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ジェット気流が日本上空へ回り込み、東京は今年に入って二度も積雪にみまわれました。その為でしょうか、2012年の梅の開花は、平年に比べて約一ヶ月ほど遅れているようです。
テレビでは連日のように、3.11の震災から一年が経過したことを取り上げています。
忘れぬことは大切ですが、暗い話ばかり続くと、気が重くなり始めてきました。
そんなある日、買い物帰りに公園から梅の甘い香りが風に流れてきました。
夜間に立ち入りできない公園なので、柵越しに園内を覗くと、常夜灯の下で紅梅が花を咲かせていました。
すっかり嬉しくなって、朝になるのを待って、デジカメ片手に公園へ梅見に出かけてみました。
道知辺という紅梅が満開でした。
冬至という白梅にメジロが蜜を求めていました。
水温む川の底ではカルガモが餌をついばんでいました。
春が巡って来ました。
花の咲き始める季節がやってきたのです。
紅梅に心も躍ります。
公園から帰って早速、ネットで梅の開花状況を調べ、翌日は、梅で名を知られた瑞泉寺など、鎌倉の寺々を訪ねることにしたのです。
瑞泉寺では梅が三分咲きでした。
はやる気持を抑え、天気予報などを確認しながら、何処へ花を見に行こうかと「花の旅」の構想を練ります。
目的地を愛知、三重の梅園に絞り、出発を3月12日夜と定めました。
昨年秋に、山陰山陽を旅してから、半年近くも経っています。
ずっと、おとなしくしていたわけではないのですが、久し振りの「花の旅」に気持ちが浮き立ちました。
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