自転車おやじのカリフォルニアゴールデン日記

ゴールデンレトリバーのジュリーのblogから、ロードバイクのブログへと衣替え。トライアスロンとサーフィンについても少し。

このビブショーツは最高ですね

2018-08-13 21:33:01 | サイクリング
ツールドフランスも終わり、オンラインバイクショップもリアルバイクショップも、セールが始まっています。そんな中、高級バイクウエアのブランド、Raphaから、「セールやっているよ!」のメールが届いていました。こういうメールが来ると、ついついクリックしてしまうんですよね。


このRapha、とにかく値段が高い。ジャージだと大体$120以上、ビブショーツだと$200以上します。でも、私の知る限り、Raphaの製品を定価で買っている人なんて、ほとんど聞いたことがありません。みんな、セールになるのを待って買います。私ももちろん、その1人です。


今回買ったのは、このClassic Flyweight Bib Shortsです。





Raphaの製品は、返品が送料も含めて無料です。だからセールの製品が無くならないうちにSmallとMediumの両方をオーダーし、着てみて体によりフィットするものをキープし、もう1つを返品することにしました。


Smallはヒップ、ウエストのあたりはバッチリ。でも、私は背が高いので、肩ひもの部分がちょっときつい気がしました。Mediumはヒップ、ウエスト、太腿のあたりにちょっと余裕がありますが、肩はバッチリです。やっぱり快適さには代えられないので、Mediumをキープすることにしました。





今日、初めてこのビブを試しました。いやいや、このビブ、今まで着たビブの中で最高の着心地でした。とにかくFlyweightというだけあり、生地がものすごく薄く、ビブを身に着けている感じがあまりしないのです。でも、パッドの部分はしっかりしていて、サドルとの相性も最高です。ただ、唯一気になるのは、どのくらいもつかです。とにかく生地が薄いので、ダメになるのが早いのではないかという心配です。まあ、このあたりは保証がしっかりしているRaphaなので、何かあれば対処してくれるでしょう。


この週末は、バイクやお休みでした。何をしていたかと言うと、波乗り三昧です。南ウネリが入っており、しかも水温が尋常ではないほど暖かったのです。





カリフォルニアの海は、これまで暖かいといっても、22-23℃。でも、今年の水温は26℃くらいまで上昇しています。26℃と言ったら、ハワイの水温です。超寒がりの私でさえ、トランクスと上半身だけのウエットで十分でした。さすがに海に入っている人間も多く、競争が激しかったですが、これだけ水が暖かいと波待ちをしているだけでも気持ち良かったです。ちょっと、当分波乗りモードが続きそうです。


さて、うちの警戒心の強い、おてんば娘。たまには、こんな姿を見せてくれます。カメラを向けると、むくっと起き上がるのですが、この時だけは無防備でした。





たまにはスキを見せるHaru子でした。


では。





脚攣り対策は万全のはずだったのですが

2018-08-06 21:30:14 | サイクリング
今回のTour de Big Bearに備えて、脚攣り対策はこれ以上に出来ないと思うくらい徹底的にやりました。ほとんど役に立ちませんでしたが。


まずは、ライドの後の脚のメインテナンスです。ライドが終わった後は、必ずクワッド(太腿の表側の筋肉)、ハムストリングス(太腿の裏側の筋肉)、脹脛の筋肉をフォームローラーほぐします。フォームローラーの後は、時間をかけてストレッチ。私は以前、寝ている最中に急に脹脛や太腿の筋肉が攣ることがあったのですが、このフォームローラーとストレッチを始めてから、寝ている間に足が攣ることは完全になくなりました。


そして、レースの2日前から、この2つを一日一回飲む始めました。





2Run(攣らん)とMag Onのマグネシウムサプリメントです。レース当日の朝も、この2つはちゃんと飲みました。そして、レースが始まってから50マイル少し走った所で、2Runを再び口に放り込みます。


