アメリカ最初の宿はサンフランシスコ郊外のモーテル6「フレモントノース」です。
日本で「モーテル」と聞けば、必ずいかがわしいイメージが伴います。
更には、アメリカ入国審査時に、初日の滞在場所を記載する必要がありますので、そこに「モーテル」と記載するのは避けたい気持ちがありました。
当初は、サンフランシスコ市内の普通のホテルを探したのですが、駐車場を完備した手頃な値段のホテルはなかなか見つかりません。
更に、慣れない左ハンドル車で、見知らぬ街を、夕刻にホテルを探して走り回るのは避けた方が良かろうと考え、結局アメリカ旅行の初日もモーテルを選択することになりました。
次の写真をご覧下さい。
結果は大正解です。
広々とした部屋に大きなベットとバスが付いて、これで一晩44ドル。
円換算で3500円強です。
サンフランシスコ市内はどんなに探しても一泊100ドル以下のホテルは見当りません。
安いホテルでは駐車料金を別途請求されます。
それに比べ、部屋のドアの直前に車を止めて、大きな荷物を簡単に部屋の中へと持ち込めるアメリカのモーテルは、車で旅する旅行者には非常に便利です。
日本語のモーテルという言葉よりは、ドライバー専用宿泊施設とかモーターホテルと記述するほうが実態に則したイメージに近いのかと思います。
広くて、安くて、清潔で、便利なモーテルですが、唯一の欠点は周囲の環境が単調なことです。
殆どのモーテルが市街地から離れた場所にありますので、周囲で飲食できる施設は、マクドナルドのようなファーストフードや、限られた店しかなく、夜の情緒を楽しめるようなことがありません。
この日は、左ハンドル車と訳の分からないナビのガイドに疲れ果てて、私はレストランを探す気力もありませんでした。
モーテルの隣に大きなスーパーマーケットがあったので、そこでオレンジジュースとテーブルワインとサンドイッチを買ってきて、一人静に、如何にもアメリカらしい風情の夕食となりました。
4月13日の位置
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