blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

11月を振り返って

2014-11-30 22:56:26 | 月末振り返り
毎月最終日はその月を振り返ります。
近年になく、ひと月という時間の中で多くの変化がありました。
プライベートでは、隣県拠点のバンド活動はたった一度のステージの後に脱退が決まりました。
演奏力もさることながら、楽曲に思い入れを持つことができなかった私自身の至らなさが全てであったと思います。
その件も含めて、11月はつらいことばかりだったような感じがしますが、最後の最後になってようやく光が見えてきた、そんな気がします。

仕事は相も変わらず、その日の予定などあってないような毎日で、作業のスピードこそ上がっても追いつくところまで行っていません。
詳しく書くことはできませんが、私の担当業務を取り巻く環境は必ずしも良好とは言えず、しかもその状態が何年も放置されたままです。
すべてが自分のせいだとまでは思わなくても、実務担当者は私であり直接間接の問い合わせはこちらにやってきます。
特に前線の人間に長らく迷惑をかけている現状、他人事とは決して思ってはいません。
であればこそ、現場の時には感じなかったような重圧に悩む日も少なくはないのです。

そんな中、今週は一日だけ体調がすぐれず会社を休みました。
異動になってわずかふた月で会社に行けない日ができるなどとは思いませんでした。
その翌日は何とか出て行くことはできましたが、ちょうど朝に同じ部署の若い社員に会った時、思わず「ここ(=今いる部署)ってつらい場所だな」とこぼしてしまいました。
私よりひと回り程度若い彼の表情を見る限り、心の中は同じように思えました。
「自分だけではないんだ」と思ったら自然に涙があふれてきたので、彼に背中を向けてそっと涙をぬぐいその日の勤務に向かいました。

それでも冒頭「光が見えてきた」と書いたのは、一日職場を空けてしまう事態になって結果的に周囲の人間の「色分け」ができてきたような気がするからです。
どの立場の誰がということは書けないのですが、まだまだ不慣れで下手くそな私ながら「頼り」にしてくれる人、ただただ「アテ」にしたいだけの人、ついでに書けば根拠なく私の存在が面白くない人の区別までがついてきたのです。
職場にふさわしい振る舞いは考えつつ、やはり現場時代と同じように「戦うべき人とは戦う」態勢に入ってもいい時期ではないかと思っています。

仕事がそんな状況で進んでいる中、週末は古巣の部署の人に会う機会がありました。
状況が劇的に変わる気配はありませんが、ひと時元気をもらうことができました。
4年半もの間支えてくれた仲間のことを思い出せば、つらいばかりの今も乗り越えていけると信じています。

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一歩一歩

2014-11-24 21:59:59 | 休日
この3連休は、突然のお誘いもなく至って平和に過ぎました。
週末に遊んでいない分は平日に済ませているわけですが。(笑)

さて、日曜は前々からの懸案であった自室のプリンターを入れ替えることにして市内の店舗に出ました。
これまで自室にあった某海外メーカーのものは、何をするにしても印刷してみないと分からないというシロモノで、これが世界シェアNo.1というのならさぞかし多くの人間がイライラさせられているのでしょうか。
どうせそれほど多くは使わないものですので機能は必要最小限で十分、Wi-Fi対応にだけはこだわって某国内メーカーのものにしました。
もともとPCなるものを使いだしてからずっと縁があったメーカーをソデにして浮気するからひどい目にあうのですね。
単なる電化製品といえども、メーカーによって使い勝手などは自分にシックリ来る来ないはあります。
せっかくうまく使えていたメーカーから乗り換えることはよほどの理由がない限りは危険なことだと思い知りました。

前回に、連休のどこかで体力作りをしたいと書いていましたが午前中は雑事に追われて出られず、ようやく今日の午後になって出る決心がつきました。
もちろん明日以降のバドミントンの練習に少しでもついていけるようにするためです。
といっても、とにかく足腰からということでゆっくりでもいいからどこか手頃な場所を見つけて走ることを考えていました。
自宅近くには富山市2000年体育館(2000年国体に合わせて作られたため)があるのでソコでいいやと思ったら、意外に小規模な建物でランニングコースもありませんでした。
そこで、バドミントンの練習でもお世話になる市の総合体育館近辺までとりあえず行きましたら、なかなか駐車が大変そうで、おまけにランニングコースだけの利用だと安いですが有料と書いてありました。
それならと、富岩運河環水公園の西側までクルマを回し、運河沿いの直線道路を中島閘門(国指定重要文化財)を折り返し点に設定してソロソロと走り出しました。