これらの対策の甲斐もなく、55マイル地点で脚が攣り始めます。これはいかんと思い、友人から聞いて買ったこの塩カプセルを1粒食べます。






即効性は全くありませんでした。でも、結果的にはこの塩タブレットのお陰で完走出来たのではないかと思います。この塩カプセルを飲んでから30分くらいして、少し脚が楽になったような気がしました。そして、手持ちの3カプセルをあっと言う間に平らげてしまいました。少なくとももう2つは持参するべきでしたね。SAGステーションで、「塩タブレットかカプセルない?」と聞いてみましたが、さすがに塩カプセルまではなかったですね。


今回は、出来る脚攣り対策は全てやったと思います。それでも、脚が攣ってしまうというのは、ただ単に私の脚が貧脚だということでしょう。まあ今後も、このどうしようもない貧脚と付き合って行くしかないですね。トホホ。


さて、うちのおてんば娘。コイツの脚は本当に筋肉が付いていて、走るのが速いこと、速いこと。ドッグランとかで、Haruが他の犬に走りで負けるのを見たことがありません。





まあ、羊やヤギを追いかけるお仕事犬だから当然ですよね。あーあ、私にもその強い脚をあったらなぁ。Haru、羨ましいぞ。少し私にも分けてくれ!


では。



Tour de Big Bear 苦しかった...

2018-08-05 12:57:34 | サイクリング
きのうは、今シーズンの目標としていたTour de Big Bear HCを走って来ました。いや~、苦しかったです。トータルの走行距離は125mile(201km)だったのですが、約55mile(88km)地点で脚が攣り始め、その後の70mileは完全に攣り続ける脚との戦いでした。


私が走った125mileのカテゴリーは、132人が出走し、96人が完走。私は62位でした。タイムは、途中2回立ち寄ったSAGステーション(飲み物、食べ物を補給するテント)での休憩時間(合計10分くらいでしょうか)を含めて8時間6分。目標は7時間前後だったので、1時間程オーバーでしたが、完走出来て本当に嬉しかったです。


完走直後の私。





この時は立っているのも苦しかったですね。身体は汗から出た塩で真っ白。白いジャージを着ていて良かったです。



このレースは出走が7時と早く、会場のBig Bear Mountainはうちから2時間以上かかるので、金曜日の夜からAirbnbで予約したロッジに泊まることにしました。


これが一緒に止まった面々。





私の息子ではないかと言われているDavid、元トライアスロンのワールドチャンピオンの彼女、そして毎週400-500マイル走っている強者です。前夜は、去年も出場した2人(ワールドチャンピオンと強者)からコースの概要を聞き、戦略を練りました。そんな戦略なんて、脚が攣り始めた後は何の役にも立ちませんでしたが。


時間通りにスタートラインにラインアップ。








私が出場したカテゴリーの出走者は132人でしたが、その後に107マイル、70マイル、50マイル等のカテゴリーの出場者が待っていたので、スタートライン付近はごった返していました。このイベントの総出場者数は2,400-2,500人くらいだったそうなので、かなり大きなサイクリングイベントでした。


話に聞いていたところでは、最初の登りが始まる20mile地点(約32km地点)まではオフィシャルカーが先導してくれて、20mph(32km/h)くらいのイージーペースで行く、ということでした。でも、今年は何故か最初からペースが上がり、いきなり25mph以上のペースで進みます。完全なレースペースです。このペースで行くと、125mileは持たないと思ったので、先頭グループから離れ10人くらいのグループで協力しながら進みます。


そして、最初の登りです。この登りはOnyx Summit Climbと呼ばれる長~い登りです。





ただし、勾配はそれほどキツくないので、快適なペースで淡々と登ります。





この登りの後は、超長~い下り。しかも、それほど急ではないので、ブレーキをかけずにガンガンスピードが出せます。この下りが今回のライドの中で一番気持ち良かったですね。この頃は、「Big Bearでのサイクリングって、何て気持ちがいいんだろう。来てよかった。」などと思っていました。その後にやって来る地獄など予想もせずに(少しは頭によぎりましたが)。


下りきったところでUターンし、下って来た道を戻ります。そして、下って来た道をそれ、脇道に入って、登りが始まります。この頃、脚に異変を感じ始めます。左のふくらはぎが硬くなり、攣りそうな気配です。まだ55mile地点。全行程の半分も来ていません。このままのペースで行くと、脚が完全に攣るのは間違いないです。





