11月19日
メジャー=大きい方の、主要な、一流の
大工仕事も昨日で終わったようです。
次には、板金屋さんによる銅板葺き作業となります。
何故か、本殿の回りに、ツッカケや子供の靴が一足ずつ・・・
キツネが靴をもっていく話を聞いていましたので、おそらくキツネの仕業。だけどなんで本殿のそばにもってきたんだろうかコン・・・・・謎ですコン。
今日は、昨日掲載した懐かしい「河内町の風景」を描かれた隨行康正さんに会いました。
昔の話や違う絵なども拝見しましたので、今度、またここに報告したいと思います。
今日は、神社建築の装飾である斗栱について記します。
斗栱(ときょう)といわれる組物。
柱と横材を結ぶ木組みで、装飾としても大事なところです。
修理の斗栱はケヤキを使用しています。
斗栱全体を支える一番下の四角形の升のような形をしているものを「大斗(だいと)」といいます。
大斗は上部の切込みににはちょうど横材が納まるような切込みがあり、この切込みに人間の肘のような形をしている「肘木(ひじき)」が二つ、十文字に載ります。
そして肘木の先端に大斗よりひと回り小さい「巻斗(まきと)」という小斗(こます)が載ります。肘木が交差した中央には「方斗(ほうと)」という小斗が載ります。
そして小斗の切込みに彫刻を施した肘木が載り、その上に横材が載り、それぞれに穴をあけた部分に杭を入れて出来上がりです。