スコットランド中東部のアバディーン(Aberdeen)へ向いました。
北海に沿った台地の上に高速道路が続いています。
海に面したこの辺りは、内陸とは気象が異なるのでしょう、雨も上がって、順調なドライブが続きます。
午前9時半頃にアバディーンに到着しました。
アバディーンは人口19万人。北海油田や鰊、鱈の漁港として発展を遂げたスコットランド第三の都市です。
アバディーンには花崗岩の建築物として世界で二番目に大きな、マーシャル・カレッジがあります。
今から400年以上前の1593年創立とは思えないほど綺麗な建物です。
石の建造物は、直線的なフォルムと耐久性に優れる魅力があります。
いつものように、街中をきままに走り廻りました。
エジンバラと違って、街中でも混雑を感じる程ではなく、ストレスもありません。
オールド・アバディーンと呼ばれる地区に、キングズ・カレッジ等があるので、そちらへ向かいます。
キングズ・カレッジはカトリック系の大学で1506年に創建されました。
日本では戦国時代が始まったころで、キリスト教が日本に伝わる以前のことです。
コロンブスがアメリカ大陸に到達したのは1492年ですから、そんな時代背景の中で造られたものです。
そのすぐ裏手には、アバディーン最古の聖マハー大聖堂があります。
近くに、スコットランド最古のバルガウニー(Brig'O Balgownie)橋があるとガイドブックに紹介されていたので探してみました。
この橋は、詩人バイロンが、彼の作品「ドン・ジョアン」の中で「懐かしく思い出す」と記しています。
バイロンは幼少の頃にアバディーンに住んでいたことがあるのだそうです。
この橋で面白いものを見かけました。
「危険、 水深が浅いので飛び込むと大怪我をします」
いや、はや、思わず笑ってしまいました。
実は、昨年アメリカを横断した時にサンタモニカで同じような光景を見ていたからです。
アングロサクソン系の人は、阪神ファンのように橋から飛び込むのが大好きなんでしょうか。
私のスコットランドのイメージと大きなギャップを感じましたので、忘れられない記憶となりました。
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