記念日・年中行事
◎昭和の日
「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」国民の祝日。1989(昭和64)年1月7日の昭和天皇崩御の後、それまでの天皇誕生日である4月29日を「生物学者であり自然を愛した昭和天皇をしのぶ日」として「緑の日」とすることとなった。しかし、実際に制定された法律では、昭和天皇を偲ぶという趣旨は盛り込まれなかった。このため、「昭和の日」に改称する法律案が超党派の国会議員により提出され、数度の廃案の後に2005年に成立、2007年より4月29日を「昭和の日」とし、みどりの日は5月4日となった。
*(旧)みどりの日
1989(平成元)年から2006(平成18)年までは、「みどりの日」であった。2007(平成19)年にこの日が昭和の日となり、みどりの日は5月4日に移動した。
*(旧)天皇誕生日
1949(昭和24)年から1988(昭和63)年までは、昭和天皇の誕生日を記念した国民の祝日「天皇誕生日」だった。
*(旧)天長節
1927(昭和2)年から1948(昭和23)年までは「天長節」という祝日で、四大節(新年・紀元節・天長節・明治節)の一つとされていた。
天長節は775(宝亀6)年、光仁天皇によって始められ、一時中断していたが、1868(明治元)年に復活した。
明治天皇の誕生日は旧暦では9月22日で、太新暦を採用した1873(明治6)年以降は11月3日に変更された。大正天皇の誕生日は8月31日だった。
○畳の日
全国畳産業振興会が制定。
い草の緑色から制定当時「みどりの日」であった4月29日と、「環境衛生週間」の始りの日であり「清掃の日」である9月24日。
○歯肉ケアの日
歯槽膿漏の予防、知覚過敏でしみるのを防ぐなど、歯ぐき(歯肉)のためのハミガキ「ディープクリーン」の製造販売を手掛ける花王株式会社が制定。
いつまでも自分の歯でおいしく食べるためには、歯ぐき(歯肉)のケアが大切であることを、多くの人に知ってもらうことが目的。
日付は4と29で「歯肉(しにく)」と読む語呂合わせから。
○歯肉炎予防デー
2010年に発売20周年を迎えるハミガキブランド「クリアクリーン」を展開する花王株式会社が制定。
「クリアクリーン」が商品のリニューアルにより歯肉炎まで予防するハミガキとなったことをアピールする。
日付は4と29で「歯肉(しにく)」と読む語呂合わせから。
○羊肉の日
北海道札幌市に事務局を置くジンギスカン食普及拡大促進協議会が制定。
北海道の伝統的な食文化のひとつジンギスカンに対する理解を深め、ジンギスカンをはじめとした羊肉全体のPRが目的。
日付は4と29で「ようにく」と読む語呂合わせから。
○国際ダンスデー
ユネスコの下部組織であるInternational Dance Councilが1982年に制定。
フランスの舞踏家ジャン=ジョルジュ・ノヴェールの誕生日。
○国際盲導犬の日(International Guide Dog Day)(4月最終水曜日)
国際盲導犬学校連盟が1992年に制定。
1989年4月26日に国際盲導犬学校連盟が設立されたことを記念し、1989年4月26日が4月最終水曜日であることからこれを記念日とした。
日本では祝日である4月29日にイベントが行われる。
※※※4月29日~5月5日※※※
◇ゴールデンウィーク(黄金週間)、大型連休
4月29日の「みどりの日」から5月5日の「こどもの日」までの休日が続く一週間。
