会議から自部署に移動する際、新宿駅で『ダンジョン飯』最新刊を見かけたので即購入。
アニメも始まったことだし、久々にこの世界を堪能すっか😀と思いきや・・・
この冒頭、なに?前に読んだ時こんな場面やったっけ??
明らかな違和感に本棚を確認すると・・・
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ジャニーズ問題は単体の現象ではなく、日本における閉鎖性や組織論(忖度と官僚主義)として幅広く観察されるものだと繰り返し書いてきたが、これは性暴力の認識の仕方についても同じことが言える。
つまり、今後への大きな課題として捉えた時、一過性のスキャンダルのようなものとして扱うのはまさに大手マスメディアと同じ陥穽にはまっているわけで、そうならないようにするためにも、「男性 . . . 本文を読む
この題名を聞くと、「衝撃!暗殺された近代日本の有名人たち!!その手口と犯人像に迫る!!!」ぐらいの煽情的な内容が思い浮かぶかもしれないが、次のような紹介文を見れば、それが表層的な理解だと気付くだろう。
大久保利通暗殺後、犯人である島田一郎を主人公にした小説が刊行されて大評判となった。また、爆弾を投げつけられて一命を取りとめた大隈重信は犯人の勇気を称賛し、そのことで . . . 本文を読む
というそれなりに有名な言葉は、個々人はシステムに興味がなくても、その影響を無意識に大きく受けているのであり、それに無関心・無知であることをもってそこから自由であるかのように考えるのは、「ignore(無視)→ignorance(無知)」的な錯覚にすぎない、という意味である(これは自分自身が個人レベルではリバタリアンにもかかわらず、ジャニーズと大手マスメディアの問題などを通じて社会システム . . . 本文を読む
さわやかハンバーグの待ち時間に、近くのブックオフで『孤独のグルメ』を購入する。
もう数年前のことだが、とある店で昼飯を食べていた時、孤独のグルメ(ドラマ版)が流されていて、愛知県日間賀島が紹介されていて興味を持った。そして最近、アマプラで数話分見たことで原作がどんなものか見てみたいと思っていたところ、偶然時間ができたので買ってみた次第。
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「世界を言葉で理解している」というよりはむしろ、「言葉で世界を作り上げている」というのは、カントの「物自体」やソシュール言語学なんかでもよく言われる話だよねえ・・・この前の記事が「英語教育とレジスター」だったので、言葉に関わる導入から入ってみた。
そう言えば今は次の毒書会に向けてクーンの『科学革命の構造』を読んでいる最中だが、そこでは「パラダイ . . . 本文を読む
山下某の放言に続き、第4のスカルノがジャニーズ問題とその告発について全く筋の通らない金切声を上げ、閉鎖的な組織・業界とその病理を自ら暴露しつつ、火に油を注ぎ続けていることを述べた。ジャニーズ側からすれば全くの利敵行為であるにもかかわらず、これを感情的紐帯に基づく義憤から言っている(のだから何が悪い)、と当人たちが思っているあたり病の深刻さを物語っていると言える(ジャニーズという会社組織はもちろん、 . . . 本文を読む
これまで様々な本やYou Tubeチャンネルを紹介しつつ、仕事の締切も重なって時間が足りないのでコピーロボット→四身の拳→メタルクウラと分身しないと回んねーみたいなことを書いてきたが、とにかくコンテンツが溢れかえっていてそれを消化するのに汲々とするみたいな話もちらほら聞くようになってくると、改めて過去の賢人の偉大さに気付かされる。
学生時代に「 . . . 本文を読む
『茶の本』は、岡倉天心が日本の茶道を欧米に紹介するため1906年に著した『The book of Tea』の日本語訳である。いわゆる「茶道」の作法を説明しているだけでなく、中国における茶の歴史、欧米への茶の普及、抹茶と煎茶、道教と茶の精神性なども語っている。
こういった本を読むとき、中身自体の妥当性も去ることながら、意図と実態にも注目することが大事である、という事例として取り上げ . . . 本文を読む
こちらはリチャード・ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』の中で取り上げられている、ナボコフの『ロリータ』と、オーウェルの『1984年』が、それぞれどのように残酷さやアイロニーを表現しているか、について解説した動画である。
前者の『ロリータ』については、自身の理想像を他人に押し付ける残酷さ(独善性)と、そこへの執着によって他人の感情の機微に気付かなくなる無関心とその残酷さについ . . . 本文を読む