記念日・年中行事
○清掃の日
環境省が実施(2000年までは厚生省)。
1971(昭和46)年のこの日、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法,廃掃法)
が施行されたことに因む。この日から9月30日までは「環境衛生週間」で、廃棄物をできる限り減
らして資源再利用に役立てることを目的にしている。
○畳の日
イ草の美しい緑色から長年「みどりの日」として親しまれていた4月29日と、環境衛生週間の始ま
りの日であり「清掃の日」である9月24日を「畳の日」と制定したのは京都市に本部を置く全国畳
産業振興会。畳の持つ住宅材としての素晴らしさや、敷物としての優れた点をアピールするのが
目的。
○歯科技工士記念日
国民保健を支える専門医療技術者としての歯科技工士をアピールすることを目的に、公益社団法
人日本歯科技工士会が制定。日付は1955年(昭和30年)9月24日、日本歯科技工士会が創
立されたことから。
○みどりの窓口記念日
1965(昭和40)年のこの日、国鉄(現在のJR)の全国約150の駅に、コンピュータを使った指定
券発売窓口「みどりの窓口」が設置された。
1960年代まで東海道新幹線や特急列車など優等列車の指定券や寝台券は列車ごとの台帳で
管理され、空席照会や予約に際しては窓口から台帳の保有駅や統括する乗車券センターへ電話
連絡していた。この方式では指定券の発行に1~2時間待ちという状況に陥る事があったり、同一
座席の重複販売(ダブルブッキング)をしてしまう事があった。
上記の問題を解決するとともに指定券の手配をオンライン方式に切り替える事を目的として、196
5年10月1日実施のダイヤ改正に合わせて同日に始発駅を発車する列車から販売を開始するた
めに、同年9月24日から全国の主要152駅と日本交通公社(現・JTB)の83か所の営業所に開
設された。
「みどりの窓口」という名称の由来は、この窓口で発券される切符の地紋が常備券の赤や青に対
して、淡い緑色をしていたことによると言われている。その後1990年代後半からは水色の地紋に
代わっており、偽造防止を兼ねて濃い水色の帯と「JR」マークのホログラムを施している。
○環境衛生週間(9月24日~10月1日)
「清掃の日」から「浄化槽の日」までの8日間。
○結核予防週間(9月24日~9月30日)
1949(昭和24)年から厚生省(現在の厚生労働省)と結核予防会(JATA)が実施。
結核についての正しい知識を普及し、これからの活動を考える週間。
世界の総人口30分の1にあたる1.7億人が結核に感染していると言われ、毎年300万人の方
が結核で亡くなっている。現在、結核の新規感染者が増加しており、1993(平成5)年に世界保
健機関(WHO)が、1999(平成11)年に厚生省が「結核非常事態宣言」を発令した。
※南洲忌、西郷忌
西郷隆盛の1887(明治10)年の忌日。
※言水忌
俳人・池西言水[いけにしごんすい]の1722(享保7)年の忌日。
「菜の花や淀も桂も忘れ水」 「高根より礫うち見ん夏の湖」 「木枯らしの果はありけりなん海の
音」
□高山稲荷神社例大祭(青森県つがる市・高山稲荷神社、9月24日~25日)
24日17時~の前夜祭では津軽神楽奉納、御火焚神事が執り行われる。25日10時30分~の
当日祭では津軽神楽が奉納される。
□とげぬき地蔵尊大祭(東京都豊島区・とげぬき地蔵尊高岩寺)
年3回、1・5・9月の24日は「大祭」の大法要・特別祈祷が2回(10時30分~、14時30分~)営
まれる。50人の僧侶が病気平癒・商売繁盛・心願成就などを祈念し、大般若祈祷と地蔵経を回り
ながら唱える光景は壮観。約1カ月前から当日まで祈祷申込受付。
□御座替祭[ござがえまつり](佐陀神能)(島根県松江市・佐太神社、9月24日~25日)
毎年9月24日・25日の両日、佐太神社で行われる一年ごとの遷座祭ともいえる祭で、神座に敷く
茣蓙(ござ)を敷き替える神事。その時に演舞される神事舞の総称を佐陀神能という。佐陀神能と
は、神楽に能の舞を取り入れたもので、役立ちや囃子などは能形式を取っており、深夜まで続く。
24日20時~神事と同時進行で「七座」が舞われる。25日19時~法楽祭として「式三番」「神能」
が舞われる。
□高塚愛宕地蔵尊秋季大祭(大分県日田市・高塚愛宕不動尊、10:00~16:00)
神仏混淆の形式をそのまま残す珍しい地蔵尊として知られる「高塚愛宕地蔵尊」は、諸事祈願成
就に御利益があるとして年中参拝の人々が訪れる。境内では、紅白餅、御神酒のお接待が行わ
れ、同時に福引きも行る。また、神楽殿では、神楽、舞踊が行われる。
□南洲神社例祭(鹿児島県鹿児島市・南洲神社)
明治維新の立役者である西郷隆盛を偲ぶ例祭で、23日には「セゴドンのエンコ」など奉納行事
が、西郷の命日にあたる24日には例祭が行われる。
ハギ(萩) bush clover、Japanese clover
【花言葉】「柔軟な精神」「思案」「思い」
【概要】
ハギ(萩、学名:Lespedeza)はマメ科ハギ属の総称。落葉低木。秋の七草の一つ。約20種ほど
の野生種が知られているが、分布は種類にもよるが、日本のほぼ全域。一般にハギというとヤマ
ハギ(山萩)のことを指す。
ハギという名前は毎年古い株からたくさんの芽を出す様子を表す「生え芽(はえき)」から来てい
る。『万葉集』では「芽」「芽子」を「ハギ」と読ませている。漢字の「萩」の字が見られる最古の文献
は『和名抄』で、秋の草花の代表であることから、秋に草冠をつけた国字である。
獨名のLespedezaは、アメリカの州知事セスペデス(V.M.de Cespedes)への献名であるが、