「ゴールデンウィーク」という言葉は日本で作られた和製英語で、1948(昭和23)年、祝日法の施行によりこの連休の一週間、映画館の入場者数が増加したことから、「最高にすばらしい週間」という意味で映画館経営者の間で使われ始めたのが、一般に普及したものである。NHKでは1980(昭和55)年ごろから、仕事の都合等で連休がとれない人等がいて「黄金週間」では具合が悪いということで「大型連休」という言い方に統一しており、こちらの言い方も定着している。
○おもちゃ週間
「こどもの日」までの一週間
○社会教育週間
○緑茶週間(グリーンティーウィーク)
「緑茶の日」を含む一週間。
○阿寒湖水開き2015(北海道釧路市阿寒町・阿寒観光汽船本社桟橋前)
11時~遊覧船乗船券プレゼント抽選会、阿寒湖名産魚試食会。11時30分~中学生によるブラスバンド演奏、オープニングセレモニー、安全祈願祭。観客の中から選ばれた人が湖を開く鍵を船から投下し、その後、遊覧船が13時に出航する。
○第68回松前さくらまつり(北海道松前町・松前公園〈松前城周辺一帯〉、4月29日〈水・祝〉~5月20日〈水〉)
さくらの名所100選に選定されている松前公園には約1万本の桜が植えられ、約250品種が1カ月にわたり次々に開花していく。津軽海峡を眺めながら見る桜は見事。松前神楽など郷土芸能の公開や鎧武者の姿で写真撮影ができるイベントもある。
○金木桜まつり(青森県五所川原市金木町・芦野公園、4月29日〈水・祝〉~5月6日〈水・祝〉)
ソメイヨシノなどの約2200本の桜と約1800本の松の美しいコントラストが楽しめる。演歌や民謡の歌謡ショー、地元の踊りの発表会、開花に合わせてライトアップなどが行われる。屋台は140軒ほど出店。さくらの名所100選に選ばれている。
○浄土ヶ浜まつり(岩手県宮古市・浄土ヶ浜、4月29日〈水・祝〉・5月3日〈日・祝〉~5月6日〈水・祝〉)
三陸復興国立公園を代表する景勝地、浄土ケ浜で行われる祭り。期間中、浄土ケ浜ガイドウォーキングやシーカヤック体験試乗会、郷土芸能など日替わりでイベントが開催される。
□初午まつり 火伏せの虎舞(宮城県加美町中新田花楽小路)
加美町中新田地区は、春先奥羽山脈から吹き付ける強風のため、大火に見舞われることが度々あった。この地区に室町時代から伝わる火伏せの虎舞は「雲は龍に従い、風は虎に従う」の故事にならい、虎の威を借りて風を鎮め、火伏せを祈願したのが起源とされる。お囃子にのって、町内を色鮮やかな山車と虎が練り歩き、各家の防災と家内安全を祈願する。花楽小路祭典本部前では、高屋根にあがった数匹の虎が、10時20分頃から30分おきに午前3回、午後5回の勇壮な舞を披露する。
○新庄カド焼きまつり(山形県新庄市・最上公園、4月29日〈水・祝〉~5月5日〈火・祝〉)
上公園で4月下旬から行われる「新庄春まつり」の一つとして開催される。公園の桜も見頃。炭火で焼かれたカド(生ニシンのこと)が振る舞われるほか、郷土芸能や歌謡ショーなどが行われる。毎年4月下旬~5月の連休明け頃に開催されている。受付時間11~15時まで。終了時間は16時となっている。
□米沢上杉まつり(山形県米沢市・上杉神社周辺、松川河川敷緑地公園、4月29日〈水・祝〉~5月3日〈日・祝〉)