泣く泣くそれまで一緒に走って来たグループから離れ、一人旅が始まります。この登りの後は、少し下った後、再び10mileの長い登りが始まります。脚が攣り始めるとペダリングを緩め、ちょっと攣りが治まるとまた少し頑張って漕ぐ、というのを繰り返します。そうこうしているうちに、私の名前を呼ぶ女性の声が後ろから聞こえます。一緒にロッジに泊まっていた元ワールドチャンピオンです。彼女は去年、7時間ちょっとで完走していたので、出走前は彼女と一緒に走ろうと思っていました。でも、5分程彼女と一緒に走ると、脚が強烈に攣り始めます。


ここで、彼女と一緒に走ることも断念せざるを得ませんでした。この時点で、「あーぁ、今回もツールド沖縄の二の舞か」と思いました。でも、タイムはどうでもいいからとにかく完走したいという思いが強く、とにかく行けるところまで頑張ろうと心に決めます。そして、なんとか騙し騙し長い登りを終え、SAGステーションに立ち寄ります。すると、先を行っていたグループが休憩しているではありませんか。みんなそれぞれ、辛い思いをしていたようです。


そして、短い休憩の後、長い下りを下り始めます。みんな体勢を低くして、45mph(70km/h)くらいのスピードでガンガン下ります。私は、ずっと低い姿勢を続けるのが辛くなり、体勢を起こします。すると、あっと言う間にみんなに置いて行かれ、下りの1/3はもう1人のライダーと二人だけで走ることになってしまいました。やはり、身体が硬いと良くないですねぇ。


そして、ほぼ下り終わった時点で、一緒に泊まったDavidともう1人の仲間が、路肩で止まっていました。「何をしているんだろう」と思いつつ、通り過ぎましたが、やっぱり引き返すことにしました。そして、「どうしたんだ?」と聞いたら、2人とも「このままライドをフィニッシュ出来ないと思うから、ここで棄権する」と言います。「えっ、何で? 行けるとこまで行こうぜ」と言いましたが、Davidは「高い標高のせいで、息がまともに出来ない。次の登りを登り切れないと思う」と言います。そしてもう1人は、「もう脚が攣って、これ以上登ることは不可能だ」と言います。


私は、「ゆっくりいいから、行けるところまで行こうよ」と言いましたが、彼らはどうしても棄権すると言います。仕方ありません。彼らと別れ、次の登りに入ります。もう本当に、攣り続ける脚との戦いです。でもだんだん、脚の攣りと付き合う方法を学んでいきました。脚が攣っても回転数をなるべく高くして、あまり脚に力を込めないように漕いでいると脚が戻って来ます。


このようにして、比較的長い登りを2つこなして、最後のSAGステーションに立ち寄り、少し長めの休憩を取ります。バナナやスイカ、そしてPickle Iceというピクルスのジュースを凍らせたものを2つほど食べ、塩分を補給します。今回は、日本製の2run(攣らん)とSalt Capsleを3つポケットに用意していましたが、これも全部飲んでしまっていました。とにかく脚の攣り対策のためには、塩分補給が必須だったので、Pickle Iceで塩分を採ることにしました。


この休憩で少し、脚と体力が復活しました。残りは20mile。でも、ゴールまでには、1つの比較的長い登りと、最後の最後で18%の急坂が待っています。この後の比較的長い登りは、途中までは順調でした。後ろから来た3人組の後ろに着かせてもらい、彼らと一緒に登って行きます。でも、もう少しで登りも終わりという所で、完全に両足が攣ってしまいました。でも何とか、脚が攣った状態でゆっくりとペダルを廻します。「ああ、もうダメだ」と思った時に頂上が見えて来ます。そして、何とか頂上まで辿り着き、比較的長い下りに入ります。この時点で、「これで何とか完走出来るぞ」と確信しました。でも、実はこの後、最後の地獄が待ち構えていました。