おそらくは往復で2km程度と思われますが、誰がどう見てもノロノロとしたペースだったと思います。
地元の市民マラソンあたりに出ている同級生などと比較すると、スポーツカーとポンコツくらいの差があるでしょう。
4年半も現場仕事を続けていても、体を緩ませない程度の運動にしかなっておらず、どこかを鍛えるまでのことにはさすがになっていなかったのです。
しかし、そこを嘆いても始まらず、今からできることといえばノロノロでも少なくとも片道は止まらずに走ることでした。
重い体を何とか動かしていこうと考えて実際に動かしただけでも今日はよしとします。

今までさんざんナマクラをしていて、おまけに年齢も重ねてしまい、全盛期の体力を取り戻すのは無理ですが、せっかくの機会ですので少しずつでも生活の中に体を動かす時間を入れていきたいですね。

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秋ですね

2014-11-22 21:19:56 | 休日
もう11月も後半になりました。
先週は真冬のような冷え込みの日もありましたが、今週は厳しい日は少なく今日の日中は陽射しが暖かいくらいでした。
いつもこの時期に早々に終わらせている冬タイヤへの交換も首尾よく済みましたので、急に冷え込みが来ても安心です。

仕事は毎日のように意外なことが起きますが、日々の蓄積というのは心強いもので、少し前のように追い詰められたような気持ちになる場面は少なくなりました。
私自身が現場にいた頃のようなアバウトなノリを徐々に出せるようになり、周囲にもだいたいのキャラクターが浸透し、それが仕事を進める上でも良い方に出つつあるからです。
少なくとも目の前のことに向かっていくことさえできていれば、そうそうメッタなモノの言われ方もされませんし、時には思わぬ方面から手助けが入ることもあります。
私の仕事は部内はもとより他部署の力も大いに借りないと成り立たないので、そういうものが受けられやすい人間でいなくてはなりません。
現場時代は何かとブチ切ればかりして一匹狼のような感じでも通用しましたが、少しはそのあたりがマシにならないとダメなのです。

ここひと月ほどは、休日といっても何となく心に引っかかるものがあって100%リラックスという感じにはなりませんでしたが、ここにきてようやく落ち着いてきました。
今このタイミングで、自らに必要なものが徐々に集まりだし、逆に重荷に感じていた事柄が離れていっています。
環境の変化から自分を見失い浮き足立っていた状況はもう終わり、あるべきリズムを取り戻しつつあります。

他人様とのご縁というものは大切だとは思いますが、時を経て自分に無理がかかると感じるものに対しては正直にそれを告白しなくてはなりません。
つながりを増やしすぎて負担を抱え込んでつぶれてしまっても誰も責任など取ってくれません。
繰り返しにはなりますが、自発的に足が向くことを前提に自分の容量に見合ったお付き合いの範囲というものを考えて損はないのだと思います。

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思うようには

2014-11-19 21:45:08 | 日記
今週は仕事も落ち着いて、早めに帰ることができています。
あわただしいのは変わりませんが、段取りが付けば帰るのが賢明です。
わが部署には帰りにくい雰囲気がナシとは言えないものの、今まで引き止められた経験はありません。
仕事の中身は変わっても、所定の時間を超えないという意識だけは必要です。
そこを分かった上で、どうしてもしなくてはいけないことがあって限度を超えたならそれは仕方ありません。
定時を過ぎて忘年会の話をしているくらいなら、サッサと帰ったほうがいいということです。

