blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

8月8日の行状

2016-08-16 20:02:50 | 旅行
長い夏休み、わが職場でも多くの人が遠出をして楽しんだようだ。
中にはアジアや欧州など海外に出た人もある。
私は海外の経験が少ないから、おみやげ話は純粋に興味を持てたし聞いていても楽しかった。
そんな中、近い時期に北海道を訪れた某氏は、氏が行った札幌駅のJRタワーや時計台の内部に私が行かなかったと聞いて「ヨシ」と小さく言った。
自分が行ったところに他人が行かなかったからといって「勝ち」ではないとは以前に書いたが、氏にとっては勝ちになるらしい。
氏が海外旅行組の楽しい話を聞く輪に入らなかったのは、「海外>国内」という根拠のない劣等感の表れであったろう。
海外のことを知りたいなら、いつも顔を見ている職場の仲間だし、話を聞いて少しでも勉強すればいい。
この鼻持ちならないプライドの高さはどこから来るのだろう。

さて、8月8日。
帯広が競馬場だけで終わってしまうのもどうかと思い、路線バスに乗って帯広市の南部、旧国鉄広尾線幸福駅の跡地に作られた幸福交通公園に行ってみた。



成り立ちは看板の説明書き通りなので繰り返さないが、北海道には北陸からの入植者が多いことは間違いない。
旧広尾線には「愛国」という駅も存在したため、現在は全国各地にある「恋人の聖地」にも認定されている。
線路が通っていた場所だから、使われていた車両も展示してあった。(二枚目は車内)





幸福駅の駅舎は、写真のように外も中も願い事の紙でビッシリ埋め尽くされていた。
中には「◯◯くんとヨリを戻せますように」という切実なものもあった。
おみやげ屋さんでは、鉄道跡地らしく日付入りの切符を売っていたので、御守り代わりに買ってきた。





幸福近辺は帯広市の南の端で、南にもう数キロ走れば中札内村に入る場所だ。
周辺は畑と真っ直ぐに伸びる道路という、北海道らしい風景があった。



時間の都合で愛国駅はあきらめて帯広駅へ戻り、札幌行きの特急に乗り込んだ。
今度は遅れもなく順調、16時前には札幌駅に着いた。
今回お世話になった283系気動車。



夜を楽しめるのは実質この日くらいだったため、少し遅めではあったが札幌市の真ん中へ出て行った。
普段ロクな食事もしておらず、とある居酒屋に入って厚みたっぷりの銀ムツなど、通常はなかなか食べないようなものを満喫した。
食事の後にフラフラとすすきのを歩いていたら、あるスポーツをコンセプトにしたバーに誘われたので入り、しばし五輪やアメフトなどスポーツネタを話題に楽しく過ごした。
まったくの偶然だが、お相手が私と同じバドミントン経験者で、そちら方面の話でも盛り上がった。

地下鉄がなくなりそうになったのでお店を出て、あまりにも有名なすすきの交差点を撮影。
やはり酔っていると写真も失敗する。
ニッカのおじさんの顔が時計に隠れてしまった。
すすきのの夜、ただ一つ悔いが残ったのがこの写真であった。



次の日は午前に札幌中心部を散歩、午後は無料バスで一路門別競馬場の予定。
競馬場コレクションの旅もいよいよ終わりに近づいてきた高揚感は、お酒の力にアッサリと負けてしまい、横になったらあっという間に眠りについてしまったのであった。
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