上杉家の家祖である上杉謙信公を祀る上杉神社、名君上杉鷹山公を祀る松岬神社の春の例大祭として始まり、期間中市内はまつり一色に彩られ、多くのイベントに沸きかえる。4月29日に例大祭と開幕祭(ステージイベント・民踊流し)で華々しく開幕。5月2日には上杉謙信公出陣の儀式・武締式(ぶていしき)が、3日は上杉行列、フィナーレを飾る川中島合戦が勇壮に行われる。
□霊山神社春季例大祭(福島県伊達市・霊山神社)
濫觴[らんじょう]の舞、子どもたちによる獅子舞、霊山太鼓や古武道が奉納される。
□愛宕神社例大祭(福島県伊達市・愛宕神社、4月29日〈水・祝〉~4月30日〈木〉)
箱崎の獅子舞が奉納される。ひょっとこの舞と獅子の舞が合わさったもので、野獣の害を祓ったと伝えられている。29・30日は箱崎地区を獅子舞を先頭に、新築された家や孫が生まれた家、厄年の人の家を練り歩く。
○国上山山開き(新潟県燕市・国上山)
国上山での無事故を祈念し開催される。国上寺脇登山口にて祈祷がおこなわれる。
□第34回笠間の陶炎祭[ひまつり](茨城県笠間市・笠間芸術の森公園イベント広場、4月29日〈水・祝〉~5月5日〈火・祝〉)
200名以上の作家や窯元が参加するゴールデンウィークの目玉イベント。陶芸家が一堂に集まり、個性的な出店を自分たちで手作りし、自慢の作品を並べ、来場者とふれあう。陶芸作家土面オークション、地元小学6年生による土面フェスティバル、趣向を凝らした各種企画展を開催。他産地にはない作り手参加のイベントが中心で、来場者も一緒に楽しめる祭りとなっている。多くの店の中から掘り出し物を探すのも楽しい。
□光丸山法輪寺 春まつり(栃木県大田原市・光丸山法輪寺、4月29日〈水・祝〉~5月6日〈水・祝〉)
ぼたんの鉢植えの展示即売は常時200鉢が並ぶ。地元では通称「光丸山(こうまるさん)」とよばれ、親しまれている。およそ1000年前に慈覚大師が開基したと伝えられる由緒ある寺で、特に大天狗面は木製の天狗面では日本一といわれている。
○益子春の陶器市(栃木県益子益子町・城内坂・道祖土[さやど]地区をはじめ町内各所、4月29日〈水・祝〉~5月6日〈水・祝〉)
日用品から芸術品まで多種多用に販売。販売店50店舗のほか、約500張りのテントが立ち並ぶ。店の人や作家と気軽に会話を楽しむこともできる。
○第46回足利まつり 第32回「足利まちなかウォーク」(栃木県足利市・足利商工会議所友愛会館)
第32回足利まちなかウォークは、メイン会場の「友愛会館」周辺ほかで、家族揃って参加できる催しが盛りだくさん。
○鯉のぼり祭り(群馬県神流町・万場川原、4月29日〈水・祝〉~5月6日〈水・祝〉)
群馬県南西部を流れる神流川[かんながわ]上空に大小800匹の鯉のぼりが雄大に泳ぐ。昭和56(1981)に約100匹の鯉のぼりが飾られたのが始まりで、清流と緑豊かな自然の中で泳ぐ鯉のぼりの姿は見ごたえがあり、毎年多くの来場者で賑わう。会場内では地元特産品販売のほか、メインイベント開催日となる5月2日(土)~6日(水・祝)(予定)には、特設ステージにおいて、歌謡ショーやキャラクターショーなどで盛り上がる。
○平成27年中仙道蕨宿苗木市・わらび藤まつり(埼玉県蕨市・旧中仙道地内)
毎年4月29日に花や、新緑の美しい樹木に満ちた癒しの市を開催。また、同時開催の「わらび藤まつり」も子どもから年配の方まで楽しめる市民参加の祭となっている。フリーマーケット、稚児行列、春の収穫祭などのイベントが盛りだくさん。藤まつりの会場では、樹齢100年以上の満開の藤の下で、野点を楽しむこともできる。苗木市会場の開催時間は10~19時(雨天決行)。藤まつり会場は、12~16時(雨天中止)。
