五番街のこの辺りからは、エンパイアーステートビルが見えました。
近付くと高過ぎて見えなくなってしまいます。
マンハッタン島は南北に24キロ、西のハドソン川と東のイースト川に挟まれた中州です。
南に向かって少しずつ低くなっているのは理に適っていますが、改めて肉眼でそれを確認して、ウーンやっぱりそうなんだと、意味もなく納得しています。
そんな当たり前の事を確かめられただけで、訳も無く嬉しかったりするのは、少々マンハッタンの毒気に当ったせいかもしれません。
かなり南に下ってきました。今の場所は32ストリート(St)辺りです。
厳格に定義されてる訳ではなさそうですが、59Stと30Stの間がミッドタウン、それより南がダウンタウンと呼ばれているようです。(34Stで分けることもあるようですが)
5アベニュー(AV)を振り返りますと、既にミッドタウンの先は坂の上となって望むことができません。
5AVの名物、フラット・アイアン・ビルが見えてきました。
このビルは5AVとブロードウェイの交差する三角地帯に、地形のままの三角形に作られていました。一番狭い頂点では幅が2メートルしかない、奇妙な姿のビルです。ビルの高さは90メートルだそうですが、倒れる心配は無いのでしょうか。日本のような地震大国では建設許可が下りないかもしれません。
私はこの場所でブローウエー通りへハンドルを切り、5AVに別れを告げました。
マンハッタンのメインストリートを只単に、縦に走り抜けて来ただけですが、十分にマンハッタンを満喫した気分になっていました。
既に朝8時を過ぎましたので、このへんで本来の目的地、ブルックリン植物園へ向かうことにします。
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