誤植によってLespedezaとなってしまった。
【特徴】
背の低い落葉低木ではあるが、木本とは言い難い面もある。茎は木質化して固くなるが、年々太く
なって伸びるようなことはなく、根本から新しい芽が毎年出る。直立せず、先端はややしだれる。
葉は3出複葉、秋に枝の先端から多数の花枝を出し、赤紫の花の房をつける。果実は種子を1つ
だけ含み、楕円形で扁平。荒れ地に生えるパイオニア植物で、放牧地や山火事跡などに一面に生
えることがある。
【主な原種】
ミヤギノハギ(宮城野萩、Lespedeza thunbergii)
東北地方で自生のものがあると言われるが、多くは園芸植物として庭園などに植えられている。
萩は秋の花とされていますが、この種は夏の間(6月頃)から花をつけるので、ナツハギ(夏萩)
と言われている。
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・葉
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・小葉
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・花
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ヤマハギ(山萩、Lespedeza bicolor)
北海道から九州に分布し、日の当たる山野に生育する。ミヤギノハギに比べて全体に繊細な印象
で、花の時期になっても枝垂れない。野趣に富んだ姿が魅力的。
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ニシキハギ(錦萩、Lespedeza nipponica)
ミヤギノハギに似ているが、紅花や白い花を咲き分ける。
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シロハギ(白萩、Lespedeza japonica)
ニシキハギの白花品種。
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‘江戸絞り’ (Lespedeza ‘Edoshibori’)
鉢植えで流通するが、庭植えにすると1.5m以上に育つ。枝は枝垂れずに、他のハギに先駆けて
、7~9月まで白地に紅絞りの入る花を咲かせる。
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【詳しい育て方】
■主な作業
剪定:ミヤギノハギは毎年、花が終ったあとに株元から刈り込む。春には新芽が出て茂り、秋には
開花する。落葉してから芽が出る前の2月頃が作業の適期。株元から10~30cmの位置ですべ
ての枝をばっさりと切り戻すのが基本の剪定である。ハギは春に新しく伸びた枝の上半分に花を
付け、古い枝には花が咲かない。毎年ばっさりと刈り込んで春に新しい枝がを出させることで花付
きも良くなると言うこと。落葉した枝は切らずに放っておいても寒さに当たると地際まで枯れてしま
うので、いずれにしても切ることになる。株を小さく仕立てたい場合や伸びすぎた枝を短くしたい場
合は6月頃までなら剪定・刈り込みは可能。それ以降は枝に花芽が付き、花芽ごと枝を切り落とす
ことになり、花付きが極端に悪くなる。ただし、弓状にしなった自然本来の姿が美しく、刈り込んで
形を整えるには適さない樹種である。放任しておくと枯れ枝が目立ち花付きも悪くなる。
■栽培環境
ハギの根には根粒菌が共生するため、やせ地でもよく育つ。水はけのよい土壌で、日当たりがよ
い場所であれば、土質を選ばず良好に生育、開花する。
■水遣り
庭植えでは、真夏の高温乾燥が続くとき以外には必要ない。鉢植えは、夏の高温期には水切れし
ないように、十分に与える。
■肥料
特に必要ないが、庭植えで株を大きく育てたいときには、1月~3月の間に寒肥として、緩効性化
成肥料や固形の油かすを施す。鉢植えでは、肥料は必要ない。
■用土
夏の高温期に乾燥しすぎない、水はけのよい用土が適している。赤玉土の細粒と中粒を同量で混
合したものと、鹿沼土(細粒)、腐葉土を5:2:3で配合した用土などが適している。
■植え付け・植え替え
厳寒期を避けた落葉期中の、11月~12月、2月下旬~3月中旬に植え付け、植え替えを行う。
腐葉土や完熟堆肥などを混合したものを施して植え、十分に水を与えて根株と土を密着させる。
鉢植えの場合、鉢が小さいと土が乾きやすく水切れを起こしやすいので、水はけの良い用土でや
や大きめの鉢に植え付ける。
■ふやし方
株分け:ミヤギノハギは結実しにくいが、短期間に株が大きくなるので、株分けでふやす。休眠期
中が株分けの適期ですが、寒さによる傷みを避けるため、2月下旬~3月中旬に掘り起こし、株を
切り分けて植えつけるとよい。
挿し木:挿し木は春挿しと夏挿しの2つの方法がある。用土は赤玉土や鹿沼土を用いる。
春挿しは前年の枝を用いる。2月頃に鉛筆より太めの枯れていない枝を20cmに切り、枝の下
2/3ほどが土の中に埋まるよう深めに挿す。夏挿しは春に新しく伸びた枝を用いる。6月頃に枝を
10~15cmの長さに切り、水に挿して充分吸水させた後枝の下半分が土に埋まるように挿す。
■病気と害虫
病気はほとんど見られないが、新芽の伸び始める4月中旬以降にアブラムシが発生する。
■まとめ
落葉後にばっさりと刈り込む
日当たりと水はけの良い場所を好む
肥料は与えなくても育つ
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