○加須市騎西藤まつり(埼玉県加須[かぞ]市・玉敷[たましき]公園、4月29日〈水・祝〉~5月6日〈水・祝〉)
樹齢400年余りの大藤の周辺で、イベントが開催される。句大会、写真撮影会、民謡、野点、琴、花笠踊り、フォークダンス、よさこいソーランなどを予定。5月5日(火・祝)13時30分頃~玉敷神社神楽を神社神楽殿で行う。
○狭山新茶と花いっぱいまつり(埼玉県狭山市・狭山市役所ロータリー、9時~15時)
新茶と花の香りに包まれた、茶どころ狭山ならではのイベント。茶摘体験、手揉み茶製造実演などが行われる。
○緑と花のフェスティバル(千葉県松戸市・21世紀の森と広場 つどいの広場、9時30分~15時)
自然に親しみ緑の恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむことを目的として市民・緑化関係団体・行政が一体となり毎年みどりの月間に開催するイベント。草花、植木、野菜の販売や巣箱作りや各種自然に親しむ催し物、ステージで和太鼓やダンスなども披露される。ペット・自転車等は入園不可。
○フラワーフェスティバル(東京都豊島区東池袋・サンシャイン通り全域、10~18時)
花をテーマにした池袋駅東口サンシャイン通り商店街の祭り。会場である「サンシャイン通り」には、花の鉢やプランターが飾られ、通りはいろいろな花で彩られる。花の小鉢のプレゼント等を予定。「櫻川流江戸芸かっぽれ」の演舞をはじめコスプレパレードなど盛りだくさんの1日だ。
□明治神宮春の大祭(東京都渋谷区・明治神宮御社殿前、神前舞台、4月29日〈水・祝〉~5月3日〈日・祝〉)
明治神宮春の大祭にあわせ、伝統芸能の数々が奉納される。御社殿前に特設舞台が設置され、誰でも拝観することができる(雨天の場合は場所を変更)。4月29日(水・祝)11時~舞楽、5月2日(土)11時45分~能・狂言、15時45分~邦楽邦舞、3日(日・祝)12時~三曲、14時30分~薩摩琵琶。
□小丹波のおはやし(ご組囃子連)(東京都奥多摩町小丹波[こたば]・熊野神社ほか)
29日(水・祝)は9~16時頃まで本祭。こ組囃子連のお囃子も披露される。
○泳げ鯉のぼり相模川(神奈川県相模原市・相模川高田橋上流、4月29日〈水・祝〉~5月5日〈火・祝〉)
たくましく立派な子どもに成長することを願って、相模川の空に約1200匹の鯉のぼりが群泳する。
○あいかわ公園つつじまつり(神奈川県愛川町・県立あいかわ公園)
40種4万本をこえるツツジが見ごろを迎える県立あいかわ公園で開催される「あいかわ公園つつじまつり」。各種体験教室や地元特産品の販売、ステージショーなど楽しい催しが盛りだくさん。広大な園内を散策したり、「冒険の森」や「冒険広場」で遊んだり、ロードトレインに乗ったりと春の楽しいひとときを過ごせる。また、当日は首都圏エリアでは珍しい宮ケ瀬ダムの観光放流を実施。必見のアトラクションとなっている。小雨決行、荒天中止。
○鶴巻温泉春まつり(神奈川県秦野市・鶴巻温泉駅北口広場)
ステージでは子供向けキャラクターショーや和太鼓の演奏、そのほか、駅前広場では青空市などさまざまな行事が繰り広げられる。
□酒塚[さかづか]観音大祭(静岡県袋井市・秋葉総本殿可睡斎[かすいさい]
酒の世話になった人たちの大祭。地元の地酒の造り手が商売繁盛を祈願し、酒供養を行う。一般の人も酒に対する感謝の気持ちで酒供養を行う。
○白馬五竜かたくり祭り(長野県白馬村・五竜かたくり苑)
