記念日・年中行事
▲国際クリーンアップデー
アメリカ・サンフランシスコに本部を置く海洋自然保護センターが、1985(昭和60)年から実施し
ている記念日。この日に近い週末、世界各地で海岸のごみを拾い集め、その数量・種類などを調
べ、地球環境への影響を調査している。日本でもクリーンアップ全国事務局が中心になり、活動し
ている。
▲カーフリーデー
ヨーロッパでは、毎年9月16~22日に「ヨーロッパモビリティウィーク」という欧州委員会(環境総
局)が推奨している交通政策推進プロジェクトが行われている。
この取組みは、一週間を通じて、都市交通を切り口とした都市環境の改善や賑わいのあるまちづ
くりの創出を目的とし、過度に依存した「車の使い方」を市民・行政が一緒に考えていくというもので
ある。なかでも、最終日に行われるカーフリーデーは、このプロジェクトの中心イベントで、都心部
において1日マイカーを使わない地区が創出される。そこでは、市民一人一人が車のない都市環
境を実際に体験し、その変化を実感し、クルマ優先社会の問題を考える社会啓発が行われる。一
方で、行政側では、この機会に推進している交通政策を市民に広く知ってもらったり、バスの増便
や自転車道の設置など公共交通の充実をはかったりして、実際に、新しい交通施策を展開させて
いく日でもある。
日本では横浜市・名古屋市など9都市で行われ、いくつかの都市ではこの日に近い秋分の日に実
施される。
▲OneWebDay
OneWebDayは、2006年にイェシーバー大学ベンジャミン・カードーゾ法学学校(ニューヨーク)
の助教授Susan Crawford氏によって「オンライン生活を祝う世界的な記念日を作り、維持し、進
展させ、普及させる」イベントの開催を提唱され、9月22日にSecond Life上やニューヨーク、ミラ
ノ、東京、バンクーバーなどの各都市で第一回が開催された世界的な記念日。
○フィットネスの日
フィットネスの健全な普及と発展を目的に、指導者の育成や資格認定、研修会などを行う公益社
団法人日本フィットネス協会が制定。この日をきっかけに国民レベルでの健康体力づくりを推進し
ていくことが目的。日付は、9月が厚生労働省の推進する「健康増進普及月間」であることと、198
7年(昭和62年)の9月22日に同協会が公益法人として設立したことから。
○生保内節[おぼないぶし]全国大会(秋田県仙北市・仙北市民会館、9月22日~23日)
2014年で29回目を迎える秋田県最大規模の大会。生保内節は秋田民謡を代表する唄で、他
地域の影響を受けないオリジナルな民謡としても知られ、また、江戸中期から唄われている歴史
的価値の高い唄でもある。
□大岡まつり(東京都港区・豊川稲荷東京別院)
大岡越前守忠相[ただすけ]の信仰にちなむ。終日祈祷を受付け。祈祷申込みや献饌料志納の人
には野点の展待、火盗除けのお札が授与される。
□秋の神楽祭(三重県伊勢市・伊勢神宮〈内宮〉、9月22日~24日)
神恩に感謝し、国民の平安を祈念する祭り。内宮神苑特設舞台では神宮舞楽が公開される。名
家名流の華道、能、狂言なども奉納される。
○山中温泉こいこい祭(石川県加賀市・山中温泉、菊の湯ラウンジ周辺、9月22日~23日)
民謡「山中節」の故郷にふさわしく、大勢の踊り子に訪れた人々も加わって、唄と踊りの一大絵巻
を展開する。昼には、掛け声も勇ましく湯女(ゆな)みこしや若衆みこし、大獅子みこし、おわんみこ
しも繰り広げられる。
□上京薪能(京都市上京区・白峯神宮〈雨天時は金剛能楽堂〉、16:00~)
上京区民の文化振興のために、約40年前から行われている。淳仁・崇徳天皇を祀る同宮。古典
芸能に親しんだ町ならではの祭事。仕舞、舞囃子、琴、能と茂山社中の狂言などが演じられる。普
段一挙に見ることはむずかしいだけに、これは必見。
□清明祭(京都市上京区・清明神社、9月22日~23日)
平安中期の天文学者であり、陰陽師の安倍晴明が祭神。22日19時からの宵宮祭は迎え提灯の
お練りや、古式ゆかしい湯立神楽の奉納があり、23日13時からの神幸祭には神輿渡御が行わ
れる。祭列には勇壮な少年鼓笛隊、菊鉾、扇鉾、獅子、御神宝、飾馬や晴風稚児、八乙女、四神
稚児などが独特の装いも美美しく供奉する。
□第34回櫛まつり(京都市東山区・安井金比羅宮)
日頃、愛用している櫛に感謝し供養する祭り。13時~櫛供養式典、14時15分~時代風俗行列。
古代から現代に至る時代風俗衣装をまとった行列が祇園界隈を練り歩く。カツラを使わず、女性
が地髪を結い上げている。
○川内大綱引(鹿児島県薩摩川内[さつませんだい]市、国道3号線〈向田側〉)
長さ365m直径35cm重さ7トンの大綱引き。参加者3000人、観客は8万人におよぶ。400年
の往古を今に伝える祭典で、上半身裸の若者たちが激しくぶつかり合うさまは迫力あり。
□尾母アキムチ〈鹿児島県徳之島町・尾母集落、19:00~)
アキムチは、今期の豊作に感謝し来期の豊年を祈願する祭りで、お祝いなどのあった家々を訪ね
ながら、集落の氏神である溝川(じょうご)神社に戻る。「イッサンボー」と呼ばれるかかしに似た人
形を先頭に、たいまつを掲げて大勢の住民が集落内を回り、にぎやかな踊りを披露する。
コスモス(秋桜) cosmos
【花言葉】「乙女の純真」「調和」「美麗」
【概要】
コスモス(秋桜、オオハルシャギク[大春車菊/大波斯菊]、学名:Cosmos bipinnatus)はキク科
コスモス属の一年草。