さて、昨日は会社の大先輩の誘いもあって学生時代以来のバドミントンに挑戦しました。
20年以上のブランクがあれば体が思い通りに動くことはありません。
さしあたり運動できるスタイルだけは整えていきましたが、想像以上に体力というのは落ちています。
平均年齢も高いサークルですのでスピード感はさほどではなく、しかしそれ以上に自分の体はなまりきっていました。
仕事の関係で着くのが遅くなり、基礎打ちもせずにいきなり試合形式というハンディはあったとはいえ、オッさん連中にいいようにあしらわれて終わってしまいました。

練習は火木の週2回、しかし昨日は物置からほじくり出してきた状態のラケットでガットもかなりゆるく、練習が終わってから切ってしまいました。
明日は練習は遠慮して週末にはしっかりとした形にします。
道具も体ももう一段階整えて、少しでも本来の姿に近づいていきたいと思います。
この3連休は思い切り遊びたい気持ちもありますが、走り込みなど体作りにあてることにします。

冬が近づき、だんだんと寒くなってきました。
幸い丈夫な体をもらっているのでまったくカゼなどひいていませんが、私の場合は別の自己管理が必要です。
もともと精神的に脆弱な人間で、今は現場にいた頃以上に切り替えを大事にしなくてはいけませんが、遊びが仕事に影響してもいけません。
はじけ過ぎて後悔したりいらぬ失敗をしたりがないようにしなくてはいけませんね。

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何とかなった?

2014-11-17 21:13:28 | 日記
昨日は金沢市まで行ってバンドのライブに参加しました。
これまでの経緯から不安がピークに達して極度に緊張、またメンバーに対する引け目から近くに寄ることもできない状態でした。
個人的には、月初めの半分病んだような状態からよく人前に出る勇気が出たなとは思いますが、本番ですら不安でいっぱいというのは何度もステージに立ってきた経験をもってしてもかなりキツいものでした。
何とかかんとか役割を果たすことができたのも、涙が出るくらいにいい人ぞろいのメンバーのおかげだとあらためて思っています。

私のような、競走馬に例えれば「レースにならないと分からない」タイプというのは周りにとってはやりにくいのかもしれません。
練習でいつまでたっても仕上がらずさんざん周囲を心配させておきながら、本番では少なくとも練習を下回ることがないのは過去に在籍したバンドでも同じでした。
音楽に限らず、昔々の部活動の試合でもそれは同じで、いざ結果が出てしまうという段になってようやく思い切りが出るというのは年齢を重ねても変わっていないのです。

今のバンドに関しては、初回のライブに至るまでの紆余曲折がありながら、帰り際には「またやりましょう」という言葉をかけていただきました。
昨日のステージ上のMCでは、ひょっとして私が昨日でやめるつもりではないかという危惧がメンバーの中にあったのか、サポートメンバーという紹介のされ方をしました。
本来の予定を減らしてもらうなど過剰な配慮をいただいてやっとこさたどり着いたステージでしたが、自分の中でももうイッパイかもという思いがあったのは事実ですから仕方がありません。

今後そんな紹介のされ方をされないようにするには、やはり今練習している曲にもっと思い入れを持つ必要があります。
義務感だけでは、片道60kmを飛ばして、高速代を往復3,000円もかけて練習に出るのはつらすぎます。
今練習している曲が「やらなくてはいけない」から「やりたい」に変わっていけば、今よりも練習ももっと楽しくなり、瑣末なことも気にならなくなるはずです。
もともとの好みは別にして、人前で披露する曲に対しては一定量の勉強は必要で、初回のライブを終えた今、そこがまだまだ足らないと感じているところです。
三十の手習いで始めたという言い訳をするのではなく、今足らないものを受け止めて、そこを補ってより楽しく活動していけるようにしたいものです。

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何とかなるでしょ、でも…。

2014-11-15 21:53:44 | 休日
今朝は、今週ずっとヤバい状態だったクルマのバッテリーがまたもや死んでしまい(木曜の夜にも一度死んだ)、朝早くから一般社団法人日本自動車連盟(JAFって書けばいいのに、笑)の方にお世話になりました。
交換は今日という段取りは事前に組んであったのですが、その前にどうにもならなくなったことは一人のドライバーとしては反省です。
仮で復旧させてもらってからは、エンジンを絶対に切らないで店舗までたどり着くという綱渡りを演じてしまいました。

