サンタバーバラの浜で夢見心地なひと時を過ごし、再びハイウエーに戻りました。
海岸段丘を左に、太陽へと向かう海辺の道が続いていました。
右上の写真も右下の写真も、丘を一面のキカラシが染めています。
残念ながら車を停める場所がないのでこんな写真しか撮れませんが、ここでいつか、キカラシが夕日を浴びる頃に、シャッターを構えてみたいものです。
さて、ロサンゼルス付近まではと、ナビに適当な場所を入力していました。
ナビのアナウンスのままに車を走らせますと、何処かの港町に導かれて行きました。
町へ入る時に標識を見落としたので、この町が何処なのかは確信が持てませんが、走行時間等を勘案すると、多分サンタモニカ。
綺麗な町です。
水は碧く、眼に優しい光が満ちて、潮の香が鼻腔の奥深い粘膜から脳を直接刺激して、本能を蘇らせます。
そして、それはどうやら、私だけのことではなさそうです。
下の写真をご覧下さい。
橋の柱に掲げられた標識には「NO DIVING FROM BRIDGE」つまり「橋から飛び込むな」です。
水面を見下ろすと結構な高さがありまよ!
この町では皆本能を刺激されて、やんちゃをしたくなるのでしょうか。
これだけしっかりした標識があるということは一人や二人のことではなさそうです。
シンガポールで見た子供達のブロンズ像を思い出しました。
何の屈託もなく川へ飛び込む、やんちゃ坊主達の姿が見えてくるようです。
想像するだけで愉快で、楽しくなります。
ナビへ適当に入力したことで、幸運にも素敵な町を訪ねることができました。
港には椰子が並び、名も知らぬ木々が並木を作り、明るい陽射しが町中に溢れていました。
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