原産地はメキシコの高原地帯で、標高1600~2800mの高地に自生している。18世紀末にス
ペイン・マドリードの植物園に送られ、ヨーロッパに渡来した。日本には明治20年頃に渡来したと
言われる。現在では日本で広く栽培されているが、一部は逸出して野生化している。
和名は秋桜(アキザクラ)という。 メキシコには20種以上の野性種があるといわれている。 コスモ
スの名はコスモス属の総称としても用いられるが、一般的には大春車菊(オオハルシャギク)を指
す。オオハルシャギクの由来となっている「ハルシャ(春車/波斯)はペルシャのこと。
属名の Cosmos はギリシャ語の「cosmos(飾り)」からきている。 種小名の bipinnatus は「2
回羽状の」という意味である。
【特徴】
草丈は1~3m。全体無毛。葉は2~3回羽状に細裂し、裂片は線状、柄があって対生する。
花期は6~10月で、茎の頂が分岐し、その先に直径7cmほどの頭状花を多数つける。舌状花の
先端は3裂して大きく10枚前後、白色~淡紅紫色、筒状花は黄色。最近は黄色い花もある。
果実はそう果、嘴があり、長さ6~18mm、外側の果実ほど短い。
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・葉
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・花
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・果実
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【園芸品種】
‘センセーション’ (Cosmos bipinnatus ‘Sensation’)
1930年代にアメリカで改良された品種、早生で剛健、広く普及している。
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‘イエローキャンパス’ (C.bipinnatus‘Yellow Campus’)
黄色の品種。イエローガーデンより黄色い。
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‘シーシェル’ (C.bipinnatus ‘Seashell’)
花弁が筒状。
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‘ダブル・クリック’ (C.bipinnatus ‘Double Click’)
八重咲きと半八重咲きが混じる。
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‘ソナタ’ (C.bipinnatus ‘Sonata’)
草丈が低い。鉢植えで流通する。
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【詳しい育て方】
■主な作業
摘心:5月~8月にかけて摘心を繰り返して育てると、草丈を低く仕立てることができる。
支柱立て:草丈が高くなると倒れやすいので、6月~11月ごろに適宜支柱を立てる。また、わざと
茎を倒すとわき芽が発生します。これを伸ばして、低い位置で花を咲かせることも可能である。
■栽培環境
鉢植えは、生育期間を通して、風通しのよい日向に置く。遅くタネまきしたものは、霜が降りるよう
になったら、夜間は室内に取り込むと長く花が咲き続ける。庭植えの場合は、風通しと水はけのよ
い日向に向く。
■水遣り
乾燥に強い。苗の頃はあまり乾かさないよう水遣りするが、その後の庭植えでは日照り続きで雨
があまり降らず、土が乾き過ぎたら与えるぐらいで構わない。鉢植えでは鉢土の表面が乾いたら
たっぷりと与える。
■肥料
肥料が多いと倒れやすくなり、痩せ気味の方がよい花が咲くので、肥料は控えめにする。プランタ
ーなどの場合は緩効性の化成肥料を置き肥するぐらい、花壇では元肥に堆肥などを控えめに混
ぜ込んでおけば、その後の追肥は特に必要ない。
■用土
水はけがよければ特に土質を選ばずによく育つ。鉢植えは赤玉土小粒7:腐葉土3の配合土を使
用する。庭植えの場合、水はけが悪ければ川砂などを混ぜて水はけをできるだけ良くする。
■植え付け・植え替え
4月~5月に植え付ける。鉢植えでは、水はけのよい用土を使い、深植えにならないように注意す
る。庭植えでも水はけのよい場所に元肥を施し、同様に植え付ける。
■ふやし方
タネまき:時期は桜が散り終わった4月中旬頃~7月上旬頃までまくことができる。4月中旬にまく
と7月頃が花の最盛期になり、7月頃にまくと秋が花の最盛期になる。場所は水はけと日当たりが
よければ特に選ばない。種まきは容易で、庭やプランターなどに直まきするかポットまきしても構
わない。株間は矮性種で20~25cmぐらい、普通のコスモスは30cmぐらいの間隔になるように
タネまきする。
■病気と害虫
病気:うどんこ病など
粉をまぶしたようになるうどんこ病は、4月~11月に、風通しと日当たりが悪い場所で発生する。
特に涼しくなる9月~10月に多発する傾向がある。
害虫:アブラムシ類、ヨトウムシ類、シャクガ類
アブラムシ類は4月~11月に、チッ素過多の株や、風通しの悪い場所で多発する。同じ時期、ヨト
ウムシ類やシャクガ類が新芽や若葉を食害します。見つけしだい、取り除く。
■まとめ
草丈が伸びて倒れやすいので支柱を立てる
日当たりと風通しのよい場所で育てる
肥料は控えめにする