さて、大きな予定のない週末と昨日書きましたが、明日の夕方は先月から参加してきたバンドのライブがあります。
ドラムの前任者の卒業という側面もあって、前任者と私で曲を半分に分け合うので、私の出番は3曲です。
たった3曲、時間にして15分にもならない話でしょうが、私の体調悪化とクルマのトラブルなどで本来11月に2回ある予定だった練習が1回つぶれ、私自身は最後の練習にも参加できず、ほぼブッツケ本番の形になります。
初めての曲ではないとはいえ、ここまでメンバーにかけてきた迷惑や失礼の数々を思うと今は不安ばかりというのが本音です。

今のバンドでは、ちょうど自分の人事異動の時期と参加が重なり、ただでさえ仕事のストレスがあるところに平日に富山から金沢まで飛ぶというタイトなスケジュールが重なって、一時は精神的に疲弊しきってしまいました。
加入して初めて覚える曲ばかりの上、周囲の厳しい視線も感じながらの練習は、楽しいとはほど遠い状態だったというのが実情です。

それでも、題名に何とかなるでしょなどと書けるのは、本番のほうが絶対的に気楽だからです。
いわゆるポジティブシンキングのことを言いたいわけではありません。
とてもとても消極的な理由ですが、本番でダメ出しを食らうことは絶対にないという情けなくて弱っちいものです。

これまで、今のバンド以外に2つのバンドに参加してきましたが、そのいずれにおいても本番までに自分自身が仕上がったと思える場面は一度もありませんでした。
ドラムという地味ながら間違えたら一番目立つポジションですので、練習という場所イコール厳しいことを言われるところ、ですから練習が楽しかったという記憶はほとんどありません。
それが本番になってしまえば、たとえどんなデキであろうと後でゴチャゴチャ言われる心配はありません。
余計な心配がないから、練習より本番のほうがデキがいいことのほうが多いのです。

それでも明日3曲だけ叩いたその後のことを考える余裕は実はまったくありません。
たとえ月に2、3回であっても、平日に富山市の真ん中から出て21時に金沢市に間に合うスケジュールを今の社内状況の中で取れるのかどうか。
社内の大先輩から誘いのあるスポーツ系の活動にも興味はありますし、突然にやってくる断りにくい夜のお付き合いもあります。
それらに加えて、隣県とはいえ県外を拠点とするバンド活動を組み込んでいけるのかは明日が終わってからの思案になります。
必要とされるありがたさを感じつつも、自分の容量を見極め、場合によっては何かを捨てなくてはいけないのかもしれません。
音楽は大好き、でもどうしようというのが現時点での気持ちであることを告白して本日分を閉じます。

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古巣

2014-11-14 21:40:04 | 日記
通常の仕事を離れて、今日はひたすらトラックを動かし荷物と格闘する一日になりました。
富山市内にあるオフィスに別の場所から大量の書類を運ぶ役割でしたが、トラックは私の古巣の部署のものを使うため、私がオフィスとの橋渡し役として参加することになっていたのです。

久々に訪れた古巣の部署では、なぜか朝礼に参加するなどおかしな展開にはなりました。
私が出て行ってからのわずかな間にもいろいろと進め方が変わったようなことを聞きました。
すでに部外者である私はそれについて何かモノ申すことはありません。
私と入れ替わりでやってきた某氏を除いてメンバーは変わっていませんが、私の原点たる部署が少しでも良い方向にいってくれることを祈るのみです。

今日は一日通して、在籍当時仲の良かった若い男性の社員がパートナーについてくれました。
公式なことは事務所の上の人から聞きはしたものの、職場の雰囲気については彼のリアルな感想が聞けました。
アナログな仕事だけに、私の在籍時は思い付きでテキトーなことばかり言いながらヤイノヤイノで進めていたものですが、私が異動で出て行ってからはそういう感じがかなり薄れたというのです。
テキトーな話題を吐いていた中心が私であったことは事実で、一人の変わり者が抜けただけで集団の雰囲気というのはガラリと変わってしまうもののようです。
かくいう私も、今のオフィスではかつてのノリを発揮することはまだできていませんが。