ゴールデンウィーク頃、白馬スキー場のふもとでは、白馬村の村花、カタクリの花が咲き乱れる。4月29日(水・祝)のウエルカムイベントでは、五竜鍋(地元で採れた旬の山菜がたくさん入った豚汁)や、もちつきなども行われる。カタクリの他にも、水芭蕉やざぜん草、こぶし、キクザキイチリンソウなども見られる。
○ 2015シルクフェア in おかや(長野県岡谷市・シルクファクトおかや、岡谷絹工房、旧林家住宅、初代片倉兼太郎生家、ほっとサロン心和、ララオカヤ)
シルクで栄えた岡谷観光をする絶好の日。平成26年(2014)に新たにオープンした「シルクファクトおかや」をはじめ、市内のシルク関係施設の特別公開や機織体験、機械類の実演、シルクパウダーを使ったランチなど盛りだくさん。明治・昭和にタイムスリップした気分でシルクのまちを楽しめる。さらに、全国のシルク製品が集まるシルククラフト展も同時開催。
□行人[ぎょうにん]様の御開帳(長野県阿南町・新野 瑞光院)
江戸時代初期の貞享4年(1687)、修行をしつつ定に入り、生きながらミイラ(即身仏)となった日本では20体ほどしかないミイラの一つ。名前を行順といい、禅宗系、富士講の信仰をもつ行者である。禅宗系では日本で唯一といわれるミイラであり、その開帳が行われる。
◇端午の節句(三重県伊勢市・おかげ横丁、4月29日〈水・祝〉~5月6日〈水〉)
古きよき日本の伝統文化に込められた願いを大切にして「端午の節句」を祝う。鎧と兜を身に付けての記念撮影やレトロな計器で身体測定などが楽しめる。
□東津汲[ひがしつくみ]鎌倉踊(岐阜県揖斐川町・白髭神社)
毎年4月29日に白髭神社に奉納される。ホロを背負って鼓舞する光景は勇ましく美しい。鎌倉踊りは武者踊りや太鼓踊り、またはシナイ踊りともよばれ、源氏が平家を滅ぼしたときに、戦勝を祝って踊ったものと伝えられる。
□四方子供曳山(富山県富山市・四方[よかた]神社)
11台の曳山を子どもたちが中心となり曳く。13時に町中で整列し、大漁・豊作を願って練り歩く。
○出町子供歌舞伎曳山祭り(富山県砺波市・市街地、4月29日〈水・祝〉~4月30日〈木〉)
小学校中・高学年による子供歌舞伎。29日は9~20時頃まで、30日は11~21時頃まで。演題「絵本太功記十段目尼崎の段」「釣女」の2本。
□石動曳山祭(富山県小矢部市・石動[いするぎ]市街地〈小矢部市商工会館前ほか〉)
江戸時代から続く、石動の愛宕神社の春祭り。15時ごろ、御旅屋に11台の絢爛豪華な花山車が勢ぞろいしたあと市街地を巡行し、町は掛け声や囃、花山車の軋む音であふれる。夕方からは、提灯花山車となり、再び御旅屋に勢ぞろいする。
□芦原温泉春まつり(福井県あわら市温泉・芦原温泉街)
温泉の守り神・お薬師さんの祭礼。12時ごろより芦原温泉芸妓の踊り奉納から始まり、22時ごろまで御輿を先頭に、「人形山車」「桜山車」「太鼓山車」が温泉街を練り歩く。
○鯖江かたかみ春たんぼ(福井県鯖江市・文珠山・片上公民館周辺)
文珠山登山をメインとし、文珠山登山スタンプラリー、たんぼの中での魚のつかみどり、泥んこゲーム、うまいもん広場、ステージイベント、体験田植で「地元のお米」ゲットなど、盛りだくさんの催し物がある。
□壬生狂言(京都市中京区・壬生寺、4月29日〈水・祝〉~5月5日〈火・祝〉、13時~17時30分)
念仏の教えを身振り手振りで説いた無言の仮面劇。30番ある曲目から1日5番ずつ上演。
