大きな樹木の葉陰の道を進むと、アイリスの庭や忘れ草(ヘメロカリス)の庭などが現れます。
そのような場所に、植物園を循環するトラムが来園客を乗せてやって来ました。
園が広いので、お年寄りなどは、歩いて周るのが大変です。
近くでアメリカヒイラギが赤く可愛い実を付けていました。
まるでクリスマスみたい。
ところで、アメリカヒイラギは「American holly」と表記されています。
数日前、勝手に熱海に似ていると思ったハリウッド「Hollywood」は、ヒイラギ「holly」の林「wood」を意味しますが、誰かが「holly」と「holy」を間違えて「聖林」と訳したのだそうです。
枝を存分に広げた大木はトチノキだと思いますが、美しい若緑の樹を見ていると、清々しい気持ちになります。
ひんやり冷たいスチールの椅子に座って、こんなに明るい緑を眺めていたら、意識を覚ましつつ、現の夢を見るかもしれません。
この植物園では所々に、御伽の国のような建物が姿を見せました。
下の写真の樹にはシュマードオーク(Shumard oak)の名札が付けられていました。
ブナ科コナラ属の落葉高木で、高さは25メートル程に育ち、アメリカ東南部から中部、中南部に分布するそうです。
どんぐりが生るようですから、こんな樹が庭にあったらリス達が遊びに来てくれるかもしれません。
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