アバディーン(Aberdeen)を昼過ぎに出発しました。
進路を北西にとり、ダフタウン(Duftown)を目指します。
道路横の法面が黄色く染まっていました。
これはハリエニシダです。
繁殖力が非常に強く、世界の侵略的外来種のワースト100に選ばれるという名誉に浴しています。
葉は針に変化しているため、家畜などの被食に耐え、ニュージーランドなどではこの植物が繁茂して、放棄せざるを得なくなった牧草地もあるようです。
以前ジギタリスを見て考えたことと同様のストーリーがハリエニシダでも成立しそうです。
今走行している所は、既に北緯57度を越えました。
緯度が高くなると、空の色がより青く見えると思うのは私の錯覚でしょうか。
それとも、人口密度が低く、空気を汚す工場や排ガスなどが少ない為でしょうか。
嫌われもののハリエニシダだって、こんな空の下ではなかなか絵になると思いませんか。
このような何もない風景を見ていると、心が癒されます。
道は少しずつ狭くなり、カントリーロード的な雰囲気が漂い始めました。
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