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高山植物の世界へ

2013-07-10 09:09:50 | 花の山

 

 6時50分 和田小屋の登山口で登山計画書を記載して、雨霧に遮られて視界の殆ど利かない苗場山祓川コースへの登山道を歩き始めました。

 

 

 

 すると、登山道を塞ぐように雪の塊が姿を表しました。

 

 まさか、この季節に、この程度の標高で雪を見るとは思ってもいませんでした。

 驚くと同時に、気温が低い証拠なので、そのつもりで行動しなければいけないと、意識を改めます。

 

 

 

 ブナの中に道が続いています。

 

 自分の足の調子を確かめるように、ゆっくりとしたペースで登って行きます。

 

 そんな道の脇でツマトリソウが雨霧に濡れていました。

 

 

 

 登山道には頻繁に、位置を知らせる表示が施されています。

 御蔭様で、このペースでこれだけ登れたと、心理的にも随分と楽です。

 

 

 視界が開けると、谷の向こう側にダケカンバの大きな木が並んでいました。

 これだけの大きさのダケカンバを見るのは久しぶりです。

 

 北海道大雪山旭岳スキー場の、雪の斜面で見たダケカンバを想い出しました。

 ダケカンバは雪山の記憶に重なります。

 

 

 足元に目をやると、小さなギンリョウソウが頭をもたげていました。

 

 つい最近も大岳山の登山道で見かけましたが、こんな風に生まれてくるのですね。

 

 

 沢を流れる水音を背に、藪の中から鶯の声が聞こえてきます。

 

 登山道の横にコバイケイソウが姿を見せました。


 この花が現れれば、高山植物の世界へ足を踏み入れたことになります。

 

 

 

 イワカガミがピンクの可愛い花を咲かせていました。地面に広げた葉がつやつやと輝いています。

 

 イワハゼが赤い茎の先に小さなベルのような花を付けています。赤褐色の苞(ほう)が白い花の白さを引き立たせていました。

 

 

  ピンクのイワカガミ             小さな白花のイワハゼ

 

 

 

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