□得浄明院 戒壇めぐりと一初観賞会(京都市東山区・得浄明院[とくじょうもんいん]、4月29日〈水・祝〉~5月13日〈水〉、9:30~16:00)
アヤメの一種、一初を鑑賞することができます。また得浄明院は本堂の真下に間闇の戒壇があり、一周するとご利益があるそうである。
□東寺 国宝五重塔 初層の特別拝観(京都市南区・東寺、 4月29日〈水・祝〉~5月25日〈月〉、9:00~17:00)
世界文化遺産・東寺、日本一高い木造の五重塔である。初層内部は極彩色の文様で彩られ、大日如来に見立てた心柱を囲んで金剛界四仏が安置されている。
○曲水の宴(京都市伏見区・城南宮)
神苑楽水苑の平安の庭で繰り広げられる、平安王朝を偲ぶ雅な遊び。庭の小川(遣水)の水辺に平安貴族の衣装を身につけた男女の歌人が座り、小川に鴛鴦(おしどり)をかたどった舟にのせた杯を流し、和歌を詠み短冊にしたため、杯を取り上げて御酒をいただく。
□弁財天大祭と秘仏十二天特別御開帳(奈良県桜井市・安倍文殊院、4月29日〈水・祝〉~5月5日〈火・祝〉、9~17時)
日本三文殊の一つで、大化改新で左大臣として登用された安倍倉梯麻呂の氏寺として建立された。本尊は鎌倉時代の快慶作、日本最大の文殊菩薩(巨大な獅子にまたがり高さ7m)。「智恵の文殊」として親しまれ、勉学に励む多くの学生に智恵を授けると受験生が数多く合格祈願に訪れる。期間中のみ金閣浮御堂内の秘仏を開帳する。
□春のけまり祭(奈良県桜井市・談山[たんざん]神社)
神事のあと、京都蹴鞠保存会の会員が古式にのっとり優雅に鞠を蹴り合う。11~12時頃。ご祭神・藤原鎌足と中大兄皇子が飛鳥法興寺の蹴鞠会で出会ったのが大化改新に至る端緒となったことに因んで行われている。
○天川村名水まつり(奈良県天川村・天川村洞川エコミュージアムセンター周辺)
環境省の認定する名水百選に選ばれた洞川湧水群のある洞川温泉地区で、自然にスポットをあてた体験コーナー(野草教室・木工教室・水生昆虫観察会・ストーンペイント)、親子アメノウオ釣り大会、クリーンウォークを開催。これら催しをとおして、洞川湧水群を育む自然を楽しむことができる。
□上阿田木神社の春祭り(和歌山県日高町・上阿田木[かみあたぎ]神社)
別名花祭りと呼ばれる。和歌山県下でも少ない春祭りの一つ。「ヤツハチ」「稚子の舞」を神前に奉納し、みごとな造花をつけた幟を先頭にした行列がお旅所まで練り歩く。
□星嶺祭[せいれいさい]~こどもまつり(大阪府能勢[のせ]町・能勢妙見山)
妙見大菩薩として信仰されてきた星の王さま北極星。その妙見さまに世界平和、万人の幸福を祈り、あわせて次の世代を担う子どもの成育を祈るのが星嶺祭。法要後は和太鼓演奏や人形劇、福引き(子どものみ)がある。
○ミズバショウ祭り(兵庫県養父[やぶ]市・ミズバショウ公園)
ミズバショウの最盛期に合わせて開催される。花の直売、特産品の販売、バザーなどを実施。地元住民が主体となって企画する祭り。
□比婆山熊野神社春季大祭(広島県庄原[しょうばら]市・比婆山[ひばやま]熊野神社)
熊野神社は竜王山の南麓に鎮座する古社。天に向かってそびえる55本の老杉群が神社の歴史を物語っている。大祭当日は駐車場で西城川太鼓の演奏、大黒様による福餅まきなどイベントが催される。
○第58回呉みなと祭(広島県呉市・蔵本通り、れんがどおり)
呉市の春を飾る大イベント。毎年約30万人の人出で賑わい、総勢約3000人を超える華やかなパレードは見ごたえ十分。そのほか、ステージ、バザール、世界各国の料理、フリーマーケットなど盛りだくさん。
