奴の後ろで勃つな、命が惜しければ… . . . 本文を読む
最近流れが停滞しているが、現在「孝之が『ヘタレ』と評価される要因」、断片、断片2において鳴海孝之の評価についての受容分析を行っている。そこでは、鳴海孝之が「ヘタレ」と評価される要因について、彼が文脈に縛られる、つまりは選択不可能な生を生きる存在であるにもかかわらず、プレイヤーは「白紙の主人公」もしくは選択可能な生を生きる存在であると認識してしまい、それゆえ選択への戸惑い、あるいはそれからの逃走の迫 . . . 本文を読む
ひぐらし賽殺し編の記事をようやく完成できると思いきや、まだもう少し時間がかかりそうだ(一応草稿は完成しているのだが…)。「君が望む永遠」の記事に到っては、「感情移入」に関する記事がどうしても満足いくものにならず、足踏み状態になっている(サブキャラシナリオの批判性やそれを土台にした同人の記事に関するネタはやたら出てくるのだが)。まあそんなわけで、ここでは最近あまり述べる機会のない近況(まあ本やゲーム . . . 本文を読む
認知科学の新発見によって、何か深遠な心の動きだと思われていた人間の様々な行動や認識が、ある神経系の働きによるものに過ぎないなどと判明することに対し、私は強い興奮を覚える。なぜならそこに、「人間の特異性」なるものへの無邪気な信頼の崩壊であるとか、断片の集合としての人間を見出すからだ…
このような私の思考様式に触れたのが「フラグメント61」であるが、問題系があまりに大きすぎたため、結局は大衆や世論 . . . 本文を読む
お内裏サマとお雛サマ~二人並んでアクメ顔~♪
まあそんな季節外れの歌はさておき、9月末から10月半ばまでのフラグメントを見ていきましょう。
<上諏訪エロいは正しい>
花火を見るために集まるのではなく、集まるために花火に来る。理由・中身よりも「繋がり」が大事(花より団子、花より繋がり)。メールのやり取り…とか言うと古いのが好きな人や日本人を馬鹿にするのが趣味な人は喜ぶかもしれんが、贈与という行為 . . . 本文を読む
「賽殺し編再考~惨劇のない世界の否定~」に引き続いての覚書。賽殺し編(=サイコロ+殺し)の名が示すとおり、(梨花の)反復を前提とした考え方の否定、逆に言えば人生の一回性(反復不可能性)という視点が強く打ち出されているため、「君が望む永遠」の記事とのリンクが多くなっている。なお、順調にいけば次回の覚書で終了の予定。
○偽りの世界→夢の中も同じ
その中での殺人など、妄想や白昼夢と何も変わらない。だ . . . 本文を読む
9/25付けのブツ。他の断片はともかく、ブレードランナーについては他のレビューも参考にしながらもう少し考えてみたいと思っている。
<ブレードランナー>
消費社会批判のトーンが消えている。独り身…孤高、孤独。アイデンティティの問題が全面化。アンドロイド寄りの話になっている(→日本でも受けた理由?)。最後のシーンの美しさ。諦めにも似た感じで終わる原作と違い、むしろ未来を感じさせるような(前向きな) . . . 本文を読む
前回は罪恋し編、昼壊し編も含めたひぐらし礼覚書を掲載した。ここからは、賽殺し編に絞って話を展開していきたい。なお、前掲のログにも書いたが、「賽殺し編の意図」及び「総決算としての評価」も参照のこと。
○接木として考えるのではなく、根底から違うと考えたほうがよい。
・「舞台」→(選択)可能性、「懲罰」
・「夢」…鷹野のことは悪い夢→マトリックス、12モンキーズ、ディック作品
・「キャラ」①文脈によ . . . 本文を読む