海外滞在日記@エスパーニャ

スペイン南部の街ムルシアに住む筆者がつづる海外生活の日記

南仏旅行記 その弐 ジャン・コクトーとグラース

2007-05-09 | 旅行
先週はスペイン全体で天気が良くなかったらしく、ムルシアも雨が降ったそうです。今週のムルシアはムルシアウェザーと言われるくらいの超快晴です。雲ひとつありません。気温も一気に上がってきました。

 ムルシアが誇るサッカーチーム:レアルムルシアは、先週も勝ち2部リーグ現在3位です。今週土曜に勝てば来期一部リーグ昇格が決まります。あと6試合で一勝すれば昇格なので、実際は昇格決定です。残念ながら今週末はレオンで試合がありアウェイです。勝てば日曜に凱旋パレードがあります。私は友人とハイキングなので、今期初めてRムルシアが負けてくれればと願っています。3年ぶりの一部昇格なので、ホームで決めて欲しいですよね。

 
 コクトーが壁画を書いた教会があるヴィルフランス・シュル・メールの駅

 ニースから電車で7分、バスでも15分弱で着く小さな漁村がヴィルフランス・シュル・メールです。ホントに小さな村ですが綺麗な街並みです。
 フランスではコクトーはあまり人気が無いらしく、後で紹介するMentoneのコクトー美術館もガラガラでした。正直私も彼女が行きたいから行っただけなんですが、行って良かったと思うくらい良い作品がありましたよ。

 
 右下が壁画があるサンピエール礼拝堂、左に見えるWelcome Hotelがコクトーが泊まっていたホテル

 鉄道駅から下りると地図もありません。なんとなく村の中心の方に歩いていくとレストランがあり、礼拝堂があります。礼拝堂を通り過ぎかけました。それ位何にも表示がありません。観光客の数の割りに見学者もまばらでした。でも、壁一面に描かれた絵を見ると、コクトーの不思議な世界が堪能できますよ。

 
 Mentonの街並

 ニースからバスで1時間ちょっと、モナコを越えてイタリア国境に近い街がMentonです。日本語ではマントンって紹介されているのですがメントンのような気もするのは私だけでしょうか?発音はマントンに聞えるから良いのかな?

 
 コクトー美術館の入り口にあるモザイク

 この美術館もそうでしたが、市役所内にある結婚の間も我々ともう1組だけでした。市役所は何の表示も無いので、インフォメで聞かないと分かんないかもしれません。フツーに役所の仕事している部屋の向かいが受付になってて、入場料を払うと受付の人が鍵を開けに行く位です。日本のガイドブックには載っているので、日本ではコクトーファンが多いのでしょうか?

 ヴィルフランス・シュル・メール、コクトー美術館で見た感じの絵が結婚の間に描かれています。全く人気が無いのはなぜか分かりませんが、十分楽しめると思うので、私はお勧めしますよ。

 

 カンヌ駅前。なんとなくおしゃれな感じがします。

ニースから鉄道で半時間程でカンヌに着きます。コート・ダジュールを回って思ったのですが、鉄道よりバスの方が本数は多いし、なんたって安いです。10分でも1時間でも片道均一1.3ユーロです。鉄道は1.4~8ユーロ位でしょうか。ただし、空港行きのバスは例外です。スペインもそうですが、フランスも公共交通機関は安いです。 

 ただ、大きな街のほとんどの海岸がプライベートビーチになってるので、なんだか窮屈な感じがします。その点はムルシア・アリカンテはシーズンを除いてガラガラなので、のんびり過ごせますよ。


 ホテルのプライベートビーチにあるレストラン。題して「リゾットとビーチ」。ちょっと贅沢な昼食です。

 
 グラースにある香水工場

 今回の旅行の目玉の一つ、グラースです。カンヌからバスで半時間程度ですが、山の中腹にあり、雰囲気がガラッと変わります。

 
 工場内にある販売店。右にいるおじさんは大量に何種類も買って行ってました。

 残念ながら香水博物館は今年中は改装のため閉館してましたが、前から行きたかったグラースに行けて、満足です。

 次回は最終回モナコ、鷹の巣村です。


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