○ますだ万葉まつり(島根県益田市・ 県立万葉公園〈雨の場合は高津公民館〉)
石見神楽、食道楽ロードで物販、飲食の販売などが催される。また、ジャンボ巻き寿司200m、つくって遊ぼうコーナーなども設置。苗木のプレゼント、舞踊、邦楽、詩吟なども行われる。
○錦帯橋まつり(山口県岩国市・錦帯橋周辺)
毎年4月29日に錦帯橋周辺で開催される祭り。参勤交代そのままの大名行列や奴道中、南条踊、岩国藩鉄砲隊演武が古式ゆかしく繰り広げられる。
□寝太郎まつり(山口県山陽小野田市・厚狭[あさ]駅前ほか)
毎年4月29日に寝太郎さんの偉業を忍んで行われる祭り。円応寺所蔵の寝太郎像が開帳され、千石船が繰り出されるなか、寝太郎音頭・寝太郎踊り・寝太郎太鼓・寝太郎物産販売など、寝太郎一色に包まれる楽しい祭り。
○春季銭形砂ざらえ(香川県観音寺市・琴弾公園内銭形砂絵)
砂浜に描かれている銭形「寛永通宝」を美しく整える。9時から開始。ボランティアによって行われるため、当日の飛び入り参加歓迎。スコップは主催者で準備しているので、手ぶらで参加できる。参加者向けに「若葉茶会」(無料)を開催。
○二宮忠八翁飛行記念大会(愛媛県八幡浜市・八幡浜市民スポーツパークグラウンド)
飛行原理の先駆者、二宮忠八を称え開催される。9~12時。ゴム動力プロペラ機・カラス型飛行機・バルサグライダー機・紙飛行機などの飛行時間を競うほか、さまざまなアトラクションが展開される。
○第27回さとうよしみ竹田童謡祭(大分県竹田市・佐藤義美記念館)
「いぬのおまわりさん」の作詞で知られる竹田市出身の童謡作家、佐藤義美を記念して開催される童謡祭。「ふれあいステージ」「影絵」合唱、ゲームなどが行われる。
○有田陶器市(佐賀県有田町・有田町全域、4月29日〈水・祝〉~5月5日〈火・祝〉)
112回目を迎える歴史ある陶器市。町内4kmにわたり約500の店が立ち並び、期間中100万人を超える人出で賑わう。店の人とのやりとりも陶器市の魅力。陶磁器製品の豊富な品揃えと安さはもちろん、各商店街の趣向を凝らしたもてなしも楽しみ。
○波佐見陶器まつり(長崎県波佐見[はさみ]町・やきもの公園一帯、4月29日〈水・祝〉~5月5日〈火・祝〉、9~17時)
長崎県最大の「やきもの」のイベント。大型テント内に約130社の窯元・商社が出店し販売する。雨天時でも安心して買物ができる。ホテル宿泊券やデジタルカメラなどが当たる抽選会、ロクロや絵付け体験など(一部有料)多彩なイベントを開催。「フォトコンテスト」も開催される。
○天草西海岸春の窯元めぐり(熊本県天草市・天草市天草町および苓北町の9窯元(9会場、8時30分~17時)
2003年3月に国の伝統的工芸品の指定を受けた天草陶磁器の展示即売が各窯元で開催される。期間中は通常価格より2~5割引で販売される掘り出し物もある。また窯元によっては絵付けや手びねり体験、工場見学、農産物や特産品の販売なども行われる。
○第20回早水あやめ祭り(宮崎県都城市・早水公園多目的広場)
あやめ42万本が咲き誇る中で、あやめ音頭やジャンカン馬踊などの郷土芸能が楽しめる。アヤメのスケッチ大会も行われる。
○きんぽう木花館春祭り(鹿児島県南さつま市・道の駅「きんぽう木花[このはな]館」)
地元芸能の田植え踊りが奉納される。そば早食競争などのイベントが開催され、地元特産品の展示販売、新鮮な野菜の出店が並ぶ。