古巣の部署に顔を出して分かったことですが、私のようなタイプは極端なアンチも生まれやすいようで、在籍時に仲が良くなかった人間は今日も挨拶をしてもロクな反応が返ってきませんでした。
おもしろくない、もしくは嫌いな人間が部署を出て行けば「もうどうでもよくなった」と思いたいのは分かります。
しかし、約4年半、私はその人たちの指示を基本的には聞いて動いてきた「仲間」ではありました。
ほんの一部とはいえ、そんな次元から抜け出せない人間がいることは残念なことでした。

約ひと月半ぶりに相当に重い荷物と格闘したため、終了後にオフィスに帰ってからも体は疲れていました。
当日中に来た問い合わせや急ぎで発生した事案に対応するなど最低限のことはやって、19時台には会社を出ました。
せめて週に2日くらいは本欄を書く余裕のある日も作りたいものですが、今週も1日しか作れませんでした。
特に大きな予定のない今週末は、気まぐれにのんびりと過ごしてみようと思います。

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ダラダラできた

2014-11-08 22:29:31 | 休日
仕事がない日はダラダラしたいのは誰でも同じです。
自分はいわゆるカレンダー通りで動いている人間ですので土日は休みですし、先週などは3連休もありました。
でも、心底ダラダラできたな~と思えたのは久しぶりのような気がします。

10月の最終週や、11月に入っての3連休は振り返れば精神的にかなり疲弊し、半分病んでいると言ってもいい状態でした。
生活のリズムが大きく変わったことが原因ではありますが、他人の言葉すらうっとうしく思えるような感じになるのは近年ではなかったことです。
疲れ切っている時にはいくら素晴らしいアドバイスや解決策を提示されても受け入れる余裕はないどころか、その素晴らしさに逆に腹が立ってしまいます。

そういうタイミング、流れの中で一人の仲間を失ったのは過去に書きました。
男女を問わず、弱っている時は誰かに支えてほしいとか甘えたいとかは普通にあります。
ただただ受け止めてほしいだけの時に、説教や激励は何の役にも立ちません。
良かれと思って投げかける言葉のせいで相手を余計に疲れさせるケースも時にはあることをその仲間は知りませんでした。
その仲間が自分の目の前からいなくなってまだ一週間も経っていませんが、寂しさなどカケラもありません。
身勝手に思い描いていた条件が崩れた時に相手を責め始めるような人間に心を委ねるほどお人好しではなかったのです。

私はもともと狭量な人間なので、必要以上に人脈やつながりを重視しませんし、あまりそういうものが増えすぎるとある部分がすぐに挫折してしまいます。
人脈はあって損なものではないとは思いますが、時間を経て重荷に感じてくればあまりためらいもなく捨ててきたのが私の歴史です。
もったいないだの恩を仇で返すなだの、周囲はもっともらしい言葉を使ってそこに留まるように促しますが、自らの器量を知った今は本当に必要と思えるものしか自分の周囲に置きたいとは思いません。
基準としては、そこに自発的に足が向くか、でしょうか。

もう40代も半ばにさしかかり、自己啓発本に書いてあるような人間にはなれそうもないと感じます。
平日は誠実に勤め上げ、休日は行きたいところに行き、やりたいことをやり、食べたいものを食べ、話したい人と話す、それでいいのではないかと考える土曜の夜なのでした。

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そろそろ反転攻勢

2014-11-05 22:31:59 | 日記
物騒な題名になりました。
某過激派のような文字通りの実力行使という話ではもちろんありません。

今の職場に来てひと月が過ぎ、アラは多いながら曲がりなりにも立ち向かうことはできています。
当然まだまだ突っ込みどころ満載の仕事ぶりですから、好き放題言われるのは仕方がありません。
それでも、まだ何も分からないというところで、ひたすら腰を低く振る舞ってきました。

今日は毎度のことながら書類の最終チェックをしてもらい、関係の部署や取引先にメール配信するなどしていました。
すると会社のIT担当のほうから軽微ではありますが間違いを指摘され、さっそく手直しして再送しました。
ただ一部箇所には紙ベースでも発送していて、大量に印刷をします。
その印刷のための元原稿だけが直らないまま結果的に無駄な紙を消費することになった案件が一つあり、直接は言われませんでしたが担当の女性陣はずいぶん不満を言っていたようです。
そのことについては担当者として素直に反省しなくてはいけません。