この長い下り坂を下り終わった時点で残り5mile。そして、だんだんゴール地点に近づいて来ます。そして残り2mile。「あれ、もうゴールはすぐそこだぞ。きつい登りなんて無かったじゃないか」と思っていると、ゴール方向から離れるべく、右折のサインが出て来ます。そして待ち構えていたのが、噂の急坂。確かに勾配は15%以上です。もうまっすぐなんて、とても登れません。ジグザク走行(何故か英語ではPaper Boyと呼びます)で、ゆっくりと登ります。でも、交通を遮断しているわけではないので、たまに前後から車が来ます。車が来た時は、真っ直ぐ行くしかありません。辛かったですが、不思議と脚は攣りませんでした。ゴールが近いということで、精神的に楽だったからかも知れません。


そして、無事ゴール。途中棄権した2人が、「まさか完走するとは思ってなかったよ」と言います。私自身も70mileくらいの地点では完走出来るとは思っていませんでした。


ジャージは白の部分が多いので、あまり目立ちませんが黒い部分には汗から出た塩の筋が出来ています。





次回挑戦する際は、もっと沢山2runやSalt Capsleを持って行かないとダメですね。まあ、とにかく完走出来てよかった。本当に苦しかったけど、何とも言えない達成感があります。来年また挑戦するかどうか? それは今は考えたくありませんが、もう1回くらい頑張るかも知れませんね。


さて、いい子に(?)お留守番していたHaru子。私が帰って来た気配を感じると、もう吠えまくり。





最近トレーニングのおかげであまり吠えなくなっていたのに、昨日はちょっと違いました。でも、私の帰りを心待ちにしていたということにして、許してやることにしましょう。


では。




南カリフォルニアの日本人の星☆

2018-08-02 21:42:19 | サイクリング
きのうは、クラシックロックのコンサートに行って来ました。メインのバンドはForeignerWhitesnake。今から35~40年くらい前に全盛期だったバンドですね。





Foreignerは、私が高校生の頃、"Waiting For A Girl Like You"が大ヒットしていました。何だかんだ行って、一世を風靡したバンドだけあり、いい曲を一杯出していますね。





でも、オリジナルメンバーは今はリーダーのMick Jonesただ1人。彼も高齢のため(73歳)のため、途中からしか出て来ませんでした。でも、バンドとしては素晴しかったです。現在のボーカリスト(3代目)がエンターテイナーでコンサートを盛り上げていました。そして何と言っても歌が上手い。なかなかいいパフォーマンスでした。


Whitesnakeと言えば、元ディープパープルのDavid Coverdaleがボーカリストのバンドです。そのDavid Coverdaleも今や66歳。ちょっと声が出てない部分もありましたが、66歳としては素晴しいですね。私も彼くらいの歳になっても、あのくらいエネルギッシュでいたいものです。この曲はWhitesnakeの本来の道からちょっとはずれた曲ですが、やっぱり一番有名な曲ではないでしょうか。





実は、きのうの前座バンドが中々凄かったのです。Led Zeppelinのドラムスだった故John Bonhamの息子、Jason BonhamがやっているLed Zeppelinのトリビュートバンド(コピーバンド)です。そして、このバンドのギターを担当しているのがJimmy Sakurai氏。この人、正真正銘の日本人です。しかも、私の世代の。





ギターはもちろん、動きしぐさまで、ほぼ完璧に本家本元のJimmy Pageをコピーしていました。こんな風に活躍している日本人が近くにいるとは、何かすごく嬉しい気がしました。私にとっては、「南カリフォルニアの日本人の星☆」ですね。今後もガンガン頑張って欲しいものです。



さて、明後日はいよいよ、私にとって今シーズン最大のイベント、Tour de Big Bearです。明日出発なので、今日は準備をしました。ウエアは最近滅多に着ないですが、一応私が所属するチームのジャージです。





このウエアは、去年ツールド沖縄を走った時の、残念な思いが一杯詰まったウエアです。何とかあさっては、リベンジを果たしたいですね。


そして、当日のための補給食、ジェル、サプリメントです。日本から直輸入のものが多いです。





今回は、2 Run(攣らん)やMag On等の脚が攣るのを防ぐためのサプリメントが何とか効いて欲しいものです。


Haru、お前も頑張って応援してくれよ。





大それた目標は掲げずに、何とかそこそこのタイムで完走したいものです。さて、どうなりますか。


では。