シュマードオークの先に素敵な展望台がありました。
展望台から振り返ると、道に赤レンガが敷き詰められています。
左側の四角く区切られたビクトリアガーデンは如何にも西洋の庭といった風情でした。
展望台のテラスを西に回り込むと、眼下に樹木で区切られた迷路が見えています。
そこから子供達が走り回る、楽しそうな笑い声が聞こえてきました。
私の横に、温厚そうなパパが上がってきて、ビデオカメラを構えました。
庭の中のママや子供達と何やら声を交わしています。
何処の国のパパも、やることは皆同じ。
パパは同じ場所に居合わせた、東洋人などは全く眼中にありません。
私は家族の邪魔をしないように、展望台をそっと降りると、庭の先へと歩を進めました。
展望台の少し先で、存在感のある樹が葉を密に茂らせていました。
容姿に見惚れて、周囲を巡ると、樹の根元に「Magnolia×loebneri 'Merrill'」の名札を見つけました。
ミズーリ植物園のホームページによると、1900年代初頭にコブシにヒメコブシを掛け合わせて作った樹種のようです。
セントルイスでは、葉が出る前の3月から4月にかけて、香豊かな星形の白い花を咲かせると説明されていました。
枝々に花が咲き揃う頃は、きっと大勢の家族連れで賑わうことでしょう。
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