ここで、いつも最終チェックをする上役が「おーい、女の子たちブーイングだぞー」などと私に言ってきました。
でも、ここからは昨日までの私とは一味違いました。
自分も見逃してはいましたが、結局最終チェックでも見つからず他部署から指摘されてやっと分かった間違いであることを利用しました。
「すみません、ここのフロアは全員が見逃したわけですよね!」と返し、今まではマトモに向き合うことができなかった上役の目をじーっと見つめました。
すると、上役の目の色が変わったのがはっきりと分かりました。
結局自らもチェックができていなかったことを思いもよらぬところ(=私)から指摘されて動揺し、明らかに話を他の方向に振ろうとする情けない姿が見えてしまいました。

現場にいた頃も最初の2ヶ月くらいは特定の一人がかなりしつこく絡んできて、おまけに濡れ衣まがいの出来事まであって、なかなかツラかった記憶があります。
それでも、さる方面からタイミングよくその人物への突っ込み材料が手に入ったので、ここぞとばかりに繰り出してみましたらやはり今日の上役とまったく同じような姿が見えました。
その後必死で実力をつけ、4tトラックまで動かせるようになるに至り、その人物からの攻撃はパタっと止んだのです。

肩書きを背負って威張っている人間も、メッキ一枚はがせば大したことはありません。
現場時代の御仁と違って、その上役はフェアな視点を持ち能力も抜けた存在であることは認めますが、何かが起これば結局「誰かのせいになってしまう」場面はひと月もいれば散々目にすることはできました。
部署が変わってもやはり職場は戦場であるという事実は変わらず、時には「暴れて」みるのもいい効果を生みます。
言動に手の平返しが多い悪癖をうまく突いて、これまでのような「言われっぱなし」から脱することができれば、もっと過ごしやすい職場になっていくのかもしれません。

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待っている人のために

2014-11-04 23:38:41 | 日記
10月から誕生日をはさんで今日まで、前回も書きましたがかなり情緒不安定な状態で過ぎています。
仕事のことは異動の発表が8月の終わりにあり、事務方に回ればそれなりの苦労があることはいろいろな人から聞いていて覚悟はしていました。
フタを開けてみれば文字通りこれまでとは180度違う仕事内容に加え、目の前に差し出された仕事はほぼすべてが急ぎ、中には販売の現場が混乱中という状況で一刻を争うような案件もこなしながらの日々は相当にこたえました。

公の部分がそんな感じで過ぎているところにほぼ同時進行でバンド活動のスケジュールが入ってくることになり、10月は公私ともに激変の波に飲まれることになったのです。
もともとメンタルは強くないどころか一度は過度のストレスからブッ壊れている人間ですが、必ずしもうまくいかない日々が続いて、その当時以来久々に「ガス欠寸前」ということになっているのが正直なところです。
毎日少しずつでも力を復活させていかないといけません。

ただ、本当にガス欠になってしまった当時と今とが違うのは、仲間に恵まれていることです。
当時は他県に転勤して古くからの友人は近くにおらず、人間関係といえば会社の人だけ、おまけに仕事がまったくうまくいかない毎日で次第に孤立感は深まるばかり、これでは赴任してわずか半年でダウンしたのも無理からぬことでした。
今は、時間に追われるばかりで苦しいことも多い生活ながら、自分を必要とし待ってくれている人の存在をはっきり認めることができます。
久しく体験しなかった激しい浮き沈みの中にあっても、わずかな時間でもいいから大切な大切な仲間のことを思い浮かべれば、時に捨て鉢になりそうになる自分を抑えることができます。

しばらくは本当の意味で落ち着くことは難しいかもしれません。
でも、自分がヤケを起こせば大切な仲間は悲しみますし自分から離れていきます。
もう自分の人生は自分のためのものではなく、自分を待っている大事な人たちのため、そう思いながら日々を乗り越えていきたいと思います。

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