、納得が得られるのだと言えるだろう。また論理によらない . . . 本文を読む
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灰羽連盟:クラモ理論編

2011-01-07 18:11:41 | 灰羽連盟
前回の「灰羽連盟のキャラ造詣」において、次のように述べた。クラモリの行動は抽象化すれば超越的・高遠なものに見えるが、 (1)冒頭から描かれるオールドホームの灰羽たちがそもそも「敬虔」という言葉からほど遠く、そのイメージが強い (2)灰羽同士のやり取りに敬語や「さん」付けが基本的に使われない (3)クラモリたちのやり取りも(2)を踏襲しており、また会話シーンにおいて、クラモリがレキに決定権を委 . . . 本文を読む
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反省文

2011-01-05 18:45:50 | 灰羽連盟
前に、「灰羽連盟脚本集」のことを「こんなん読んでたらダメだ」的な書き方をした。確かに、掲載された細かい設定やら話のバリアントに意識が向くと、本編そのものがもっている雰囲気やそれが与える印象がかえって見えなくなるのは事実だと思う。しかし、クウの「巣立ち」を経て話の雰囲気がガラっと変わるあたりから散見されるようになる作者の註は、キャラたちのやり取りにおいて何を意識したのかがわかり、大変参考になる。 . . . 本文を読む
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灰羽連盟のキャラ造詣:クラモリの描かれ方

2010-12-30 17:23:49 | 灰羽連盟
前回の「灰羽連盟のキャラ造詣:話師&クラモリ」では、話師が「敬虔」なキャラだと視聴者に受け取られなかったと私が推測する理由について述べた。そこで重視したのは親密性(affinity)だが、クラモリについてはもう少し複雑な要素があるように見受けられるので以下簡単に説明する。   クラモリという人物の描写を切り取ってみよう。そこには皆が奇異の目で見るレキへに対する分け隔てのない不変の愛情 . . . 本文を読む
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灰羽連盟のキャラ造詣について:話師&クラモリ

2010-12-29 18:13:54 | 灰羽連盟
前回「灰羽連盟:敬虔なるキャラの不在」の中で、「敬虔な人物が出てこない事が、実存というテーマにもかかわらず、その内容が『青臭い』といった理由で敬遠されたりしない要因の一つだ」という趣旨のことを書いた。またそれに対して「話師やクラモリはそう言えるのか」という反論がありえると言った上で、そのような見方が後付け的・二次的なものにすぎないとも述べた。   ここではその根拠を提示していこうと思 . . . 本文を読む
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灰羽連盟:敬虔なるキャラの不在

2010-12-26 18:57:14 | 灰羽連盟
灰羽連盟(以下「灰羽」)という作品が、実存を根幹のテーマとし宗教的要素も数多く含まれているにもかかわらず、それが「青臭い」といった理由で敬遠されなかった理由について論じてきた。それは例えば、天使のイメージに反するであろうタバコやスクーターといったアイテムの配置、「来世」と解釈できる世界を「いるべきではない場所」とする作中人物の発言など、枚挙にいとまがない(前者は「灰羽連盟覚書2」、後者は「灰羽連盟 . . . 本文を読む
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