シルバー・アスリート日記

冬は全日本マスターズ・スキーレーサー、夏はウルトラマラソンランナーのシルバーアスリート日誌

2016柴又60km、80歳で最高齢完走だった。高齢のみなさま、ランを続けましょう。

2016-06-17 21:28:08 | マラソン

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柴又ウルトラの高齢ランナーのつぶやき。

6/16に、ネットでやっと完走証を、もらえた。
他のランナーの結果は、事務局に、直接お願いして、何とか入手。
ネットでは、公表はまだ。

70歳以上の部にエントリー。
12人がエントリーした。

 

30kmで、折り返し、全く同じルートを戻る。
しかも、江戸川の土手をひたすら、上流へ、同じルートをまた戻る。
いやー、つらい。

全く日陰がない。市民の応援は、皆無。
そりゃーそうだ、車は侵入禁止だから、応援者ははいれない。

30kmの折り返しは、3時間31分。

 

35kmから、50kmは、気温28℃で、塩分不足で、おう吐気分。
この2時間はひたすら、おう吐との闘い、水を飲むだけ。
空腹で、脱力感も増してきた。

最後のたのみ、45kmで、胃薬「がストール」服用。
49kmで、下痢ではないが、トイレで治るかと思いきや、あまり効果はない。
3分のロス。

その1kmの後、50kmのガード下。16時16分到着。
2014年は、16時23分到着、このコンクリート壁に手を着いて、
そのまま、R(リタイアー)してしまった。
2015年は、家族不調でDNS。

くっそー、と思い起こす。

あれから2年。
80歳の、ジー様になった。もう、この先は、無いかもしれない。

50kmで、16時16分、2014年より7分も早い。

Bスタートだから、締め切りは、18時39分。
まだ2時間23分も残っているではないか。

「おぬしも結構やるじゃん」。

44歳で急死した、全日本級トライアスロン選手の息子をせおっている。
「2人分のランをやろう、と誓ってんだろう、父さん」、と息子が、ささやく。

R することは絶対にできない。

50kmから、土手を上る、ちょっとの登りで、この思いをかみしめる。

ここまでの、10kmは、9分/kmできた。
このペースなら、いける。

このトイレとガストール服用で、すっきり。

もうR(リタイア)することもない。

1km/8分台で、よたよた、だが、絶対に歩かず、進んだ。
55kmの私設エイドに、美女が3人もいた。
「コーラ飲んで」、と言う。ふつうはのまないが、わらにもすがる思いで、1杯。
え、「うまい、おかわり」。

そこから、8分/km以下のスピードも交え、ボンボン・ランだ。

最後は、土手を登りなおす、試練もあったが。
ゴールした。

8時間9分だった。締め切りまで、50分も残っていた。

あきらめなくて、良かった、良かった。

80歳台では、もちろん1位。

70歳以上の部で4位に入れた。

不本意なランの区間もあったが、回復して、完走できた。
たくさんの選手に、「ナイス・ラン」と声かけしてもらった。
最高にうれしい。声かけしてくれた、選手皆さま、ありがとう。

シルバーの年齢で、ランどころか、スタートもできない人の分も、一生けんめいランした。
筋肉痛で、帰りの電車の乗り換え階段は、つらかった。
だが、心の満足が、この筋肉痛をふわーっと抑え込んでくれた。

9月の秋田100kmは、なんとか、走れそうだ。

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2 コメント

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おめでありがとうございます (木内雅臣)
2016-07-09 01:46:48
久方ぶりの投稿です。

ご自分の体とよーく相談されながら、過去の経験をもとに必要と思われる準備をし、レース中の困難にも、気力を奮い起こして乗り越えようとする姿勢がいつも励みになります。

今回のブログを拝見後も、自分が普段、「レースに出る以上完走するのが当たり前の事」と、いかにイージーに考えていたかを思い知らされました。
人それぞれ、レースに出場する目的は多様で、走っている姿からはそれをうかがい知る事は出来ませんが、シルバー・アスリートさんのように「背負っているもの」がある方にとっては、完走することが記録と同等、あるいはそれ以上の意味と価値を持っているのですね。

>たくさんの選手に、「ナイス・ラン」と声かけしてもらった。最高にうれしい。

ホントそうですよね。私にとっても、苦しい場面で掛けていただく声援は、自分に負けてズルズル落ちていくペースを引き止めてくれる魔法の言葉です。(余裕がある時は会釈をしたり手を上げるのですが、終盤はその余裕すらなく、リアクションを返せないのが申し訳ないくらいです。)

マラソンに理解を示してくれる周囲、ラン友、大会運営で日に陰に支えて下さる人々、沿道の応援・・・・・そして、ケガなくレースに耐えてくれた自分の身体・・・・・・・

感謝しなくてはいけない対象は、山ほどありそうです。
先日youtubeで見たレースでは、ゴール後にコースに向かって一礼している日本人選手がいましたが、今の私には彼の気持ちがよーく理解できます。

色々な気付きを与えてくれるシルバーさんのブログに謝意を込めて、このタイトルとさせていただいた次第です。
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力のこもったコメントありがとう (シルバーアスリート)
2016-07-09 09:54:51
力のこもったコメントありがとう。
あまり頻繁に投稿してないのに、よく読んでいただいて、うれしいです。
7/23十和田湖一周50kmラン予定。休屋から休屋。
大館のなかま15人ではしります。制限8時間。
十和田湖周回道路は、人・車のいない「夢のくに」です。

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