記念日
●最初の一歩の日(地図の日)
1800年、旧暦閏4月19日、伊能忠敬が蝦夷地の測量に出発したことに由来する。その
後、16年に渡って全国を測量して歩き、日本最初の本格的実測地図「大日本沿海輿地図」
の作成を手がけた。何事も最初の一歩を大切にしたいもの。
●飼育の日
2009年、日本動物園水族館協会が、協会創立70周年を記念して4月19日を「飼育の
日」と定めた。日付は4と19で「飼育」と読む語呂合わせから。
普段見ることができない裏側の仕事や講習会等、飼育係の仕事を紹介し、動物園・水族館
の役割を理解してもらうことが目的。
●食育の日
食を通しての教育の「食育[しょくいく]」をより深く考え実践する機会にと、栄養補助食品のミ
キプルーンなどを販売する三基商事株式会社が制定。日付は4と19で「食育」と読む語呂
合わせから。これとは別に毎月19日が政府が制定した「食育の日」になっている。
●良いクリニックの日
インターネットメディア「キレイクリニックナビ」を運営するトレンダーズ株式会社が制定。
「キレイクリニックナビ」は、キレイを目指す女性に対して美容医療を受けられるクリニックの
情報を提供するサイト。日付は4と19で「良い(41)クリニック(9)」と読む語呂合わせから。
●良いきゅうりの日
JAあいち経済連の「西三河冬春きゅうり部会」が制定。冬でも温暖な気候と豊富な日射量、
そして高い栽培技術を活かして生産されたこの地域の美味しいきゅうりをアピールするのが
目的。地元の行政や学校などと連携してイベントなどを行う。日付は4と19で「良いきゅう
り」と読む語呂合わせから。
●養育費の日
母子家庭などの支援を行っているNPO法人Winkが制定。
2004年のこの日、民事執行法が改正され、それまでは養育費の支払いが遅れるたびに裁
判所に給与等の差し押さえの強制執行を申し立てなければならなかったのが、一度の手続
きだけで将来に渡って差し押さえが出来るようになった。
●乗馬許可の日
1871年旧暦4月19日、それまで武士だけに認められていた乗馬が庶民にも許可された。
ヒエンソウ(飛燕草)larkspur
【花言葉】「清明」「高貴」「尊大」「慈悲」「底抜けに陽気」「軽やかさ」
【概要】
デルフィニウム(Delphinium)属はキンポウゲ科の属の一つ。学名のDelphiniumはギリ
シア語で「イルカ」を意味するDelphisからきている。これはつぼみの形がイルカに似ること
に由来する。和名はオオヒエンソウ(大飛燕草)属であるがあまり使われない。
ヨーロッパ、北アメリカ、アジア、熱帯アフリカの山地に250種程度が分布する。元来多年草
であるが、日本の夏の暑さには耐えられないため、園芸店などでは一年草として扱われて
いることもある。
ヒエンソウ(飛燕草、学名:Delphinium ajacis)は、ヨーロッパ原産のキンポウゲ科デルフ
ィニウム属一年生・宿根草植物で、園芸品種も多く、八重咲きもある。
和名のヒエンソウ(飛燕草)は、花の形を燕の飛ぶ姿に見立てて名付けられた。別名チドリソ
ウ(千鳥草)、これも小花が千鳥が飛ぶ姿を思わせるところから名付けられた。
花の後ろに突き出た角状の距を鳥の足の蹴爪に見立てて、英名は「ヒバリの蹴爪」の意味
のラークスパー(larkspur」である。
【特徴】
草丈は30~90cm、葉は3~7裂して羽状に切れている広線形で基部は茎を抱く。
花期は5~6月で、花は直径2~3cmの五弁花で、20cmくらいの長い花穂の総状花序に
付け、花の後方に距[きょ]がある。花色は青・青紫・紫・淡紅・桃・白色などがある。
http://pcweb.hobby-web.net/7104/0417303b.jpg
【デルフィニウムの詳しい育て方】
■季節・日常の手入れ
春になって花茎が伸びてきたら倒れないように早めに支柱を立てる。つぼみが見えてきたら
花茎に被っている下葉を取り除いて株元に近いつぼみにまで良く日が当たるようにする。
1番花が咲き終わったら株元で茎を切り戻し、株元から出でいる勢いの強いわき芽(シュー
ト)を2~3本残して細い枝などを取り除く。その後、わき芽が生長して最初の開花から2ヶ月
後には2番花を咲かせる。夏も涼しい寒冷地ではこの方法で長く花を楽しめるが、一般地で
は暑さで生育が衰え夏には枯れてしまうことが多いので、3番花、4番花を楽しむことは難し
い。
■日当たり・置き場所
日当たりの良い場所で育てる。ただし、夏の暑さや日射しには弱いので7~8月は半日陰の
場所に移動させるか日除けを行う。地植えの場合は、地温の上昇を抑えるために敷きワラ
などを行う。また、西日の当たる場所は避けた方がよい。ただ、冷涼な気候を好み、暑さに
は非常に弱いので夏前に枯れてしまうことがよくある。
耐寒性の強いので、特に防寒の必要はない。
■水やり・肥料
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える。水をやる際は、花や葉、茎に水がかからないよ
うに気をつける。花に水かかかると花持ちが悪くなるし、葉や茎にかかると株が蒸れてしまう
。肥料は植え付ける際に予め油かすや緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおく。追肥として3
月頃と5月頃に化成肥料を株元に少量施す。
■用土
水はけの良い土が適している。赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使う。
■植え替え・植え付け
寒冷地で多年草として育てている場合、植え付けて3~4年経過すると大株になって混み合
ってくるので株分けを兼ねて植え替える。2月頃に株を掘り上げて土をふるい落とし、芽を2
~3個つけた状態で分ける。
夏越しが困難で一年草として扱う場合は植え替えの必要はない。
苗を植え付ける場合、鉢で育てるなら6~8号鉢(直径18~24cm)に1株、花壇や庭で育
てる場合は30cmの株間をとって植え付ける。
■ふやし方
タネをまいてふやす。発芽適温は20~15℃で、23℃以上は発芽が抑制される。タネまき
の適期は9月中旬~10月中旬。タネは平蜂や育苗箱にバーミキュライトや赤玉土を入れて
まき、軽く土をかぶせる。発芽まで乾かさないように管理する。
発芽後、本葉が2~3枚になったら根を傷めないように1つずつビニールポットに植え替える
。その後、本葉が5~6枚になったら鉢や花壇に植え付ける。
多年草として育てる場合は、3~4年ごとに株分けを行う。また、春に挿し芽でもふやすこと
ができる。デルフィニウムのタネは寿命が短いので冷蔵庫で保管する。
■かかりやすい病害虫
病気:ウドンコ病 害虫:ヨトウムシ、ナメクジ
日当たり、風通しが悪いと、葉や茎が白い粉(菌)に覆われるウドンコ病にかかることがあ
る。ウドンコ病にかかると生育が衰えて、最悪の場合枯れてしまうことがある。見つけ次第
専用の殺菌剤を散布する。主な発生時期は5~6月。
ナメクジ、ヨトウムシは葉や茎、つぼみを食害する害虫。ヨトウムシは夜行性で昼間は土中
に隠れている。姿や形跡が見えないのに株が食い荒らされている場合はヨトウムシの可能
性が高い。株元の土を軽く掘ると隠れていることがある。見つけ次第捕殺する。
■まとめ
夏の高温が苦手
発芽温度は15℃前後
花が終わったら切り戻す