海から山へと行くにつれ、ますます狂気は昂進した

2008-08-15 01:30:44 | ぶらり旅
死ぬまでに白川郷ケルン大聖堂には行っておきたいポヘですがみなさまいかがお過ごしでしょうか。


さて本日は、予定通り三崎口まで遠征してきました。行く理由は簡単。海を見るためだ。タオルを忘れたのに気付いて池袋のコソビニで購入しつつ、湘南新宿ラインへ乗る。昨日調べたところによると東急東横線に渋谷で乗り換えるといいらしいが、めんどいので横浜まで乗り、そこから京急で三崎口へ。


矢作入口へのバスを待つが、たったの20分くらいでイライラしてきた。どうも最近堪え性がなくなっているようだ。バス停でサッカーをやってるアホどもがこの苛立ちを倍加させる(他所でやれよ)。バスを降りたらとっとと海岸へ。指定されたコースを黙々と歩く。





うーん、当然ちゃあ当然だけど結構人がいるなあ(写真には出てないけど)。海岸沿いを歩くなら秋くらいにせねばなるまいて、などと考えながら進んでいるうちに終了。最後に公園から一枚。



後はダラダラ海岸沿いを歩き、ちょっと雲行きが怪しくなったので逗子行きのバスを待つ。これがまた30分に一本くらいで、しかも10分くらい予定を過ぎても来ないのでイライラ。うーん、東京の電車が基準になってしまっとるね。それを色んなものに押し付けるのはよくないことだ…というのは表面的な理由で、実はこの後逗子付近でどこかへ行こうと思ってるので急いでいるってーのがホンネなんだけど。間がだいぶ空いてるので三崎口駅を経由する(となっていた)バスに乗ってみたら、横須賀市民病院が終点ってどゆこと!?…まあ逗子行きにすぐ乗れたからよしとするか。


浜辺が歩きにくかったのと日差しが強かったので結構疲れていたらしく、バスの中はほとんど寝ていた。おかげさまで逗子に着いた頃にはテンションが回復。前回は逗子湾の方へ行ったので、今回は反対側の山を目指すことにした(荒崎海岸に行ったばかりだしね)。適当に進むほどの気力もないんでとりあえず鎌倉駅の方へ向かっていると、



という掲示を見つけてノリで進むが、舗装道路部分の傾斜が結構きつい上に、草がぼうぼうに生えており、逗子の道と同じ感覚で踏み込んだことを後悔した(しかも山に入るとは思ってなかったんで半ズボンだったのよねこれが)。



まあそれでも引き返すのは男がスタルとずんずん進んでみれば、いくつか分岐点が。ノリで左に行くと、名越切通とかいうものになっていて、意外にあっさり終わった。ほんじゃあと分岐点を真っ直ぐ行くと、これがけっこう亜空間な道で進むのがシンドイ。結局トンネルを抜けた先の民家の上に出たが、ここまできたら全部制覇してやるぜと最後に右の道を目指す。ところで、この時すでに空は薄暗くなり始めていた。その状態で電気もあまりなさげな山に地理感覚もなく今のような装備で入ること、これ「蛮勇」言います。マケなさい。もはや頭が大分犯しくなっており、セミの鳴き声がいつの間にかひぐらしのものになっていたり、足音が多くなっていたりしたが、少なくともさっきから山の雰囲気をブチ壊しにしていた外科医から聞こえるコンサートか何かの歌声が気にならなくなったのは幸いだた。


さて、この道を進んだならいつかまた君(刺屠死)に会う前に誰かを拷問で殺しちゃうような緊張感を持って、そう、あの地下室の時も肉包丁で刺した時も夜だったよね、そして今は、正気と狂気が交じり合う夕暮れ時だよ。そして私は何にもなれずに無明をさまよう肉細工…と。ふむ、狂った文章を書くことほど簡単なことはないなあ。だって整合性のあるものを「チョットズラセバ」いいだけだからね。後はそれを連想のもとにただ連鎖させていけばいい。


なんてことを考えつつ、「ひひひ、ひ」とぴょんぴょん飛び跳ねながら先へ進む。すると視界がだいぶ開けてきた。どうやら巡礼古道とかいふものに辿り着いたらしい。そこでまたもや二つに分岐。今度はヒント機能がついていたので活用すると、どうやら右に行くと展望台らしい。てゆうか、前の分岐点のすぐ後でパノラマ台へと行く分岐点なんてあったのか…「やべえ、フラグを見落とした」とイディオムを連呼しつつ展望台へと向かう。


うむ、こりゃあ眺めがよいね。犬の散歩をしている人たちが集まってて和気藹々としてますよと。てゆうかこれだけ苦労して山道をクリアしてきた身からすると、犬の散歩をしつつ悠々としている姿がちょっと信じられん。まあ地元の人だろうし、これから先の道は楽に来れるものなんだろうな。というわけで記念に一枚。



上のだと明るいんで空模様を適切にお伝えするためにもう一枚。



こっからは普通の道なので楽チンだった。で真っ直ぐ行くと、またもや再び「巡礼古道」の標識があって、「報国寺15分」とのこと。そんな寺は知らんがまあここまで来たら進むしかないわな、と直進。しかし、たった五分後には後悔した。だって前のような山道に戻ってたんだもん。クリアしたと思ったものがもう一度降りかかってきたことによる減退感はハンパないものだった。とか言いつつ、なんやよーわからんがとりあえず写真を撮る。



ホンマに15分で着くんやろうなあと思い始めたあたりで…やっぱり変化なし。しかもクモの巣が道のど真ん中に張っていたりと人があまり通ってない感じがバリバリにしてオイオイ大丈夫かと喉がやたらに痒くなり始めたあたりで、舗装道路へと続いているのが見えた。


とうの昔に閉まった報国寺の横を通り過ぎ、川沿いに鎌倉駅へ歩く。途中で古美術の店を見て昔を思い出す。そう、あれは大学一年の時、某ゲームの影響で古美術にちょっと興味が湧き、鎌倉にフラフラと来たことがあったっけ。ふん、昔も今もやってることが変わらんねえ。とか何とか考えとったら鶴岡八幡宮に到着。まあここまで来たら後は駅まで行って帰るだけ。まあ折角だしと一枚。



ふっ、ダメダメだぜ。強いて言えばこの写真が今の俺の身体・精神の状態を適切に表しているってところかな。つまりは「滅んでる」ってことだ。いや、いっそ滅んでしまうといい。こんな蛆が湧いている身体なんてな!!!


東海道線&山手線で渋谷まで戻り、機能と同じ油そばを食指、そのまま帰る気も起きずヴェローチェでまったり。んで後は帰宅した次第。にしても明日は長野っすか…最近動いてばっかだな。とにかく筋肉痛になってないことを祈るばかりだ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« うろつき童子の備忘録 | トップ | 焼鳥屋にかける特急6時間の旅 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ぶらり旅」カテゴリの最新記事